Chapter.1「悪夢の始動」
紙袋の男って書くのが面倒くs…ゲフンゲフン。
兎に角、これから紙袋って書くことにしました。
そして、なんと…まだ戦闘は始まりません!もう少しだけ待って下さい。
紙袋は目を見張った。確かに『現代の斬裂魔』は女だと言う話は男の上司から聞いていた。聞いていたが、男は『現代の斬裂魔』なんてどうせ、サイコ系のガリガリ女だとばかり思っていた。だが、男の前には女神がいた。いや、彼女を女神にしか見えなかった。
「おい、何で私を呼んだんだ?答えろ。」
女神が話しかけてきたので、紙袋の頭の中は歓喜でExplosionしている。彼女の声が耳から剥がれなかった。
彼女に好印象を持って欲しいので、紙袋はクールに行くことにした。
「ハハ、済まないね。君の事は調べさせてもらったよ。フランツィア・エルヴァンハイム。通称『現代の斬裂魔』。公式では被害者は100人だと言われているが、非公式の被害者を含めると138人なんだね?」
「ああ、そうだ。それを聞くためだけに来たのか?なら私はそろそろ戻りたいんだが。」
フランツィアは立ち上がり自分から独房に戻ろうとした。紙袋はまだ本題に入っていないので焦りながら引き留める。
「ああ!待って!待ってくれ!本題に入るから!」
「さっさとしろ。それで、何の話だ?」
「そうだね、君のスリーサ…
「ふ、ふ…ふふふざけてる場合じゃ無いですよ!主任!」
フランツィアが、戻る、と言いかけたとき第三者が話に入って来た。
その瞬間、フランツィアは警戒した。何故なら、その人物は紙袋のすぐ側に違和感無く立っていたからだ。
第三者は女だった。キャリアウーマンの様なスーツ姿だが、顔を真っ赤にして怒っているため 、今一決まらない。更に、童顔がそれを加速させている。
「…その女、いつ入って来た?」
フランツィアは紙袋に問いかける。だが、答えたのは女の方だった。
「うう、酷いです…。私、ずっと主任の側に居ましたよぉ~。やっぱり私影薄いんだ…。」
どうやら、彼女に大ダメージを与えたらしい。彼女は壁に頭を擦り付け、沈んでいた。
「彼女かい?彼女は篠原 静。私の補佐で、影が薄い事に関して右に出る者は居ない女性さ。」
紙袋の一言で更に静が沈んでいく。
「主任…私の事は良いから本題に早く入ってください…。」
静はまるでK.O.寸前のボクサーだった。
「おお、そうだった。それでは、本題に入ろう。」
紙袋は真剣な顔になり――といっても、紙袋を被っているため顔が見えないが――その言葉を放った。
「単刀直入に言う。我々の実験に参加したまえ。拒否権は無い。」
「そうか。で、どんな実験なんだ?」
フランツィアの一言に紙袋は驚いた。
「驚いたよ。拒否しないのかい?」
「どうせ、退屈なんだ。だったら、お前達の口車に乗った方が面白いと思っただけさ。」
フランツィアは愉しそうに笑った。その笑みに、静は「…ひぃ」と悲鳴をあげた。フランツィアの顔は狂気に染まり切っていた。
その笑みに微笑み返し―――といっても、顔は隠れているが―――紙袋は言った。
「それは良かった。では早速準備をしよう。君も準備を、いや必要ないか。実験については、向こうに着いてから話そう。では、お休み。」
紙袋がそう言った瞬間。守に押さえつけられ、首筋に注射を打たれる。
そして、フランツィアは意識を失った――――。




