私のトラウマと小説「正義のために……」の因果関係
私にはトラウマがある。誰にでも何かトラウマがあるだろう。
自分は教師、輪ゴム、馬面である。この三つに中学時代こっぴどこくやられた。おかげで精神病を患い、対人不信に陥り発狂しかけたこともある……いやしたんだっけ。たまにフラッシュバックするのだが、そのたび自分が不安だ。
実は紀伊幸太郎のキャラメイクはこの経験からのパラレルワールド的分岐でできている。
何とも情けないが幸太郎は「自分に反撃する勇気があったら」という発想からできている。悲しいかな、人のサガである。みんなもやるでしょう、RPGで自分の名前で世界救うの。まあ、苦手だから私はRPGはやらないけれども。
ただ、中学時代の地獄から見れば高校時代は天国だった。他の生徒が監獄という中、まだ地獄という無限の苦痛の空間にいるよりもましだという価値観はスターリンよりもヒトラーのほうがましと同じだろうが。おかげでほかの生徒よりも浮いてしまった。リア充からは程遠いがまだ最低限度の文化的生活は保障されていた。
人付き合いの苦手さをマシンガントークで封殺する。まあしょうがない。人と話したことがないのだから。
この中学の地獄体験は記憶のほとんどを失っている。邪気眼?厨二病?けっこうけっこう。実際邪気眼ネタはいろいろあって高校時代やったことがあったが、意外と受けた。ちょうど邪気眼アニメをやっている時期だったからか。まあ、信号を微塵も認識できず車にひかれかけたり、テストの点数の数え間違いでひと悶着あったりは覚えているものの、クラスメイトは名も顔もほとんど覚えていない。高校三年の帰り道に中学の同級生を自称する人物に会ったが、全く覚えていなかった。彼らは覚えていたのに。覚えていたのは恨んでいる人物と、初恋の相手のみ。
下らない内容。御目汚し失礼いたしました。




