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謎の美少女ピエンさん



さて、学園祭の準備やタロットカードの準備が順調に進む中、事件が起きました。


タタタタ‥‥ドンッ


「痛ぁい。」


「大丈夫ですか?」


謎の金髪美少女が、前から突進して来て私にぶつかって来ました。


「ひどぉい。わざとでしょう、私が嫌いなんでしょう?」


謎の美少女が、何やら私に言いがかりをつけて来ました。


「いえ、むしろあなたが私にぶつかって来ましたよね。危ないですから、廊下は走らない方が良いですよ。」


丁寧に反論しながら、走ると危ないことをさりげなく伝えました。


「え~?ひどぉい。」


シクシク、


あっ、泣いてしまいました。そして、やはり人だかりが出来てしまいました。そして見知らぬ男子が、どこからともなく現れました。


「ピエンさん、大丈夫かい?また誰かに酷い事をされたのかい?その馬鹿はどいつなんだい?」


あっ、美少女が泣きながら私を指差して来ました。


「お前が虐めたのか?ピエンさんが可愛いから嫉妬したのか?これだからブスは嫌いなんだ。」


えっ、ブス?見知らぬ女子に勝手に言いがかりをつけられて、泣かれて、責められて、おまけに見知らぬ男子にブスって言われてしまいました。


悔しくて泣けそうなのを我慢して、深呼吸をします。スーッハーッ。よし!


「言いがかりはやめて下さい。私は彼女に突進されて、ぶつかってこられた被害者です。なぜ、彼女が突進してきたのか、泣いてるのかは知りません。それに、見知らぬ男性に勝手に悪者扱いされて、ブス呼ばわりされる謂れはありません!学園裁判(そんなのあったかしら?まぁいいや。)にかけますよ!」


よし!言ってやりました。あっ、一部の女子達からささやかな拍手が聞こえてきました。


「チッ!今度ピエンさんに酷い事をしたら、ただじゃ済まないぞ!」


ピエンさん(ピエンって名前なのね、今覚えました)を連れて、見知らぬ男子は、捨て台詞をはき、去って行きました。


「そっちこそ、今度こんな事をしたら、今度こそ二人共私にしっかり謝ってもらいますからね!」


フーッ、全くとんだ災難でした。心臓がドキドキしています。怖かった。あんなに理屈の通じない人間は初めてでした。


もし今度またピエンさんに会ってしまいそうになったら、逃げようかしら。そう思っていると、エリナさんとモアさんが、やって来ました。


「チョコ、ごめんね。図書館で本を探してたら遅くなっちゃった。」


「ねえ、二人はピエンさんって知ってる?」


「あーっ、黄組の女子かも。金髪の可愛い子でしょう?なかなかの強者よ。次から次へと男子を籠絡してるらしいの。」


「ヘェ~。」


「あっ、チョコももしかしてピエンさんとぶつかって、因縁つけられたんでしょ?」


「そうなの。ついさっきぶつかって来られて、泣かれてね、悪者扱いされるし、大変だったんだから。」


「‥‥チョコの思い人って誰だった?ピエンさんは、チョコの思い人を籠絡するまでは、付き纏うわよ、きっと。」


何それ、それって怖いです。


それよりも私の思い人?好きな人の事よね。誰なんだろう?私って好きな人いた?


‥‥気になる人は、マカロン先輩だけど。


ピエンさんはマカロン先輩を、私の好きな人だと勘違いして、籠絡しようとしてるという事かしら。


地球でもそういう女子がいました。恋愛ゲーム感覚で次々男子を口説いて、相手がいざ自分に落ちると、もっともな理由をつけて本命にしないでキープして、また次の男子を狙う、ハンター女子!


ピエンさん、12歳なのに強者すぎです!先が思いやられます!


学園で、何も事件が起きなければ良いのですが、嫌な予感がします。しかも、思いっきり私が巻き込まれそうな気がします!!



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