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革命二日目〜国民議会と裁判〜


革命二日目の朝を迎えました。


学園は、事態が落ち着くまでは休校となりました。


私は心の中で、マカロン様に話しかけました。


『マカロン様、おはようございます。


今日はいよいよ暴動軍や貴族達の裁判の日です。私もマイケル先生と裁判を見届けに行きます。』



私はマカロン様へそう言い終わると、寮を出てマイケル先生と共に、革命軍の会議に参加する為にお城へ向かいました。

 


私とマイケル先生は、いつしか〝革命の見届け人″と呼ばれていました。



マイケル先生と私がお城に着くと、ラルクさんを中心に革命軍による国民議会が開かれていました。そこで幾つかの議案が決議されました。

 


まず教育についてですが、平民も貴族も無償で授業が受けられるようになりました。学校の制服も国から支給するようです。


その為、これまでお金がなくて学校入学を諦めていた農民の子供達も、学校の授業を受けられる様になりました。


マイケル先生の目指す教育格差のない国作りの夢が叶いそうです。


今後、これに合わせて国内にたくさんの学園が建てられる事になります。


王都の既存の貴族学園は、中等部も高等部も名称を〝国立中等学校″〝国立高等学校″に変えて、平民も入学できるようにしました。


学園が休校の間に、クラス編成や授業内容の見直し等色々な体制を整えていくようです。



そして王族についてですが、国の象徴として、祭事や外国の重要人物との交流をこれまで通り行って頂く事になりました。


つまり、日本の象徴天皇のような扱いとなりました。



最後に暴動を起こした農民達についてですが、臨時処置として今後三年間の税が免除して貰えるようです。ちなみに、この暴動の罪については一切問われる事はなかったそうです。



私とマイケル先生は裁判を見届けると、各々寮に戻りました。



暴動が収束した今、そんなに警戒する必要もなくなったので、私は久しぶりに通信機の電源を入れてマカロン様を呼びました。


ピッピッ、


「チョコ?」


「あっ、マカロン様!今どうしていますか?」


「‥領地にいるんだ。」


「じゃあご無事なんですね。良かった‥。」


「僕のいる高等部も休校になってるから、皆んな各々自分の領地に戻って、領民達と農作業をしたり、領地の問題点を改善していく事にしたんだ。  


ジューン王女とパウエル王子は隣国に帰国する事になったよ。マロンも隣国へ付いて行くらしい。」



「それでは、またしばらく会えませんね。」


「そうだね。‥‥あっ、そう言えばチョコの声、いつも聞こえてたよ。時々チョコが話してる映像も見えたよ。」


「‥凄い。そうなんですね。‥でも映像もたまに見えてしまうのなら、迂闊に変な格好でマカロン様に話かけられませんね。」


「ハハハ、大丈夫。今のところ、チョコの顔ぐらいしか見えてないから。服装なんて分からないよ。」


「‥良かったぁ。そう言えば、領地と王都では遠距離ですよね、ちゃんと私の声が聞こえるのかなぁ。」


「いや、僕が既に領地にいた時も普通にチョコの声が聞こえてたから、大丈夫だと思うよ。チョコが僕に呼びかける声は、距離とか関係ないみたい。」


「‥私もマカロン様の声が通信機なしで聞けたら良いのになぁ‥。」


「いや、通信機があるからチョコは、僕の声は聞かないでも大丈夫だよ。それに、人の心の中の声がいつも聞こえるのって結構不便だよ。」


「あっそうですよね。マカロン様は聞きたくなくても、人の心の中の声が聞こえて大変な思いをしてるというのに、ごめんなさい。」


「‥いや、便利な事もあるから大丈夫。チョコの呼びかけてくれる声が遠くからでも聞こえるし、遠くでチョコに何か危険な事があってもすぐに気付いて助けに行ってあげられるからね。」


「‥マカロン様‥。私ってばマカロン様に愛されてますね。」


「そうだよ。僕はチョコの事をとても愛してるんだ。」


「‥私もマカロン様を愛してます。」


「‥‥ありがとう。」


「何だか通信機だと、顔が直接見えないせいか、面と向かって言えない恥ずかしい事も言えちゃいますね。」


「‥うん、何だか今になって急に恥ずかしくなってきた。」


「マカロン様の恥ずかしがる顔、見たかったです。」


「‥見なくて良いよ。格好良くないし。」


「格好良くないマカロン様を見たいんです。」


「アハハ、何それ。うわぁ、照れる。」


「‥‥私も照れます。」


「‥‥チョコ、本当に気を付けて。事態が色々落ち着いたら会えるから。」

 

「はい。」


こうして私とマカロン様の会話は、数分ほどで終わりました。


私とマイケル先生は、明日もまた革命軍の国民議会のメンバーとの話し合いに参加します。 


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