神は追放された
どうも、こんにちは。ただいま僕は身に覚えのない罰をやったと言われている真っ最中です。本当に意味わからないんだけどね。
「お前は、今日神界の大切な記念品を壊した刑で追放されることになった荷物をまとめて人間界に行け」
なぜかこんなこと言われて追放されそうになってるの。誰か助けてくれないかな。
「待ってください、僕は、やってません」
「嘘つけお前がやったんだ」
「まずは調べてからじゃないんですか?」
「いや、目撃情報が多いんだ。つまりお前が犯人だ」
うん、絶対追放されるね。誰だよ僕を追放しようとした人。ほんとうに悲しいんだけど。もう諦めるか。
「罪は認めませんがどうあがいてもどうせ追放されるので出ていきますよ。ちなみにもし僕は、もどってきてといわれてももどってきませんからね」
「そんなことは言わないと思うがな。じゃあな、お前は優しい奴だと思ってたんだかな」
自分の自己紹介し忘れてたね。僕は、クリステムの動物の神クリス=テナール、15歳。濡れ衣を着せられて追放されてしまった。さっきから白い柱をみながら理由を考えても思いつかない。神の中だと一番若いけどあんまり関係なさそうだしなー。しょうがない、さっさと人間界に行こう。こんなにキツく行ったのは久しぶりだなー。ほんとに戻らないけどね。えーとよさそうなところはー、ここだ!キードサムサのファシスに行こう。ここなら大体安全だし。えーと、この服だと怪しまれるから人間界の服を着てー、見た目は誰も知らないからこれで良くてー。よし、これでオッケー。他のものは、いつでも魔法で出せるしね。よーし出発だ!
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ここが人間界かー。いいね。全然神界よりマシだね。だっていつも、周りの雰囲気がどんよりしてるからね。よし、さっそくファシスにいって寝泊まりするところを確保するよ!おー、ちょっと歩いたけど良さそうな町だファシスは。よし、レンガで作ってある門があるからここをとおろう。
「そこのお兄ちゃん何歳だい?」
「15歳ですけど?」
「お兄ちゃん早く帰ったほうがいいぜ?」
なんでこんなこと言われるんだっけ?ああ、そうだ人間界って18歳以上からほぼ全員が魔物を倒せると言われてるけど15歳はあまり倒せないって言われてるんだった。じゃあこう言おう
「ひどいですね僕だって戦えるんですよ?旅人ですよ?」
「そうかそうかそれはすまんな。だがお前は、ギルドカードを持っているか?」
「待ってますよ」
「そうかじゃあ見せてくれ」
「はい、これです」
「ほうほうcランクのやつか、これはしっけいちゃんと戦えるんだな」
「そうですよ、ひどいです」
よかったー伝わったー。ちなみにギルドカードを持ってるのは数週間前ぐらいに人間界に調査しに行った人がくれたギルドカードだ。僕の名前でやってくれたから普通に役に立つしうれしいんだよね。
「通っていいぞ」
「はい!」
よし通れたし宿を取るか。うーんどこにしようかなー。ここ看板がボロかったするけどよさそう!よしここにしよう。
「すいませーん宿を取りたいんですけどいいですか?」
「おっ客かな?って貴方何歳なの?」
また聞かれたーぼうけんしゃっていうことを強調しよう。
「15歳のCランク冒険者です」
「そうかなら大丈夫か。何日泊まるつもりなんだい?」
「とりあえず2日で」
「分かった銅貨15だよ」
「はい、これ」
「毎度。朝昼晩全部ご飯あるからその時には戻ってきてね」
「はい!」
外はボロいけど内装はいいね。とりあえず今日の夜ご飯は、遅くてないだろうし僕のいちばんのお気に入りビエークネコのメリールに取りに行ってもらおう。
「おーいメリール出ておいでー」
「はい、主。なんのご用件でしょう?」
「食料を取りに行って欲しいんだけどいい?」
「いいですよ、主」
「うん、ありがとう。そうだ行く前にちょっとはなそー」
「いいですよ主」
「うん、いつもありがとう。あとタメ口でいいよ。神じゃなくなったし」
まあ、追放されてるけど神の能力自体はなぜかあるけどね。
「いいのですか?わかった!これからタメ口でよろしくね、主!」
「うん、あのさ濡れ衣着せられてさ神界から人間界に送られちゃったんだよ。だから人間界に来たんだけどさ生活が違うからさ、人間界のルールとか神界と全然違うから疲れたんだよねー。でも神界より自然があっていいんだけどね。」
「それは大変だね。でも濡れ衣の犯人クソやなやつだな」
「まあまあ」
「主、そろそろ行ってくるね」
「わかった。行ってらっしゃい」
今日はなにとってきてくれるかなー。いつも食料とかお願いしてるしね。そうだ!お金稼がないといけないからギルドでなんか依頼うけないと。そういえば神の能力のテイマーの能力は、あったけど他の能力は使える気がしてはいるけど本当に使えるかな?(テイマーは、人間にも使えますがクリスは、動物の神なのでテイムできる制限などがないです)まずはそらから下を見る「スカイルック」おーつかえる。つぎは、「ワープ」これも使える。最後に「フライ」これ使えるかわからなかったけどよかった。これ楽ちんでいいんだよね。あ、でも人間って使えないんだっけ。じゃあよっぽどなことがないと無理だ。うーんしばらく封印だな。でもとりあえず全部使えてよかったー。
「主ー帰ってきましたよー。今日は、ゴーストレニアーが落としたゼリーだよ!夜遅いからゼリーにしてみたよ」
「うん、ありがとう」
「食べよー」
うまい!やっぱりメリールのとってくるのは、おいしいな!しかも気遣ってゼリーにしてくれたし。やっぱりメリールやさしい。
「主どう?」
「うん、美味しいよ!」
「そういえば主、こんな呑気なことをしてる場合なの?」
「まあ確かにこんなにゆっくりしてる場合じゃないよね」
そうだったそうだった
「そうでしょ。人間界には魔王もいるし生活は違うし色々問題はあるけどこの世界には勇者がいて私たちが魔王倒してもダメだからね。でも今1番の問題はここの住民に怪しまれることかな?」
「確かに街の人もジロジロみてきたしね」
「よし!明日は、冒険者ギルドでCランクで一番むずいやつでやろう」
「なんで?」
「そりゃさ、一番むずいやつやったらこいつは強いって思われるじゃんそうしたらなんも言われなくなるはずだから。もしかしたら冒険者内だけかも知んないけどね」
「たしかに、それはいいかもね。でも戦い系かーうちの子を育成させるために戦わせようかなー。」
「それは、いいかもしれないよ。Cランクの魔物を倒せない奴は配下にいないしね」
「そうなのかー。ならそうしよう」
「主、もう10時ですよ」
「あれ?もうこんな時間?僕がいつも寝ている時間すぎてるよー」
「まあとにかくおやすみ、主」
「そうだねメリール」
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宿の人は、今日泊まりに来たやつのことを考えていた。そしてその人はあの子の魔力などをはかってみたけどはかれなかったぞ。あの子は常人じゃない。勇者に似た何かだ。これは報告するべきか?いや、報告して殺されるのは嫌だ。よし、黙っとこう。などと思っていた。
私のネーミングセンスがやばい。もし変えた方がいい名前があったら教えてください。ちなみに技名だけです。他もやばいですけどね