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06 新・不幸ジョーク。メタバース版

 グラフェンマンは、最新のメタバースで

遊んでいた。


 昔の不幸のジョークで

こんなのがあった。


 地獄(不幸)は、

中国の給料を貰い、

食事はイギリス料理、

日本の家に住み、

アメリカ人の妻を持つこと。


 こんな不幸のジョークでも

嫁も家もあって衣食住に

困らないなら幸せなのではないかと

思っていた。


 しかし、今、メタバースで

人生の大半を暮らす生活になって、


 地獄(不幸)は、

仕事はなく、ベーシックインカムだけの生活費、

食べるものはなく、錠剤と月に一回の注射、

日本には住んでいるが、与えられたのはVR用のベッド、

嫁はどこかのおっさんが作ったVR用のポリゴン人形。


 予想していた不幸よりさらに斜め下の

不幸が待っていたが、住めば都で案外悪くないかもしれない。

SDGSでグレートリセットして

世界中のどこでも観光旅行ができて

しかも炭素排出はほとんど無しだ!

おまけに嫁は現実ではありえない目がぱっちりとした

アニメキャラで2次元オタクにとっては理想の嫁だ!

ブレンダと比べても、エロい事しまくれるこっちが

断然いいかもしれない!


 突然、天空から強力な電磁波が照射され、グラフェンマンに

直撃した!


「ぐはっ!」


 グラフェンマンは、辺りを見回して

自宅で寝ていた事を思い出した。


「なんだ、夢だったか……、

妙にリアルな夢だった」




 ブレンダがマイクロソニンの研究所から

グラフェンマンの夢を操作して、夢を覗き見していた。


 ブレンダが思わず愚痴をこぼす。


「ブレンダよりアニメキャラの方が良いですってっ?!

許せない、今度あったら御仕置きしてあげるっ!」


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