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クラスにて マイケル先生のお言葉

クラス分け、能力の高さは関係なくて能力別(個性別)でしたね。


ブックマーク、ありがとうございます。

嬉しいです!


「皆さん、ご入学おめでとうございます。黒組担当のマイケル・ラザイアです。24歳、独身です。」


長い黒髪をうしろで纏めた、少し垂れ目がちの黒目の、気さくな感じのこの男の人が、私達の担任教諭です。


マイケル先生は、生徒達の顔を1人1人確認してから、


「私の紹介はここまでです。では、皆さんに前へ出てきて貰って自己紹介をしてもらいましょう。最初は、、じゃあ今先生と目のあったエリナ・サルサ令嬢にお願いしましょうか。」


とうとう自己紹介タイムです。エリナ様やグスタボ様の爽やかな挨拶を聞きながら、心臓がドキドキしています。


「では、チョコ令嬢、最後ですね。先生と最後まで目を合わさず逃げてましたが(笑)。前へ出るのが恥ずかしければ、その場からでも良いですよ。」


「あっ、いえ、はい。お言葉に甘えてこの場から失礼します。」


バッと効果音が出そうなぐらい、皆んなが勢いよく私の方へ振り向き、私を凝視してきます。


うわぁ。。よし、皆んなの真似をして簡潔に爽やかに名前を名乗って、一言いうだけだから、、ヨシ!


「シリアル家次女のチョコと申します。学園では、友達を作ったり勉強を頑張ったりしたいです。3年間どうぞよろしくお願いします。」


言えたー。私変なこと言ってないよね?うまく言えたよね。ヨシ!


「はい、ありがとうございます。


学園では、友達も沢山できるでしょうし、楽しい勉強もいっぱい待ってますよ。この機会にぜひクラスの皆さんで友好を深めていって下さい。学園で培った友情は一生続きます。


あと、先生は今から皆さんを身分関係なくさん付けで呼ぶことにしますね。宜しくお願いします。」


先生のお言葉に皆んな聞き入ってます。私も先生や皆んなの挨拶を聞いてたら、心からこのクラスで良かったぁ〜と思えました。先生も皆んなもとても良さそうな方ばかりです。



「では、皆さん。この学園の事について簡単に説明しますね。まず、クラス分けはご存知の通り能力別になっています。能力の高い低いは関係ありません。クラス全員で、それぞれの能力を協力しながら高め合います。


クラスは全部で4クラスあります。

私達の黒組。

そして、青組。黄色組。赤組。


クラスによっては、喧嘩の絶えないクラスだったり、皆んなマイペースで団結力がないクラスだったり、派閥や人気投票で俗物的なクラスもあります。


私達のクラスは、落ち着いてる方だと思います。」


皆んなのほっとした表情を見てると、きっとこのクラスで本当に良かった〜の気持ちなんだろうなというのが手にとるように分かります。


「ただ、2年生からはクラスの枠を超えた合同授業や選択授業があります。それまでに、皆さんはこのクラスでゆっくりと学園に慣れていって欲しいと願っています。


例年黒組は、皆んな社交があまり得意でない傾向があります。特に人の悪意に敏感で、強がっていてもとても繊細な部分を持っています。


それは悪い事ではないし、無理に他人に合わせる事もして欲しくないと先生は思っています。


つまり、このクラスと先生は皆んなの味方です。」


グスッグスッ。


涙ぐむ子の鼻をすする音が時々聞こえます。学園に入るまでに、皆んなそれぞれ苦労してきた事が窺えます。


「では、詳しい事はこれからおいおい説明していきますね。今日はこれで終わりです。皆さん、お疲れ様でした。明日からまた宜しくお願いしますね。」


「はい!」


全員そろって良い返事ができました。先生が優しく微笑んで頷いてらっしゃいます。


「では、さようなら。


あっ、エリナさんとグスタボさん、チョコさんは生徒会室へ行って下さいね。」



あっ、忘れてた。そう言えば、生徒会のことをすっかり忘れていました。エリナさんとグスタボさんは、もう準備万端で私を見ています。お待たせする訳にはいきません。


行きます。逃げません。あの二人がいるのなら、何も怖がりません。むしろ、あの二人と生徒会を通じてもっと仲良くなりたいと思います。


生徒会室へいざ向かいます。


学園ドラマの先生って、結構キャラ強いですよね。


ドラマでなくて実生活でも、私の小学生の時の先生は、、裸足で竹刀もってたり、スキンヘッドでサングラスだったり、めっちゃ白髪伸ばしたお爺さん先生がいました(^^)


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