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2024のお部屋

47,XXY

47,XXYと書いてみると数学のような感じがするが、生物の話である。


「Xが1つ多いね。クラインフェルター症候群だね。」

泌尿器科の先生が言っていた。


うちの旦那はX染色体が1つ多い。


クラインフェルター症候群は、男児が(1つではなく)2つ以上のX染色体と1つのY染色体をもった状態(XXY)で生まれる性染色体異常。

500人に1人…

不妊の原因…


調べるといろいろでてきた。

図書館や本屋さんに男性不妊の本を探すもなかなか見つからない。

私のいるこの小さな世界は、まだ不妊=女性なのかもしれない。


クラインフェルター症候群…うちの旦那は男性ホルモンが人より低い。

筋肉があまりない。

ヒゲ・体毛があまりない。

思い当たることは沢山あった。


もし精子を回収する手術をした場合、さらに男性ホルモンが低くなるという。

(回収率は50%と先生が言っていた。)


手術後は鬱みたいになったり、疲れやすくなったり、男性更年期障害が現れやすくなるとネットには書かれていた。

心も体も疲れてしまう状態に私は恐怖しかない。


体力が低い旦那に手術を勧めるのは、私にはできない。

この先が心配すぎる。

私は旦那の体が1番大事なのだ。


だけど、旦那の望みは違う。

さらに先の未来を大事にしている。


「そういえば、精子凍結は6月から安くなるよ。もし手術するならオススメは6月以降だよ。」

泌尿器科の先生は淡々としている。


その淡々さになぜかすごく救われる。


気持ちがいろいろあると今は疲れてしまうから。

淡々さに救われる。

カウンセリングまであと少し。

不安に思うこと、手術のこと、いろいろ聞いてこようと思います。

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― 新着の感想 ―
[一言] なんにでもリスクは付きまとうんですね…。 旦那様の心身の安全が心配ですよね。 カウンセリングで、不安を言えたら、少し気持ちも楽になるかもしれませんね…(*´▽`*)
[一言] 不安になってネットを検索すると、同じような情報の語尾だけ変えたようなものが大量に出てきます。コピペの山で遭難するだけなので、専門家(専門医)に相談するのが一番だと思います。 6月というのは…
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