エロ男、冒険者になる
おふくろ亭を出て、屋台で牛串を10本購入して、5本アリアに渡した。
「ありがとうございます!」
牛串は、味付けも濃く、美味しかった。
歩きながら、牛串を食べていたら、ギルド前に到着した。
ギルドは、3階建で、結構人が出入りしていた。
冒険者ギルドに入ると、受付カウンターがあり、イスとテーブルのセットが10セットあり、サイドの壁にはホワイトボードがあり紙が貼られている、2階に行く階段と買取り専用の部屋と、ギルドマスターの部屋があり、もう1つドアがあった。
冒険者が結構いて、席に座っていたり、ボードを見てたり、受付に並んでいる。
一番奥に受付カウンターがあり、3人の受付嬢がいた。
俺達も受付に並んで、俺達の番になった。
「2人とも始めてですね! 私は、この円形都市クロスのギルド支部の職員のリンです。今日は、どういったご用件でしょうか?」
リンさんは、キレイなお姉さんで、おっぱいは、ちっぱいだった。
鑑定すると、Aカップだった。
「俺達は、冒険者になりに来ました」
「わかりました! 冒険者になるには、試験を受けてもらいます!」
「試験とは、どういった試験でしょうか?」
「冒険者は、命がけの職業です。2人が、冒険者として、やっていけるかどうか見るため、ギルド職員の試験官と模擬戦をしてもらいます!」
「わかりました!」
「では、あそこのドアから、裏の訓練場に行けるので、そこで待機していて下さい。後でギルド職員の試験官が行きます!」
「わかりました!」
「わかりました!」
俺達は、訓練場で待機した。
男のギルド職員がやって来た!
「俺が、今日、試験官をやるローレンだ! よろしく!」
ローレンさんは、筋肉質で背が高く、髭面の厳つい顔だった。
ローレンさんを鑑定した。
ローレン 40歳 人族
レベル500 元Aランク冒険者
HP5000/5000
MP1000/1000
スキル
生活魔法
剣術レベル4
体術レベル4
土魔法レベル4
気配察知
加速
すごい……レベル500……!
「レンです!よろしくお願いします!」
「アリアです!よろしくお願いします!」
「そこに、木剣があるから、取って来い!」
「はい!」 「はい!」
傘立てみたいな中に、木剣が沢山あった。
「俺は、元Aランク冒険者だ! 気にせず、本気でかかってこい!魔法が使えるなら、もちろん使っていい! 当然俺に勝つなんて事はないし負けたから、不合格になるわけじゃないから、安心して欲しい! じゃあ最初は、アリアから、かかってこい!」
「はい! 行きます!」
「ほう!双剣か!」
アリアは、木剣を、2本構えていた。
アリアの姿が、消えた!
その瞬間、アリアは、ローレンさんの前にいて、左手の木剣を腹に一撃当てていた。
目で追えないほどの速さだった。
右手の木剣は、受け止めら、アリアは後方に下がって、今度は、アリアが消えたと思ったら、いくつもの残像を生み出していて、ローレンさんの左横に姿を現し、また一撃を入れるが、ローレンさんの剣裁きで、アリアの両手の木剣を弾き飛ばした。
「試験終了、合格だ!」
「ありがとうございます!」
「アリア、やったな!」
アリアと、手を叩きあった!
「はい!」
アリアは、笑顔で答えた!
「じゃあ、次レン、かかってこい!」
「はい!」
よし、勝ってやる!
俺は、木剣に纏雷させ、ローレンさんの背後に瞬間移動し、ローレンさんの頭に、木剣を振り下ろした。
そのまま頭に一撃入れ、木剣は折れた。
だが、その瞬間、ローレンさんの脇腹から木剣が飛び出して来て、俺は腹に食らって、ぶっ飛ばされたのだった。
ローレンさんも、片膝をついた。
「ご、合格だ!」
「ありがとうございます!」
「レンさん、大丈夫ですか?すごいです!」
アリアが手を出してくれて、起き上がった!
「レン大丈夫か?」
「大丈夫です!」
ローレンさんは、頭から、血を流していた。
「ローレンさん大丈夫ですか?」
「大丈夫だ!まさか、今まで、試験官やっていて、一撃入れられたのは、はじめてだ! それも、立て続けに! 2人とも期待している、頑張れよ!」
「ありがとうございました!」
「ありがとうございました!」
それから、またリンさんのカウンターに並んで、俺達の番になった。
「リン、2人とも合格だ!後は、よろしく!」
「ちょっ……ローレンさん怪我してるじゃない、どうしたの?」
「2人とも、なかなかの腕だったよ!」
「……嘘」
仮にも元Aランク冒険者に……!
ローレンさんは、去って行った!
「2人とも、おめでとうございます! では、色々と説明させてもらいます!」
「ありがとうございます! はい!」
「ありがとうございます!はい!」
「まず冒険者登録にギルドカード作るのに、1人1000Gかかります。紛失されますと、再発行に10000Gかかります。こちらのカードの裏に血を垂らして下さい」
「紛失すると、高いんですね!」
「紛失防止のためです!」
言われた通り、1000G払い、2人はカードに血を垂らした。
するとカードに、レン 19歳 人族 レベル90 ランクFと表示されていた。
アリアの方にも表示されていた。
カードの色は黒色だった。
「では、こちらがギルドカードになります。ようこそ冒険者ギルドへ」
2人とも、確かに初心者にしては、レベル高いわね!
「ありがとうございます。よろしくお願いします」
「ありがとうございます。よろしくお願いします」
「それでは冒険者ギルドの説明をさせていただきます」
「はい!」
「はい!」
「冒険者ギルドには様々な依頼が寄せられます。ギルドから緊急依頼を出すこともあります。
依頼者と冒険者の仲介を行う組織であり、依頼が達成できなかった場合など報酬分を弁償していただく事になります。
また冒険者には、ランクがあり、上から S A B C D E Fでランクによって受けれる依頼が違います。
最初は、みんなFランクからのスタートです。
ランクはギルドに貢献したり、定期的に依頼を完了したりしてランクアップします。特例でギルドマスターの指示でランクアップする事もあります。
ランクアップを目指して頑張って下さい。
後、ギルドは基本的に冒険者同士の揉め事には、介入する事はないです」
「わかりました!」
「わかりました!」
「お2人はFランクからのスタートになります。今日から依頼を受けますか?」
「もちろんです。後、この国に来る途中に、魔物を討伐したのですが、買い取りしてもらえますか?」
「大丈夫ですよ。ちなみに何を討伐されましたか?」
「ホーンラビット3匹とサーベルベアーです」
「………」
「あの…」
「お2人で討伐したのですか?」
「俺1人で!」
「……ホーンラビットは、初心者殺しの魔物だし、サーベルベアーは、ランクBの魔物ですよ……!」
「運が、良かっただけです!」
「運がいいだけで、倒せないです。まあいいです。それで、討伐した魔物は?」
「アイテムボックスに収納してます」
「……」
「あの……!」
「アイテムボックスって……!今日は、本当にあなた達には、びっくりさせらっぱなしね!」
アイテムボックス持ちなんて、初めて見た!
「魔物の買取りは、買取り専用受付に出して下さい。査定してお金をお支払します」
「わかりました!」
買取り専用の部屋に入り、受付カウンターにお姉さんがいた。
「魔物の買取り、お願いします!」
「では、魔物か魔物の素材を出して下さい!」
アイテムボックスから、魔物を出した。
「きゃっ!」
受付のお姉さんは尻餅をついて言葉を失っていた。
急に、サーベルベアーが出現すれば、びっくりするだろう……!
尻餅ついて、足が開いているのでパンツ丸見えである。
ちなみに白だった。
お姉さんも、落ち着いて、査定が終わり、買取りの額を受け取った。
買取り額は、全部で13万Gになった。
ホーンラビット3匹で3万G
サーベルベアー10万G
ホーンラビットは角と肉の買取りで、サーベルベアーは毛皮と肉の買取りである。
「レンさん、ボクと、パーティー組んでもらえなですか?」
「もちろん、そのつもりだったよ!」
「レンさん冒険者パーティーとして、これからずっと、よろしくお願いします!」
「よろしくな、アリア!」
俺も、今日から、冒険者だ!
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