蛇足2 オメカシ
「……は?」
「……ん?」
「いやいやいや、」
「……ん?」
「いやいやいやいやいや」
「……どうしたの?お兄ちゃん?」
お兄ちゃんって呼ぶな。むず痒い。
てか、お前誰だよ。
僕の可愛い妹は、そんな顔じゃない。
「……その顔。」
「どう!?お化粧してみたの!」
羽乃は小さな胸を張る。
えっへん、なんて言葉が似合う様子だ。
いや、しかし……。
どう、って言っても、なんか……
「なんか、怖い。」
「やっぱりー?私の可愛さが怖いかぁー、」
「いや、そうじゃなくて、」
「……ん?」
「いやいやいや、」
「……ん?」
「いやいやいやいやいや」
「何?」
「お化けみたい、」
我が妹が化粧を覚えた。
しかし、覚えはしたが、技術の会得はしていないらしい。
なんか顔が白い。
えっと、平安時代ですか?
それで、お歯黒にしてみ、平安時代にタイムスリップ!!
簡単タイムスリップ!!ドラ〇もん要らず!!
「……いや、羽乃はいつもの方が可愛いよ?」
「……ドキッ」
ドキッ、って口に出して言う人初めて見たわ。
羽乃は羽乃で相も変わらず滅茶苦茶だ。
僕も何も変わらない。
そうだ。何も……、
いや、1つ変わったか、僕達は兄弟では無く、夫婦になったらしい。
らしい、と言うのは僕が認めていないからだ。
羽乃が勝手に言ってるだけ。
なのに、なんとなく現実味を帯びてきているのが現状だ。
怖いぜ。
「だから、化粧なんて、まだ早いんじゃないか?」
「……うーん、そうかなー?私もう高校生だよ?」
なんともそういうのには疎いから分からないが、高校一年生というのは普通にプライベートだと、化粧するものなのだろうか?
うーん、こりゃ困った。
パンナコッタ。
てか、僕的には羽乃はおめかしする必要は無いと思うのだが。
「……なんで?」
おっと、言葉に出ていたらしい。
だってさ、、
「別に化粧して余計可愛くならなくても……僕がいるだろ?」
「〜っ!!頼好きっ!」
「うわっ!近づくな!暑い!引っ付くな!」
やっぱり、正常な日常。
されど、外から見たら異常な日常。
だけど、僕達には関係無い。
「愛があれば関係無いよねっ!」
「……うん。そうだねー、」
お久しぶりですね!いやはや、世界は荒れ狂っておりますが、僕のテストの点も荒れ狂っております!
日常編は不定期に気分で上げていきます、ブックマークをすれば!!新話がすぐに読める!?




