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今日が満月でなかったらよかったのに…

作者: ブルータスの屁

詩・短編を書いてみました。

気に入っていただけるか分かりませんが

一生懸命に書いてみました(^_^)

1000文字ぐらいで書いてあります。

物語の断片や本の1ページのようなモノだと思いながら

暇なときにでも読んで

楽しんで頂けると幸いです(^_^)

満月が美しい日。

俺は焦っていた。

荷物を乗せた軽四のハンドルが

大量の手汗で滑ってしまうほどに………。



俺は今、どこへ向かっているのだろうか…。


息が荒く心臓の鼓動の早さが

弦を激しく揺らすように俺の精神を大きく乱す。


どこに行ったらいい?。

どこに行けばいい?。


俺の頭のシナプスがプスプスと音をたてて悲鳴を上げている。


まさか

ニュースでたまに見る事が

自分に起きるなんて思いもしなかった。


俺はアクセルを踏み速度を上げる。


負荷が掛かったエンジンが大きく音を出した。


早く…。

早く……!。

早く………!!。


その時

道路の段差で車が揺れて

後部座席に乗せた細長い荷物がその足元に落ちた。


バックミラーで確認すると

その荷物を包んでいた青いビニールシートの隙間から

中身が少し出てきてしまっている。


その光景は非現実で俺を壊すのには十分だった。


とにかく早く。

出来るだけ早く。

これを捨てなくては…!!


そう思った瞬間

捨てるよりも「これだ!」と思う案を思いついた。


どこかにに追突して事故死に見せかければ…!


俺は山林から方向を変え

事故死が多発していると聞いたことのある見通しの良い

近くの交差点へ向かった。


少し走ると

その交差点が見えてきた。


俺の進行方向はちょうど青になり

反対車線からは大きいトラックが来ている。


これはまさにチャンス!。


俺はアクセルを踏みスピードあげる。


そこからの光景はスローモーションだ。


トラックのハイビームの明かりが俺の視界を奪い

トラックからクラクションが鳴り響く。

しかし

ハンドルを切ることなく

俺は正面から衝突した。


メリメリと鉄が潰れていく音が聞こえ

車はフロント部分が大破していく。


その亀裂が俺の所まできた瞬間

俺の意識が消えた…。



逃げられると思うな…。

絶対に逃がさないからな!!


その怨念のような声に俺は目を覚ます。

そこは病院のベットの上で

俺の周りにはスーツを着た堅物の男が立っていた。


「アナタ達は…?」「我々は警察です。お聞きしたいことがあります」


その瞬間に理解した。

俺は逃げれなかったのだと…。


後日

俺は全てを警察に話した。

車の後部座席に積んであった死体は俺の恋人。

ケンカをした勢いで殺してしまったのだ…。


俺は刑務所の中で今も震えている。

この現実にではない。

夜な夜な夢に出てくる彼女の怨念にだ………。

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