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生徒会室にて



昨夜のマカロン様との会話の余韻が抜けぬまま、私は目覚めました。


「おはようございます、お嬢様。」


「マリーおはよう。フフフ、昨日寝る前にね、マカロン様と久しぶりに話せたの。音声と画像付きで通信ができる魔道具を買ったから。」


「お嬢様、良かったですね。お顔から幸せオーラが溢れてますよ。」


「いい事があったって、皆んなにばれてしまうかしら。」


「はい。お嬢様、浮かれてますから。」


「‥フフフ。」


「お嬢様、浮かれついでに髪型を変えませんか?地球で言うところのポニーテールです。やってみましょうよ。」


「浮かれついでって‥マリー酷い‥。でもポニーテールか、爽やかで良いわね。じゃあ、お願いしまーす。」


こうして、私はポニーテールで登校しました。


「おはよう。エリナさん、グスタボ君、モアさん、サトル君。」


「おはよう、チョコ。さては昨晩早速マカロン王子と通信したのね。それで、ジューン王女となんにも無いって分かったのね。」


「チョコってば、分かりやすいわね。良い事があったってバレバレよ。」


エリナさんとグスタボ君には、やっぱり昨晩何があったかばれてしまいました。私ってそんなに浮かれてるかしら?


「魔道具って何の話なの。」


「チョコ、マカロン王子と会えたの?」


あっ、サトル君とモアさんとは久しぶりに会えました。最近は、授業がバラバラでなかなか会えて無かったですから‥。


私は二人に、マカロン様とずっと会えてない事、だから魔道具を買って昨晩早速通信した事を説明しました。


「へぇ、魔道具か。そのお店気になるな。店長にも会ってみたいな。」


サトル君が言うと、グスタボ君が今度サトル君とモアさんの二人を、マハリク商店へ連れて行ってあげる事になりました。




そして授業後、生徒会室でお茶会が開かれました。今日は特に会議や作業はありませんが、皆んなが私の話を聞きたくて集まってくれたのです。


皆んなが席につくと、早速エリナさんが私に聞いてきました。


「チョコ、昨日の話を聞かせて。チョコが昨日マロンさんを通じて、マカロン王子に通信用の魔道具を渡したのは分かってるから、その後の話ね。」


「はい。あの、皆さんご心配をおかけしました。寝る前にマカロン様と魔道具でお話をしたんですが、ジューン王女と婚約なんてしてないし、恋愛関係もないそうです。」



「チョコさん、良かったです。マカロン兄様が浮気なんてする人じゃないって私は分かってましたけど‥。兄様はもう少し要領良く生きるべきなのです。真面目過ぎです。兄様の彼女がチョコさんでなくて他の女性だったら、とっくに振られてますわ。」



「マロンさん‥ありがとうございます。」



プッ、フフフ、


あっ、またパウエル君が笑ってます‥。この笑いは、人を馬鹿にしたい時の笑いです。


「マカロン王子は、本当に真面目なんだね。だって同じ王都に住んでいるのに、平日も週末も忙しいの?よっぽど要領が悪いのかな。それに、そんなに会えなくてお互いに平気ってどうなの?


チョコは今は13歳だけど元25歳でしょ。マカロン王子は16歳だから‥二人共精神年齢はもう大人なんだから、もっと会って触れ合いたいとか、キスしたいとか思わないの?‥思わないから、お互いに平気なのか。


‥マカロン王子、見た目は姉の好みなのになぁ。中身が真面目過ぎてつまらないとなると、姉がマカロン王子に手を出す心配はないな。」



「パウエル様、口調が乱れてますよ‥。それにキスとかそんな言葉‥‥。」



マロンさんが真っ赤な顔で俯いてしまいました。可愛い‥‥



「パウエル君、そこは大丈夫。私は元25歳だけど、今は心も体もまだ13歳のつもりだから。それにキスとか、そんな‥。マカロン様も未成年の内はそういった事はやめておこうって言ってたし、それに以前手を繋いだ時は、手を繋ぐのもやめようか?なんて言ってたぐらいなの。」


私がそう発言すると、この場がシーンとしてしまいました。初心なマロンさんですら、「手繋ぎも駄目って何?」って顔をしています。



でもグスタボ君だけは違いました。何か思うところがあるようです。



「チョコ、マカロン王子はきっとむっつりスケベよ。表面上は、真面目でいやらしさの欠片も見えない王子だけど、直感で分かるの。王子は絶対にむっつりスケベよ。本性は、いやらしさの塊よ!チョコに手を出したいのを我慢してるだけ。安心なさい。」



「ちょっと、グスタボ君!王子をむっつりスケベ呼ばわりするのは、流石に不敬罪では?」



私はグスタボ君のビックリ発言に慌てました。チラチラッとマロンさんの様子を伺って見ると‥‥



「‥大丈夫です。私が許します。」



皆んなでほっとしました。いくら学園内では、王族の方を気安く呼んでもいいとは言え、あまりに失礼な発言をすれば不敬罪となるのです。



それにしても、マカロン様がむっつりスケベ‥‥


グスタボ君、というよりもイタコのおばの直感はよく当たるのです。だとすれば、マカロン様は、間違いなくむっつりスケベです。



私はマカロン様が真面目過ぎて、そっち方面も興味がないのか、淡白な人だと思っていたので、むっつりスケベだろうと、少しでもスケベ心があるなら嬉しいなぁって思ってしまいました。


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