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始まり

二十代のOL、姫宮 詩織は【女神召喚】により異世界人の少女に転生。

女神ともてはやされるも不安で眠れず、白の庭で美しい桃色のバラをみつける。

桃色のバラ惹かれてバラに触れると

その蕾が華開き中から美しい精霊が

生まれて、精霊はリーヤと名乗り

詩織はこの世界を魔王から

救う女神なのだと言うが。

魔王なんて怖いけど王子様に手の平で

転がされて魔王倒しちゃいます…


ある日突然目の前が真っ白になって、異世界に転生した。





 それは深夜遅く、ゲームをしながら、

うたた寝していた時に起こった。


 突然身体がまばゆい白い光に包まれ、あまりの眩しさに目を閉じた。


 次に目を開けたところ、目の前に見えたのは見慣れた畳みの部屋ではなく、石造りの壁に囲まれた間が間が敷い20畳部屋だった。





「成功したぞ!」


「「「神よおぉぉぉぉ!!!」」」


 何やら騒がしいが、それを無視して周りを見渡す。


 正面には白と金刺繍の装束に見を包んだ神官の様な人や足首まであるローブを着込んだ人が思い思いに喜び合っていた。


 神官達はそれぞれ互いを胴上げしたりしながら笑いあい、ローブの人間達は床にへたり込んでいるものの一仕事やり遂げたと言うような体で顔に仄かな笑みを浮かべている。




 床を見ると何やら線が引いてある。


 線は白色で、光り輝いている、よく目を凝らさないと見えなかったが、線で引かれた物は魔法陣の様であった。


 魔方陣本物を見るのは、初めてだわなんて

まぬけな事を思いながらその線を撫でて

 いると周りからの視線が痛い。


 珍しいのだろう派手な赤毛に茶色の瞳に、

ピンクのモコモコのパーカーにVネックワンピースのだらしない部屋着姿の女なんて他にいないだろうし。

 


 私の隣に立ちパーカーのジッパーを閉めてうろたえている女性はで、現代の服とは程遠いレトロな紺色ロングスカートのメイド服を着ていた。


 そう、周りの人間は、白と金刺繍装束だったりローブだったり、ここはアニメの中か?と突っ込みたくなるような服を着ている。


 見慣れた格好をしているのは私だけだった。




 コスプレ見たいで可愛いなどど見とれていながらもここは、どこだろうと考えていた。


 周りをきょろきょろ見渡す私のパーカーの裾をメイドさんが、忙しいそうに大きな布で隠してくるを無視しながら私は周りを

見渡し続けた。


 周りの人の話し声は、日本語らしく

聞き取れるのは転生特典とやらだろうか

少しなまりのある口調が方言見たいだ。


 正直なところ、私は何が何だか分からず叫び泣き出したい気分ではあるが、少しでも落ち着いて状況の把握に努めようと必死だったりする。




 周りの状況を一通り把握したところ私の右側にある大きなドアが開き、数人の人間が部屋に入ってきた。


 先頭は英国スタイル といった格好の所謂貴族のような格好をした金髪の超イケメン、その後ろは黒髪のイケメン神官が一人と、美しい桃色のドレスを着た美少女が一人。


 様子から察するに、金髪君が王子様、神官は大神官か、美女は高地位そうだしお姫様といったところだろうか。


 それにしても、金髪に胸元が開いた服って……。


 あんなに胸元が開いた服を、寒くないのかしら風邪引きそう?。


 なんて、少しばかり現実逃避をしているうちに、先頭を歩いていた金髪の男は床に座り込んでいる私の前に跪くと、艶やかで優美な笑顔でこう言った。






「貴女が女神様かい?」






 ……。




 …………。




 ………………。




 ……………………はい?


  思わず口を開けてぽかーんとしてしまった、聖女とか勇者じゃなく貴女は神ですか?と聞かれたのだから。


 どうやらこの大掛かりな魔方陣は、

女神様を呼び出すためのものらしい

私の右手にキスをした後に立ち上がった。


「失礼いたしました、女神様今はまだ召喚されたばかりで混乱中でしょうからお休みになられて明日また説明致しましょう」


 王子様らしき金髪君を押しのけて、艶やかな黒髪の大神官らしき青年が頭を下げてきた

のでつられて頭を下げた。


 大勢の人々が私に頭を下げて退室し、

王子様らしきも去りメイドと大神官に

大きな客間に案内された部屋につくと

大神官はメイドに指示を出して部屋から

出て行った。


「女神様のお世話をさせて頂く、メアリー・メイドリーと申します。女神様本日はお疲れかと思いますので湯浴みをして、お早めにお休みになりましょう」


 私の方を向き直したメイドさんが、にっこり微笑む大変でしたねと私を慰めてくれながらお風呂の準備をしてくれている。


 私は、一人で入れますからと言うと

メイドリーさんは私の仕事ですからと

私の身体を丁寧に洗ってくれる

バラの香の石鹸はとてもいい香で落ち着く

人に髪を洗ってもらうと気持ちいいものだ。


「メイドリーさん、このお湯とってもいい

香ですね」


「こちらは、

カモミールローマンとジャスミン

とローズといったリラックス効果のある

華と香油を入れたお湯になります

お気に召されたのなら嬉しいです」


 シャンプーのバラといいこの華といい

リラックス効果のあるものを選んでくれるなんて、メイドリーさんなんて気の利く人だろうわけのわからない世界に来て心細い私の心を優しく包んでくれる貴女こそ女神様だよ。


 お風呂を出るとメイドリーさんは、

私をパジャマに着替えさせてくれた

元の服でいいのにと言うとこの世界では

足や胸元をみせるのははしたないらしい

からこっちの世界のネグリジェを着てほしいの

だと言われた。


 仕方なくネグリジェを着る事にした、

フリルがふんだんに使われていて

可愛いが足首まで隠れて動きにくいのだけが

不満だったりする。


「元のお召し物は、洗濯してまた後日お届けいたしますねではごゆっくりお休みくださいませ」


 メイドリーさんは、私の服を持って行ってしまったので寝返りしにくそうだから着替えたいができなくなってしまった。


 一人大きなベッドで転がり回るも

眠れそうにない、不安感が消えたわけではないしここが何なのかもわからないし

危険なのかもわからないからだ

ベッドから起き上がり窓の外を見る。


 元の世界と異なる景色異世界感が強いバラ園が見える外は、真夜中のようで

先ほどの騒ぎが嘘だったかのようにとても

静かだ不安で眠れないしこの部屋に一人も落ち着かないし少し外を探索してみようか。


「寝ろと言われても眠れないし、部屋の外のバラ園を見に行こうかな」


 大きなお城の廊下を歩き回る、たくさんの

扉を横目に月明かりのする方へ進むと

大きなバラ園がそこに合った、甘いバラの香りが立ち込める中一際いい香りのバラの

方へ足を進める。


 淡いピンク色のバラは一際いい香りで

とても大きいまだ蕾だが目を引く美しさも

あり、うっとりしてしまう蕾に軽く触れると

蕾が華開き中から可愛いらしい妖精の男の子がまだ眠そうな目を擦りながらこちらをみつめる。


「おはよう異世界より来たり女神よ、

めざめさしてくれてありがとう僕の名前は

森の上位精霊 エントのルーヤ・エント」


 ルーヤが言うには、エントは

森の上位精霊 エントらしくこの世界には

精霊が存在していて森の上位精霊 エントに

色の精霊 ビフロストやらがいるらしい。


 ルーヤが言うには、今この国は魔王が居て

人々は魔王を恐れていてそれを倒せるのは

異世界から召喚されし女神だけで儀式により

召喚されたのが私だったのだと言う女神は

精霊と契約し精霊を操り魔王と戦うので

リーヤはずっとここで女神を待っていたのだとか。


「よろしくリーヤ私は、姫宮詩織って言うの

姫宮は苗字で名前が詩織ね。私は、魔王なんか倒せないよ怖がりだしそれよりリーヤは

この世界から帰る方法しらない?

危ないなら帰りたい」


 リーヤには悪いが私が転生したのは、何かの間違いだと言って戦いたくない帰りたいのだと必死に伝えたらリーヤは困った顔をして言葉を探すように口を開いては言葉を飲み込むようにうなり声をあげながら悩んでいた。


 もしかすると何か悪いことがあるのかもしれないそもそも私の身体はもう元のせかいでは、亡くなっているのかもしれないだとするとなんで亡くなってしまったのだろう。


「ごめんよ詩織が帰りたいのは、わかったけどね……」

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