表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
40/48

レポート40:火竜、襲来。

「ドラゴンの目撃情報です!」

大使館、応接間。もはやたまり場と化した、そこに火都衣斐氏が飛び込んできた。

「…場所は。」

「サラマンディアから数km離れた荒野です!」

「確か…肉災の侵食が進行していた地域だったか。」

地図を確認するが、特段なにかあるような様子はない。

狙いは何なのか。態々、国から遠い土地を選ぶのはせめてもの有情か。今となってはそんなこと分からない。

「覚悟は?」

「いつでもできている!」

だがやはり、気がかりだ。

「なんで直接火都を襲撃せず、近隣の荒野に...」

「挑発。あるいは誘導と考えるべきでしょう。」

「…そんな事があるか?確かに戦闘の幅は広いが…そんな理性的なタイプではなかったろ。どちらかといえば単純思考の本能タイプだ。」

「そんなことは一旦捨ておけ!相手から折角仕掛けているのだ。乗らぬどうりもあるまい!」

「それ罠に引っかかるやつの思考…まあ実際、この機会逃したら次はいつになるやらって話だしな。

…準備は、できてるか?」

「問題ありません。」

「準備は何時でもできているよ?」

「行くぞ!!早く!」

「…なら俺が音頭取るのもなんかどうかと思うが……行くぞ!」

かくして火竜攻略戦が幕を開けた。

平野に現れた火竜は大地に降り立ち、地面をその火力で焼き尽くす。それは単に決戦の場づくりか。

「…チャージ完了。」

「俺様も行けるぞ。どっちから行く?」

「…最初は譲ってやるよ。」

「そうか。」

拳を握りしめたフレードが空高く飛び上がり、隕石のように一筋の光を空に描いてドラゴンに拳を叩きつける。気がついて、回避するまでの動作。推定、最速でも0.3秒。それだけあれば、直撃は容易い。

回避行動をしようと少し右下を向いたその左頬…でいいのか。まあ、そこにブレードの拳が直撃。

「マスター。鱗にヒビを確認。」

「…概ね予想通りか。」

立てた左膝に左腕を曲げて置く。その上に銃身を置く。右足は地面に完全につける。

放たれたエネルギーの奔流はドラゴンの頬のヒビに寸分違わず直撃。その鱗を破壊し、肉部を露出させるに至った。

「...フレードのチャージはほぼ同威力。二発で鱗破壊か。」

「10分に一回弱点部位が増えると考えれば...いいのでしょうか。」

「分からん。あいつに有効打を与えたのは今回が初めてだからな。もしかしたら再生能力があるかもしれない。」

対竜砲を担いで鱗の盾を出し、防御陣形を取ったころにフレードが戻ってくる。

「ドラゴンの注意がこっちを向いていいる。」

「ようやく脅威認定してくれたみたいで何よりだな。」

「ここからは、もう一度チャージが終わるまで耐久かい?」

「ああ。運がいいことに頬の鱗がはがれた。再度、僕が対竜砲をチャージ。

フレードが拳の威力をためて同じところにもう一度叩き込む。」

ドラゴンが遠方から放った火炎弾を盾を大きくスイングして弾き飛ばす。

次いでの火炎放射。地面に盾を突き刺すとウィーネとモノリスの連携により水の膜が盾に張られ、その進路がそれる。

「俺さまと違ってチャージ中もある程度行動できるのは便利なものだな!」

「魔力座れる虚脱感はすごいがな。」

遠距離は通用しないと悟ったか。ドラゴンがその翼を広げ、急速に飛来する。

「チャージは。」

「半分。ここっからは近接になる。援護は任せた。」

「お任せください。」

革ひもを右の拳に巻くフレードの隣に立ち、虎の子改造義手のモードをオンに。変形を得て、手から杭のような形に変形する。

「やれるか?」

「拳をふるえばリセットされるから逃げ回るだけなのだがな!」

「その間のヘイト管理は任せろ。お前はチャージ出来たらあのむかつく横っ面ぶん殴ってやれ。」

「言われずとも。」

周囲が暗くなったかと思えば、立ちふさがるかのようにして目の前にドラゴンが降り立ち咆哮を上げる。

「父上。覚悟!!」

「そのコア...もらい受ける!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ