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08 VR格闘ゲーム

※ネタ回なので陰謀論のネタはありません。


 グラフェンマンこと緑川龍鳳にメールが

届いた。


***果たし状***


龍鳳へ


VRで格闘ゲームを作ったので勝負しましょう。

私の部屋の窓を開けておくわ。


         ブレンダより。


**********


 ブレンダからだった。


 特にやる事も思いつかないし、

情報も欲しいし、行くことにする。


 ブレンダの部屋に窓から入ると、

ブレンダが待っていた。


「さっそく始めるわよ!」


 ブレンダはそう言って先にVR用のベッドに

寝てしまう。


 何かの罠かとも思ったが、その時はその時で

何とかなるだろう。


 自分も隣に用意されたVRベッドに寝て

ゴーグルを被る。


 目をつむるをすぐにVR世界へ行くかの

判断を脳に直接、映像と音声として送られてきた。

脳波で受け答えできるらしい。


 VR世界へ行く選択をするとすぐに、ワイヤフレーム状のような

四角のタイルパターンの部屋の中にいた。


「まだ、開発段階だから背景は気にしないで!」


「ああ、それにしても手抜きだな」


「なによ、どこぞの3D格闘ゲームみたいに海沿いの

リゾート地で美女がわんさか観客にいた方が良かった?」


「それで頼む」


「私に勝ったら考えてあげる。身体の頑丈さは通常の20倍に

設定したからそんなに痛くないわよ。最近みたユーツベの動画で

覚えたワンインチパンチをおみまいしてあげるわ」


 ブレンダは、黄色い全身スーツで体を上下にゆすって鼻を触るしぐさをしている。


 ブレンダは小声でつぶやく。


「筋力は私だけ10倍にしてあるけどね」


 大方、ブレンダだけ筋力を上げているのだろうと思ったが、

案の定、小声で小さく白状してるし、聞こえるっての。


「そのくらいはハンデにしといてやるよ」


「いったわね! それじゃ開始よ!」


 ブレンダは、踏み込みワンインチパンチを当てようとするが、

そんなテレフォンパンチにはひっかからない。


 タックルから後ろをとってブレンダの腕の左手を

ブレンダの右の肘に挟みつつ、カニばさみで腰をはさみ、

ブレンダの首に自分の腕を回しチョークスリーパーができる状態

になった。


 念のため安全のために相手の動きを封じつつ、首を絞められる

体制まで取ってみたものの、

「これは俺の勝ちでいいのか?」


 聞いてみる。

 

「負けたわ。 次よ! 次は負けないから!」


 ブレンダを放して、次の戦い?を始める。


 今度は細かく膝を狙った足蹴りをしてくるが、

タックルをする相手にはあまり意味がない。


 腕を片方取って腕ひしぎをする。


「ギ、ギブ、ギブアップ! 次!」


 ブレンダを放して次の戦い。


 キャメルクラッチ、コブラツイスト、パロスペシャル。

次々に技をきめて勝つ。


 四の字固めをするとブレンダがひっくり返って

自分も痛くなったため引き分けという事で終わりにした。


「なかなかやるわね! お仕置きしてやろうと思っていたのに!」


「立ち技で頑丈さ20倍は不利だと思うぞ。もうちょっと格闘を

勉強してから始めた方がいい」


「えー!? そうなの、早く言ってよ!」


「理不尽なハンデだと、エロい事してやろうと思ってたのに、

奥の手出されずにすんで良かったと思え!」


「なにー? エロい事したかったの?」


 ブレンダが身体をくねらせ乳をもみ上げて見せる。


 あっ、やべっ余計な事言った。

 

 逃げよう。


「変身!」


 緑川龍鳳は、グラフェンマンに変身して逃げ出した。


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