エロ男、盗賊に襲われる
街道に出て、2時間ぐらい歩いた。
MPも回復した。
向こうから、馬車が来るのが見えた。
異世界に来て、はじめて人と会うので、わくわくである。
馬車が、俺の目の前で停まって3人の男が降りて来た。
美少女かと、わくわくしたが、残念である。
とりあえず鑑定した。
ジョー 40歳 人族
レベル55
HP550/550
MP200/200
ゴーリ 45歳 人族
レベル61
HP610/610
MP200/200
ボブ 48歳 人族
レベル80
HP800/800
MP200/200
ゴリは、ムキムキのマッチョで斧を持っており、後2人は細身の男で剣を持っていた。
「おい! 坊主、有り金全部と、その服と、武器を置いていけ!」
「俺達は、闇夜の月の盗賊団だ! 死にたくないなら、早くしろ!」
「金と武器は持ってないですし、服は嫌です!」
異世界に来て、早速これかよ……!
元の世界なら、土下座してるところだが、全く怖くなかった。
「嘘つけ! ジョー、やっちまえ!」
「兄貴、わかった!」
ジョーが剣で攻撃したが、あっさりかわして、おもいっきり殴った。
ジョーは、吹っ飛んだ。
女神様に、身体強化してもらったおかげだろう!
ジョーのHPは残り300だった。
「ゴーリ!俺達も、やるぞ!」
「わかった!」
今度は、2人で、かかって来た。
拳に纏雷させた。
斧と剣の攻撃よりも、速く、2人を殴った。
2人とも、かなり吹っ飛んで、HPは0になった。
ジョーが立ち上がってきたので、ジョーも殴って、終了。
スキルがあると、こんなに差しがあるのか!
脳内に、レベルアップと響いた。
ステータスを確認した。
レベル1→レベル19にアップした。
HP10→HP190
MP10→HP190に増えた。
すると、馬車から、もう1人、2メートル以上ある大男が降りて来た。
鑑定した。
ダルマ 48歳 人族
レベル110
HP1100/1100
MP300/300
スキル
剛力
スキル持ちだった。
「俺のかわいい子分を、よくもやってくれたな! ブッ殺してやる!」
ダルマの腕が2倍ぐらいに大きくなり、殴りかかって来た。
軽くかわして、纏雷した拳でカウンターで殴った。
大男はぶっ飛び、HPが残り300になった。
「ま……待ってくれ、金やるから、助けてくれ!」
「いいよ!」
大男から、金袋を受けとり、その場から、立ち去ろうとした瞬間、背後から音がしたので、振り向くと、大男が、斧を、振り下ろす所だった。
咄嗟に、大男の背後に瞬間移動した。
「あれ……、消えやがった、どこ行きやがった」
「ここだよ!」
大男が振り向いた瞬間、おもいっきり殴った。
大男は、HPが0になった。
この世界では、HPが0になると死ぬ。
何故か、はじめて人殺しをしたが、全く、罪悪感は無かった。
戦利品として、武器と金をアイテムボックスに入れた。
脳内に、レベルアップと響いて、レベルが50にアップした。
円形都市クロスに、向けて出発した。
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