竜人族エヴァ
ドアから出て来たのは、緑髪幼女だった。
「待つのじゃ、妾は、敵対意思はないのじゃ!」
緑髪幼女を鑑定した。
エヴァ 50歳 竜人族
レベル500
HP5000/5000
MP2500/2500
スキル
生活魔法
竜化
未来視
剣術レベル4
体術レベル4
身体強化
自己再生
魔力感知
Bカップ
緑髪幼女が、俺を見つめていた。
「竜人族……!」
「びっくりね、希少種族よ!」
シオンも鑑定していたらしい。
「初めて見たにゃ~!」
「ボクも……!」
「よくわかったのじゃ!」
「俺とシオンは、鑑定眼持ちだから!」
「凄いのじゃ!」
この世界では、魔族と竜人族とハイエルフは、数が少なく希少種族と言われている。
「拘束されていた糸が、ほどけたのだが、そなた達が、盗賊を達を倒したのか?」
「そうだ!」
「頭目を倒したのは、そなたなのか?」
緑髪幼女が、見つめてくる……。
「ありがとうなのじゃ!」
幼女が、飛んで俺に抱きついて来た。
もちろん幼女も大歓迎だ!
「とりあえず、落ち着け!」
「妾は、拘束されていて、奴隷商に売られ、奴隷にされる所だったのじゃ、妾は、そなたに一生側で、恩返しをするのじゃ!」
「なぬーーーーー!俺達は、クエストで来ただけだから、気にしなくていいよ!」
「それでも、妾は、気がすまぬ! それに、わわわ、妾は、初めて見た時に胸がキュンとしたのじゃ、これは運命なのじゃ!妾の全ては、そなたの物じゃ!」
「わ、わかった!」
「妾の事は、エヴァと呼ぶのじゃ!」
「俺は、レン、よろしく!」
「私は、シオンで、こっちがスノーで、こっちがアリア!」
「よろしくなのじゃ!」
「ところで、エヴァは、強そうだが、どうして盗賊に捕まったんだ?」
「妾は、竜人族領を出て、冒険者になるため、クロスに向かっている途中で、頭目に目を付けられ、盗賊10人ぐらいは、倒したが、頭目の透明化と糸のスキルで拘束され、未来視のスキルでも透明化は対応出来なかったのじゃ!それに、竜化しても糸を切る事が出来なかったのじゃ!」
「そうか!災難だったな!」
「でも、レンに会えたのじゃ!」
そう言いながら、エヴァは、俺の肩に乗って来て、肩車の状態である。
これが、エヴァとの出会いだった。
盗賊の武器と、食料などアイテムボックスに収納した。
5人で、盗賊のアジトを後にした。
クエストと無事終わったのでクロスに帰る事にした。
4時間ぐらい馬で走って、ここで野営する事にした。
「お腹減ったにゃ~!」
「妾は、空腹なのじゃ~!」
俺は、盗賊のアジトから、持って帰った肉や酒を出して、生活魔法で肉を焼いた。
「旨いのじゃ~!」
皆、かなり食べたのだった!
「食べたのじゃ~!」
「お腹いっぱいね!」
「にゃ~!」
「ボクもう食べれない!」
「そうだ、レン、盗賊のお金いくらぐらいあるにゃ?」
アイテムボックスから、お金を出して皆で数えた!
お金は、5000万G以上あった!
「4人で、分けても1000万以上にゃ!」
それから少しして、皆就寝した。
朝苦しくて、目が覚めた!
俺の左右はシオンとスノーが寝ていて、俺の下半身にアリアが乗って寝ていて、上半身にエヴァが乗って寝ていたのだ。
「お、お…い、皆起きろ……!」
「ふぁ~!」
「にゃ~!」
「おはよう、レン!」
「おはようなのじゃ~!」
「次から、俺の上で寝るの禁止!」
「えー!レンさん!」
アリアの耳が垂れていた!
「えーなのじゃ!」
色々あって、クロスに出発した!
クロスに近くまで帰って来た。
「10人ぐらいの気配がするにゃ!」
「4秒後に、無数の矢と、炎魔法の攻撃がくるのじゃ!」
「来い、グラディウス!」
俺達は、待ち伏せされていたのだった。
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