ダンジョン内の町
ダンジョン内に、町があるとは…。
リリー「ええっ!?どうしてこんなダンジョンの中に、町があるのよ。」
アニー「こんなダンジョンの中に、町があるなんて、ここはまさに、暗闇のダンジョンの中のオアシスだわ。」
ダイアナ「ここの町の人たちって、魔物より強いの?」
この町は、俺よりも前に転生してきた人が築いた町らしい。
宿屋、教会、酒場、武器防具屋、道具屋、それから、なぜかカレーの店もある。
「カレーの店?」
『カレーハウス スパイシーエンジェル ダンジョン内支店』
と、書いてあった。
というわけで、さっそくカレーを食べに行こう、という話になった。
手仕込とんかつカレーというのを頼んだ。
まさか、こんなダンジョン内で、地上で食べているのと同じ、手仕込とんかつカレーが食べられるなんて、全く思わなかった。
ここで、不思議に思ったことがある。
崩壊世界なのに、食料とかはけっこう確保できているわけだが、いったいどこからどうやって確保しているのだろう?
手仕込とんかつカレーを食べ終えて、店の外に出ると、街頭スクリーンに映像が映し出された。
今、注目のパーティーについて、伝えられていた。
「さあさあ、今注目のパーティーは、このところ順位を伸ばしている、ガーラント、リリー、アニー、ダイアナの4人のパーティーです!
今、史上最速ペースで、メインダンジョン地下100階の、地下10階に到達したとのことです。
この調子なら、地下20階までも、史上最速で到達するかもしれません。」
俺たちのパーティーについて、伝えられていた。
町で情報を聞くと、ミスリルの装備が武器防具屋で売っているという。
ミスリルアーマー
ミスリルシールド
ミスリルヘルム
ミスリルのこて
ミスリルの具足
さらには、
ミスリルソード
ミスリルアックス
ミスリルハンマー
ミスリルナイフ
ミスリルの弓
ミスリルの杖
ここで、ミスリルの装備を揃えられれば、その後のダンジョン探索も、ずいぶんと楽になるものだが、いくぶん金がかかるな。
ひとまず、以前のところで、軍資金を稼ぐ。ちなみに、以前に行った階にも、一度行った階なら、何度でも行くことができ、軍資金やアイテムも、何度でも手に入る。
というのも、このダンジョン内の町では、マッカという、魔物の世界で流通している金貨を使うことができるからだ。
武器はあるが、防具を揃えるには、今の所持金では足りないからだ。
ようやく、所持金が溜まり、防具の方も
ひととおり揃えたところで、地下11階以降に行くことにした。もちろん、セーブポイントでセーブをして、万全の体勢を整えてから。
「気をつけてください。地下11階以降には、グールというアンデッドモンスターが出てきますよ。」
俺たちは、覚悟を決めて、地下11階へと向かった。
案の定、グールがわんさか出てきた。
「くらえっ!」
剣を振り下ろした。グールの体は真っ二つ!
アニーが、破魔呪文を唱える。するとたちまち、グールたちは光の中へ消え去った。
その後も俺たちのパーティーの快進撃は止まらず、早いもので、地下20階もクリアした。




