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1分で読める短編シリーズ

電車に揺られ

作者: 優木貴宏

「今日はなかなかハードだったなー」


彼が隣で私に話しかけてくる。


「そうだね、もう疲れちゃったよ、ふぁーあ」


あくびをしながら私は答える。


部活帰りの電車で座席に座って揺られていると心地よい眠気が襲ってくる。


「降りるとこ一緒なんだから駅についたら起こすよ、それまで眠ってれば?」


私は疲れからか彼に返事をするまもなく寝てしまった。


「降りる駅に着いたから起きて」


声をかけられた私は気がつくと彼の肩に寄りかかってしまっていた。


「ごめんね、寄りかかった時点で起こしてくれてもよかったのに」


二人で電車から降りながら私が謝ると彼は


「幸せそうな寝顔を見せられて起こせるわけないよ」


と笑いながら答える。


なんだか恥ずかしくなった私は顔を赤らめながら下を向いていると、彼がまた笑顔になるのだった。


恥ずかしいながらも彼の笑顔を見てこれはこれで幸せだなと私は感じるのだった。

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