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ミッドナイト・アゲート──五歩で寄り添う商店街交渉術  作者: 輝


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18/40

第18話 交渉スキル×防衛作戦、始動。

 夜の紫瑠璃通りは、提灯の橙が低く、〈ミッドナイトアゲート〉の上に薄い層をつくっていた。相談所二階には、角を丸く切ったカード束と折りたたみ机。窓際にはるりが丸くなり、尻尾で床をとん、と鳴らす。

 歩は黒板の上段に大きく書いた。

 目的(O):「通りの呼吸」を残したまま、再開発を「合意で」変える。

 結月が頷く。「呼吸=静かな帯・写真スポット・夜の拠点」

 役割表は壁へ。〈歩=全体交渉/有里杏=法務・期日/亜柊=窓口・安全/幸博=広報/宜幸=資金・場作り/結月=甘い士気/るり=耳〉。

 「長期戦は、喧嘩が資源を食う。――甘さで止める」

 結月が塩キャラメルを配り、開始の合図に十呼吸。苦味が輪郭を引き、塩が「ここで止まる」を示し、甘さが「一緒に行く」を繋いだ。

 最後に亜柊が三つの矢印を描く。

 事実→見える化(地図・数字)〉〈気持ち→言い換え(短い一語)〉〈提案→選べる(三択)。

 マスターが上がってきてレモン水を置く。「「寝る」も、作戦のうちだ」

 笑いがこぼれ、夜の層が一枚、静かに重なった。


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