↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

17/23

東京の様子を見に行きたい

ダンジョン地下20階までクリアしたところで、

ふと思った。


東京が核攻撃を受けたと聞いたのは、転生してからすぐ、あの謎の老紳士、案内人からだった。

東京の様子がどうなっているのか、気にはなっていたが、様子を見に行くための手段などあるはずも無く、今の今まで先延ばしにしていた。

そこで、いったん回復の泉で体力を回復し、あの老紳士を呼び出した。


案内人「ここに私を呼び出したのは、何用かな?」

ガーラント「実は俺は、こっちの世界とは違う世界から転生してきた、転生者なんです。

あっちの世界の、東京という所に行かせてもらえませんか?」

案内人「わかりました。すぐに手配しましょう。」

すぐに手配できるという。それにしても、

至れり尽くせりだな。

案内人「セーブポイントでのセーブを済ませてあるなら、セーブしたところから再スタートできます。」

案内人が呪文を唱えると、現実世界への入口だという、旅の扉が開いた。

この旅の扉は、この呪文を唱えると、いつでも開くことができるという。

ガーラント「いざ!東京へ!」

しかし、俺はともかく、このゲーム内世界で生まれた、リリー、アニー、ダイアナにとって、現実世界の東京へ行くのは初めてだ。

覚悟を決め、旅の扉へ飛び込んだ!




しばらくして、東京に到着。


しかしそこは、俺らの普通に知っている東京では無くなっていた。

やはり、核戦争によって破壊し尽くされていた。人間どころか、魔物の気配すら無い。


「ここ、東京だよな…。」


たどり着いたのは、破壊されて荒れ果てた東京だった。高層ビル群が瓦礫(がれき)と化し、魔物が人間を圧倒する世界。

そんな中で、特徴的なツインタワーを見つけた。東京都庁だ。どうやらこのあたりは、新宿副都心のビル群のようだ。

新宿副都心から、北に行くと、サンシャイン60のある池袋。何もさえぎるものが無くなったから、ここからでも見える。

南に行くと、原宿や、渋谷だ。

渋谷には、ハチ公像とか、渋谷ヒカリエなどがある。

インターネットで調べることはあったが、実際に行ってみたのが、まさか核戦争の大破壊後になるとはな…。


そうだ、『ダンジョン攻略で東京を復興させよう計画』というのはどうかと、思い付いた。

つまり、俺らがダンジョンの攻略を進めていくごとに、東京が復興していく、ということになる。

復興後の東京なんて、いったいどんな町になっていくのか、想像もつかないな。


その一方で、俺のかつて通っていた中学校と高校にも行ってみた。

こちらは、俺らがいじめを告発したせいで、廃校にまで追い込まれていた。

さらに、核攻撃で校舎も何も、跡形も無く消し飛んでいた。

こちらは復興させることも無いな。

全く別の施設として活用するか。


しかし、人間はもとより、魔物の気配すらしないとなると、何か別のものが出てきそうな気がする。

たとえば、アレとか…。

この被害状況を、直接この目で見てみて、

あらためて核攻撃の恐ろしさを思い知る。


どこかの国の、馬鹿な指導者たちがしでかした武力行使がきっかけで、ついには核戦争という名のバケモノに姿を変えた。

どこかの国の、バカヤローが思い描いた、世界の破滅の妄想。それが、現実のものになった。

誰彼構わず、誹謗中傷を繰り返していた

ネット民たちも、核攻撃で皆殺し。

相手の意向などお構いなしに、しつこく取材を行っていたマスゴミ連中も、核攻撃で全員死亡。


もう、人間は生き残っていないのか…。


と思っていたら、暴走バイクに乗った連中が現れた!

爆音を鳴らしながら、我が物顔で走り回る暴走バイクの連中。

しかし、次の瞬間、


ババババババ!


機関銃を撃つような音がした。暴走バイクの連中は、撃たれてそのままバイクから転落、即死した。

次に現れたのは、マッドサイエンティストが、

魔物を討伐するために製造したという戦闘用AI

ロボット。

もはや、誰と誰が、何のために殺し合っているのかもわからないような、カオスの状況になっていた。


そこで、空間のひずみが生じる。俺たちはそのまま、空間のひずみに飲み込まれる。


キュイーン!


次に気がついた時には、そこは最初に訪れたギルドの建物内だった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。