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クラスにて マイケル先生のお言葉



タロットカードの4番〝皇帝″が先週からアテナ商会で、販売されてます。


このタロットカードは、すでに沢山のファンがついており、ここまでのでカードの第一刷分は全て売り切れて、どのカードも重版しているそうです。


ちなみにこの4番の〝皇帝″カードは、野心の強さを表すカードです。逆位置だと、その野心が裏目に出て、傲慢でわがままで支配的な態度に出てしまいます。また、恋愛面では、なりふりかまわず恋人をつくる事を表します。


ちなみにこのカードのイメージは、ゼウス神です。本当は、女神にしたかったのですが、そうすると、女帝との区別がつかないので、男性をイメージする事にしました。


〝皇帝”カードかぁ、このカードが気になり出してから、すぐにピエンさんとの衝撃的な出会いがありました。


ピエンさんとの出会いから、私を巻き込んだ事件が起こる予感がします。


そう言えば今週は、タロットカードの5番〝法王”が発売されます。


〝法王”のカードは、精神性の高さを表すカードです。モラルを守り、信頼や絆を結ぶ事を暗示しています。また、良い理解者に恵まれるカードでもあります。


〝法王”のカードは、浮気者のゼウスに対し、貞淑で恐妻なヘラをイメージして作りました。


ピエンさんとの出会い、私を巻き込んで起こりそうな事件の予感‥‥


それを回避、もしくは解決策を与えてくれるだろう〝法王”のカードが示すのは‥‥


モラル、信頼や絆、良い理解者‥‥。


つまり何が起こっても、私がしっかりとモラルを守って生活している限り、私の周りにいる信頼できる人達が、いざとなったら助けてくれるかもしれないと言う事かしら。


久しぶりにタロットカードから、インスピレーションを受けてワクワクしました。ましてや、自分に関わる事です。興奮しないわけがありません。


「ヨシ!何があっても大丈夫。」


そう覚悟を決めて、頭の中を授業モードに切り替えて、マイケル先生の授業に集中しました。


マイケル先生の今日の授業は、自分達の持つ能力とは何なのか、を考えるヒントを私達に伝えてくれる授業だそうです。



「皆さん、学園での授業の内容はしっかり頭に入っているようですね。この前提出してもらったレポートを見て、それがよく分かりました。


ただ、皆さんが自身の能力がどんな風に発動されて、何の役に立つのか分からない、といった事で悩んでいる事も分かりました。


けれども、先生が皆さんの能力を見定めて、決めつける事は出来ないのです。


他のクラスの子達が、分かりやすい攻撃魔法を使って、何かを攻撃している所を見て羨ましいと思った人もいたようです。


また、ある人は他のクラスの子が風魔法を使って濡れたタオルを乾かすのを見て、やはり羨ましいと感じたようです。


ですが、前にも言ったように、それが何だというのでしょうか。


それぞれが持つ能力は、比べるためにあるのではないのです。」


‥‥この黒組の皆んなは、他のクラスの子達が派手な魔法で色々な事を出来るようになった事に、焦りを感じていたようです。それをレポートにも書いた人が多かったようです。


私も、タロットカード作りに夢中になる前は同じように、モヤモヤしていましたから、気持ちはとても理解できます。



「さて、皆さんの能力ですが、精神系の能力を持つ人や、闇の属性を持つ人が多い為、魔法を使った時も、見た目の派手さはありません。他の人には、分かりにくい能力です。


けれども、皆さんが引け目に感じている分かりにくい能力、それは他の人には分かりにくいという弱点ではなく、長所と捉えて下さい。


人知れず悩む人の心を救ったり、闇性のものに取り憑かれた人を救ったり、心や目に見えない物を対象に、沢山の活躍もできます。


では、自分の能力とは具体的に何なのか、何の役に立つのか、それは先生がここで言える事ではないのです。


それが分かる機会は、それぞれの人に必要なタイミングで訪れます。


もうすでに学園に入ってから、色んな変化を感じてる人もいると思います。


毎日の自身やまわりの変化に敏感になって、色々な事を感じとって下さい。


それが先生からの精一杯のヒントです。以上です。」



先生の講義は、私の心にとても響きました。


各々の必要な時期に、必然なタイミングで、自身の気づきが起こる、という事なのでしょうか。


だとしたら、ピエンさんとの出会いは必然で、この事によって私は何かを悟る事になる、という事でしょうか。


そう考え込んでいると、となりのグスタボ君に話しかけられました。


「ねぇ、チョコ。思い当たる事沢山あるんじゃない?久しぶりに、エリナちゃんやモアちゃん、サトルとお茶しながら色々話しましょうよ。私も最近皆んなと話してなかったし。」


「そうだね、良いよ。皆んなと久しぶりにお茶でもしようか。」


こうして、久しぶりに五人でお茶会をする事になりました。



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