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CELL 悪逆ノ善  作者: 根倉マクロ
序章
2/8

Chapter.1「悪夢の始動」

紙袋の男って書くのが面倒くs…ゲフンゲフン。

兎に角、これから紙袋(おとこ)って書くことにしました。

そして、なんと…まだ戦闘は始まりません!もう少しだけ待って下さい。

紙袋(おとこ)は目を見張った。確かに『現代の斬裂魔ジャック・ザ・リッパー』は女だと言う話は男の上司から聞いていた。聞いていたが、男は『現代の斬裂魔ジャック・ザ・リッパー』なんてどうせ、サイコ系のガリガリ女だとばかり思っていた。だが、男の前には女神がいた。いや、彼女を女神にしか見えなかった。

「おい、何で私を呼んだんだ?答えろ。」

女神(フランツィア)が話しかけてきたので、紙袋(おとこ)の頭の中は歓喜でExplosion(ばくはつ)している。彼女の声が耳から剥がれなかった。

彼女に好印象を持って欲しいので、紙袋(おとこ)はクールに行くことにした。

「ハハ、済まないね。君の事は調べさせてもらったよ。フランツィア・エルヴァンハイム。通称『現代の斬裂魔ジャック・ザ・リッパー』。公式では被害者は100人だと言われているが、非公式の被害者を含めると138人なんだね?」

「ああ、そうだ。それを聞くためだけに来たのか?なら私はそろそろ戻りたいんだが。」

フランツィアは立ち上がり自分から独房に戻ろうとした。紙袋(おとこ)はまだ本題に入っていないので焦りながら引き留める。

「ああ!待って!待ってくれ!本題に入るから!」

「さっさとしろ。それで、何の話だ?」

「そうだね、君のスリーサ…

「ふ、ふ…ふふふざけてる場合じゃ無いですよ!主任!」

フランツィアが、戻る、と言いかけたとき第三者が話に入って来た。

その瞬間、フランツィアは警戒した。何故なら、その人物は紙袋(おとこ)のすぐ側に違和感無く立っていたからだ。

第三者は女だった。キャリアウーマンの様なスーツ姿だが、顔を真っ赤にして怒っているため 、今一決まらない。更に、童顔がそれを加速させている。

「…その女、いつ入って来た?」

フランツィアは紙袋(おとこ)に問いかける。だが、答えたのは女の方だった。

「うう、酷いです…。私、ずっと主任の側に居ましたよぉ~。やっぱり私影薄いんだ…。」

どうやら、彼女に大ダメージを与えたらしい。彼女は壁に頭を擦り付け、沈んでいた。

「彼女かい?彼女は篠原 静(しのはら しずか)。私の補佐で、影が薄い事に関して右に出る者は居ない女性さ。」

紙袋(おとこ)の一言で更に静が沈んでいく。

「主任…私の事は良いから本題に早く入ってください…。」

静はまるでK.O.寸前のボクサーだった。

「おお、そうだった。それでは、本題に入ろう。」

紙袋(おとこ)は真剣な顔になり――といっても、紙袋を被っているため顔が見えないが――その言葉を放った。



「単刀直入に言う。我々の実験に参加したまえ。拒否権は無い。」



「そうか。で、どんな実験なんだ?」

フランツィアの一言に紙袋(おとこ)は驚いた。

「驚いたよ。拒否しないのかい?」

「どうせ、退屈なんだ。だったら、お前達の口車に乗った方が面白いと思っただけさ。」

フランツィアは愉しそうに笑った。その笑みに、静は「…ひぃ」と悲鳴をあげた。フランツィアの顔は狂気に染まり切っていた。

その笑みに微笑み返し―――といっても、顔は隠れているが―――紙袋(おとこ)は言った。

「それは良かった。では早速準備をしよう。君も準備を、いや必要ないか。実験については、向こうに着いてから話そう。では、お休み。」

紙袋(おとこ)がそう言った瞬間。守に押さえつけられ、首筋に注射を打たれる。

そして、フランツィアは意識を失った――――。

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