夏休み前日
昨日のマカロン様との感動的な再会?を遂げた私ですが、マカロン様との幾つかの約束をしていました。
その一つが、毎日の生活の中でなるべくマカロン様に心の中で話しかける事です。これは、私とマカロン様のテレパシーの精度を上げる為です。
マカロン様に『念話、テレパシー』といった地球での言葉の幾つかを説明したところ、興味を持ってくれたようで、こうした超能力の話も夏休み中に教える約束もしました。
とりあえず私は朝の挨拶を、マカロン様にしてみる事にしました。
『マカロン様、おはよう。大好き!‥なんてね。どうせ聞こえてないから良いか。』
マカロン様の顔を思い浮かべて、目の前で話しかけてるかのように心の中で話しかけました。
「‥‥。よし、これでいいか。」
私はマリーに手伝ってもらいながら支度を済ませて、学園へ登校しました。
クラスに入るなり、グスタボ君とエリナさん、モアさん、サトル君が集まって来ました。
「えっと‥‥皆さん、昨日はどうも。」
「チョコ、何が「どうも」よ。違うでしょ、早くマカロン様とどうなったのかを報告しなさいよ。」
「グスタボ君、分かった。話します。私とマカロン様は仲直りできました。ジューン王女とは何もない事が分かりましたし、マカロン様が私と会えなかった理由も分かりました。」
「じゃあ、もう何も心配はないのね。二人はこのまま仲良くお付き合いしていくのね。」
「エリナさん、そうです。ご心配をおかけしました。」
私は四人にマカロン様との話し合いの内容と、交わした約束を話しました。マカロン様とのお付き合いにおいて、今後は私がもっとマカロン様をリード?していくと言ったところ、皆んなとても頷いて納得してくれました。
「アハハ、チョコは、早速マカロン王子を尻にひいたわね。チョコがマカロン王子をうまく掌で転がしてる様子が目に浮かぶわ。」
「グスタボ君!人聞きが悪いですって。」
「チョコがマカロン王子とお似合いだって言いたいの。何にしてもおめでとう。雨降って地固まる、だね。」
グスタボ君がそう言って拍手をすると、他の三人も拍手をしました。
すると、話が聞こえてたのかクラスの皆んなも拍手をしてくれます。
そんな中、一際大きな拍手?手拍子?が聞こえてきました。マイケル先生が教室に入ってきたようです。
「チョコさん、おめでとう。‥はい、皆さん授業ですよ〜、席について静かにしましょう。」
‥マイケル先生まで私を祝福してくれました。何というか、クラス中の皆んなに祝福されて嬉しいやら、恥ずかしいやらで、私は顔を赤くしたまま授業を受けました。
先生の今日の授業は、我が国と隣国の関係性や、隣国の文化についてでした。
隣国の太鼓演者達が国の至る所で演奏をするようになってから、皆んな隣国に興味を持ったようで、先生の授業を真剣に聞いてました。
先生の授業が終わると、皆んな明日からの夏休みの話で盛り上がっていました。
「チョコ、マカロン王子とたくさん仲良くするのよ。」
「ありがとう、グスタボ君。皆んなも夏休みを楽しんでね。」
私達は夏休み前の挨拶を簡単に済ませると、それぞれ自宅へと帰って行きました。
明日から楽しい夏休みが始まります。




