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二十四話 戦乙女に導かれる騎士達と時々オッサンと酒

薄明の空が血の匂いに染まる、ワールドα0001――ガメリカ西部の街、ウエストベリー。

そこは今、数百のバイターと数十のレヴナントという、死の軍勢に蹂躙されていた。重機関銃の咆哮と小火器の乾いた音、そして絶望の悲鳴が重なり合う中、わずか数十名の正規兵と自警団による、死地での防衛戦が続いていた。

街の中央に鎮座する教会――仮設本部となったその場所に、前線の惨状を伝える通信が叩きつけられる。

「こちら、街の東部エリア!……ジョンソンだ! レヴナント3、バイター12を確認。自警団員を含め、生存者は俺を入れて5名だ。火力が……火力が足りねえ! 増援を寄こせ! 繰り返す、こちら東部、がっ……あぁ、クソッ! 右だ! 右に来やがった! トンプソンがやられた……地獄だ、ここは地獄よりひでぇ! くたばりやがれッ!!」

激しい銃声と怒号が通信機越しに響き、そして――プツリと音が途絶えた。

オペレーターの男が、受話器を握りしめたまま叫びを上げる。

「おい、ジョンソン! 応答しろ! 聞こえているか、ジョンソン! ……返事をしろ、クソッ!! ……少佐、増援は!? どこかに回せる戦力は残っていませんか!」

地図を睨みつけていた少佐が、忌々しげに吐き捨てた。


「無理だ、これ以上の増援などどこにもいない!」

ジェイムズ・テイラー少佐は、本部内で怒号を上げていた。この町の防衛を任された陸軍将校の言葉は、悲鳴に近かった。

「もはや動かせる兵は、ここにいる僅かなスタッフと、恐怖に震える老人や子供だけだ。これ以上、何を差し出せというのだ……」

40代にして薄くなった頭を乱暴に掻きむしり、ジェイムズは筋肉質な身体を椅子に深く沈めた。極限の飢えと、止まないアボミネーションの襲撃。弾薬の底は見え、前線からは今も、絶望的な報告が届く。

「クソッ……一体、どうしろってんだ……!」

ジェイムズは額の脂を拭う仕草で、行き詰まった思考を強引に回転させていた。闘志は枯れていない。だが、物理的な戦力差がそれを許さなかった。町は今、まさに断末魔の叫びを上げて崩壊しつつある。

状況は絶望的、ここが最後のラスト・ディフェンス

ジェイムズ少佐が小銃を掴み、全員に玉砕の号令を下そうとしたその時、無線機が悲鳴を上げた。

「……本部!応答しろ!……ジョンソンだ、クソッ、聞こえてるか!」

「こちら本部、ジョンソンか!状況は!」

「本部!喜べ、奇跡だ!騎兵隊が来た!増援だ!!」

「……どういう意味だ!」

ジェイムズは無線機をひったくると、吠えるように問い返した。

その瞬間。

遠くから轟音と共に、重厚な音楽が響いてきた。ワーグナーの『ワルキューレの騎行』。

昇り始めた朝日を背に、複数の武装したヘリコプターが町へ滑り込んでくる。

その圧倒的な光景を、教会のガラス越しに見上げた作戦本部の面々は、ただ呆然と立ち尽くすしかなかった。


そうして、視点は変わり


ワールドα0001 前回来たガソリンスタンド付近


転移したら、夜であり、隊長のジョンも安全を考え、待機して朝を待とうと言ってくるが、信雄は強硬することを伝えると、ジョンも理由を悟り、折れた。


信雄はが現実世界で購入した、UH-60Mブラックホークをストレージから15機出して、その人員用でシルバーバレット経由で、追加人員のヘリパイロットとドアガンナーを雇っており、その人員が乗った後に、傭兵、いや、騎士達を各三人ずつヘリに乗せ、空へ舞い上がった。


信雄は今の夜の暗い状態なら、光で生存者の位置を特定できると踏んでの行動だった。


一行は、ガソリンスタンドから西へ続く道路に沿って向かっていた。

小一時間程行くと、朝日が登り始め町のシルエットが見えた、町は襲われていた、遠くからでも、銃声や爆音が聴こえる。



騎士たちを各ヘリに3名ずつ搭乗させ、黒煙の上がる町へとヘリボーン(空中強襲)した。信雄は、漆黒の闇に紛れた生存者を、朝日の光と焼夷の閃光で特定する算段だった。ガソリンスタンドから西へ続く道路を、飛行部隊が静かに、しかし威圧的に進む。

1時間ほど経ち、朝日が昇り始め、眼下に町のシルエットが浮かび上がると、その光景は地獄絵図だった。銃声と轟音、破壊の炎が町を包み込んでいる。

信雄は全ヘリに無線を飛ばした。

「全機に通達。前方の町が狂気に見舞われている!我ら騎士団の初陣だ。化け物を駆逐せよ、総員突撃アサルト!」

「「「「イエス、マイロード!!!!」」」」

「それから、搭乗中の騎士はスピーカーを最大音量にし、用意したCDをリピート再生しろ!」

「「「「御意!!」」」」

朝日を背に、狂乱の舞台へ突入するヘリ部隊。ワーグナーの『ワルキューレの騎行』が大音量で鳴り響き、戦場に支配を告げる。

「マジかよ、ただの空輸かと思ったら、ボスは最高にイカした演出をしてくれるじゃねえか!」

「ああ、しかも今回はただの傭兵じゃねえ、正義の使者だ!利益追求の仕事とはワケが違う、血がたぎるぜ!!」

「同感だ、派手に暴れてやろうぜ!!」

「「「さすがは我らの主君、器が違うな!!!」」」


騎士だけでなく、ヘリのパイロットやドアガンナーたちも、そのあまりにシネマティックな状況にスイッチが入り、雄叫びを上げて戦場へと突入していった。


街の入り口に群がる化け物どもを、機関砲の弾雨とミサイルの爆炎で文字通り「掃除」し、一行は町内へと殴り込んだ。

阿鼻叫喚の街並みを見下ろしながら、信雄が号令を下す。

「騎士諸君、狩りの時間だ。罪なき人々を救い出し、バケモノを地獄へ送り返せ。――降下ドロップ!!」

ホバリングするヘリから放たれた騎士たちが、重力を置き去りにして高度100メートルから舞い降りる。

連続する着地衝撃。地表を爆ぜさせ立ち上がった彼らは、声を揃えて不敵に名乗りを上げた。

「「「シルバーバレット見参! アボミネーション共、貴様らの命運はここで尽きる!」」」

散開する銀の影。それは街を救う希望であり、怪物たちにとっては死神そのものだった



鼓膜を震わせる「パヒュン!パパパパパパパパパパパパヒュン!」という硬質な銃声。

火薬の爆発音とは根本的に異なる、光学兵器特有の連射音だった。

最新鋭の鎧を纏った兵士たちが手にする連射式の光子アサルトライフルから放たれる死の閃光は、異形の化け物共を次々と屠り、光の塵へと変えていく。

その光景を、町の住人、自警団、そしてガメリカ正規兵たちは、怪異と交戦しながらも横目で見て、あり得ないものを見るような眼差しで問いかけた。

「一体全体、何者だ……! ガメリカの特殊部隊か!?」

「それにしても登場が遅すぎるだろ、バケモノ共を押し返してやがる!」

迫りくるレヴナントの首を、煌めくヒートソードで一閃のもとに両断し、隊長ジョンは涼やかに答えた。

「我らは『シルバーバレット』。異形の穢れを絶つ断罪の刃。苦悶に喘ぐ民の盾であり……偉大なる主、楠木様の慈悲を体現する騎士団なり!」

「し、シルバーバレット……? 騎士団……だと? ガメリカの正規軍じゃないのか……!?」


「フッ……まあ、簡単に言うなら『正義の味方』ってところさ」


約一時間半に及ぶ死闘の末、押し寄せていた魔物の軍勢は殲滅された。戦場には静寂の代わりに、信雄のぶおによる蘇生魔法の光が満ちていた。

「トリアージを急げ! 死亡者、および噛まれた者を最優先で回せ! 手遅れになる!」

信雄はハイマナポーションで魔力を強引に回復させながら、神聖魔法を展開し、死者の肉体修復と体内の汚染浄化、蘇生を並行して行う。

その凄絶な様子を後方から静かに見守る部隊長ジョンに、この町の責任者、ジェイムズ少佐が声をかけた。

「……すまないが、君たちの指揮官と話をさせてもらいたい。私はガメリカ合衆国陸軍少佐、ジェイムズ・テイラーだ」

ジョンは戦場から目を離さず、静かに、しかし威厳を持って答えた。

「シルバーバレット隊長、パラティン・ジョンです。少佐、我らが最高統治者はあそこで治療を執り行っている楠木様くすきさまだ。現在、死者の蘇生と汚染の緊急処置にあたっておられる。事態は一刻を争う……。すまないが、しばらくお待ちいただきたい」


「了解した。場所を変えよう」

ジョン隊長の言葉に頷いたジェイムズ少佐は、誘導されるままに仮設の大型指揮テントへ足を踏み入れた。応接用の無骨な椅子に腰を下ろすと、先ほどまでパワーアーマーを纏っていた女騎士が、武骨な面貌を一変させて丁重にお茶の支度を始める。

「お疲れ様でした」

装甲を脱ぎ捨て、パイロットスーツ姿となった彼女が差し出したのは、氷が凛と音を立てる冷たい麦茶と、芋羊羹。

「助かる」

ジェイムズは短く礼を言い、戦場の緊張を洗い流すように麦茶を喉に流し込み、羊羹を口へと運んだ。

戦慄くほどの甘みが全身に染み渡り、無意識に頬が緩む。一年間、アボミネーションという悪夢との殺し合いで極限まで張り詰めていた神経が、ようやく安らぎを取り戻していくのを、ジェイムズは確かな実感を伴って感じていた。


三十分後。重苦しい沈黙が漂うテントに信雄が入ってくると、待機していたジェイムズ少佐へ端的に語りかけた。

「待たせたな、少佐」

信雄は向かいの椅子に腰を下ろすと、即座に本題へと切り出す。

「改めて名乗ろう。楠木だ。あの騎士たちのあるじを務めている」

「この地の防衛責任者、ガメリカ陸軍少佐ジェイムズ・テイラーだ」

二人は座ったまま、静かに、しかし深い敬意を持って互いに一礼を交わす。

「……見事な防衛戦だった。貴軍の覚悟と戦いぶり、感服した」

信雄は、町の守り手たるジェイムズに敬意を表した。

「称賛と、そして援軍に感謝する。……無粋は承知だが聞かせてもらおう。貴殿ら、一体何者だ?」

ジェイムズの問いに、信雄は確かな自信を込めて応える。

「我らは『シルバーバレット』。異世界パラレルより来たる『憎悪の具現アボミネーション』を専門に狩る、独立武装組織だ。……資金も武装も全て私が調達している。つまり彼らは、私の直属となる私設精鋭部隊だ」


信雄は、真実の中に巧みな欺瞞を織り交ぜた設定を、ジェイムズに淡々と語って聞かせた。

「異世界……? 貴方は、何を言っている? 意味がわからんぞ」

混乱するジェイムズの言葉を、信雄は不敵な笑みで遮る。

「百聞は一見にしかず。少佐、少しばかり『向こう側』を覗きに行きませんか? ――リンダ。騎士団に伝令。各員、遊撃態勢を維持せよ。私はしばし席を外す」

「イエス、マイロード(御意のままに)」

天幕の傍らに控えていたリンダが、右拳を左胸に叩きつける騎士の礼を取り、音もなく退室した。そのあまりに洗練された軍人の挙動に、ジェイムズは一瞬言葉を失う。彼がリンダの後ろ姿に目を奪われていたのも束の間、信雄の鋭い呼びかけが意識を現実に引き戻した。

視界が歪み、世界が反転する。

次の瞬間、二人が立っていたのは、ニューヨークの摩天楼を見下ろす超高層マンションの最上階だった。


傭兵団のパワーアーマー慣熟訓練中、信雄は平安時代で農作業に精を出す傍ら、現代のマネーゲームで数十兆円を荒稼ぎしていた。それはただの遊びではない。世界各国に傭兵たちの隠れセーフハウスやリゾート用の島、物件を買い占めるための、壮大な資産構築だった。今回投入したヘリも、そうして取り入った米武器メーカーの重鎮から「大人買い」した軍事資産の一部である。

突如として転移した高層ビルの室内。ジェイムズ少佐が呆然と周囲を見渡す中、信雄は窓辺へ手招きし、不敵に笑う。


「ようこそ、私の生まれた世界のアメリカ合衆国のニューヨークへ!歓迎するよ少佐!」


「楠木……ここは『ガメリカ』ではないのか? だとすれば、この景色は……滅亡する以前の、古き良きガメリカの都市風景に見えるが?」



「その話はサッパリしてからにしよう。まずは風呂だ。街へ出るぞ」

差し出された着替えを受け取り、ジェイムズはバスルームへ。

一年間、戦場で垢を蓄積させた身体を清め、髭を剃り落としたその顔は、驚くほど若返っていた。

コンシェルジュにクリーニングを依頼した戦闘服が、静かに回収されていく。

マンション前に到着したリムジンに乗り込み、二人は戦場とは無縁の都市へ向かった。


黒塗りのリムジンが、眠らない街の象徴であるタイムズスクエアや自由の女神、摩天楼の絶景を巡る。ジェイムズは亡国の残影を瞳に湛え、無言のまま贅を尽くした美食を咀嚼し、胸中の苦悩を胃へと押し込む。果てに辿り着いたのは、信雄の隠れ家のようなバーだった。



カランカラン!

バー内には、静なジャズが流れていた。


「よう、信雄。また顔を出しに来たか。今日はあの騒がしい連中は連れてないのか?」

「ああ、マスター。今日は二人だけですよ」

「ほう、新顔か。……まあ座れ。いつものやつでいいな?」

「ええ、二つ頼みます」

マスターの手際で、琥珀色のブランデーがグラスに注がれ、ストレートのまま差し出される。

「それから、これ。嗜まれるならどうぞ」

信雄はそう言って、ジェイムズの前に太い葉巻を差し出した。

「ありがたく頂戴しよう」

ジェイムズは葉巻の吸い口をカッターで鮮やかに落としたが、火を探して手を止めた。ライターを戦闘服の中に忘れてきたらしい。

「これが必要でしょう?」

信雄がすかさず火を差し出す。ジェイムズは小さく頷き、その火を葉巻に移した。

「すまない、助かる」

紫煙を深く吸い込み、ゆっくりと吐き出す。

久方ぶりの良質な煙と、喉を焼く酒。ジェイムズの強張っていた神経が、静かに解けていく。

酒を最後の一滴までじっくりと味わい、グラスを置いた。

「……さて、話をしようか」

重厚な沈黙を破り、彼はポツリポツリと語り始めた。


「……結局のところ、俺たちはどういう風の吹き回しで助けられたんだ?」

「どうとは?」

 ジェイムズの遠回しな言い方に、ノブオは素直に聞き返した。

「……あの町を、貴方の支配下に置くつもりか? 俺も軍人だ。見返りのない慈悲など存在しないと知っている」

 ジェイムズは酒に酔った赤い顔を近づけ、信雄を問い詰める。

「プッ! アハハハ! なんだ、そんなことで悩んでいたのか」

「笑い事じゃないぞ。何が可笑しい? 俺の姿が滑稽にでも見えるか!」

 突然笑い出した信雄に、ジェイムズは訝しげな表情で噛みついた。

「……なるほど、少佐の危惧は分かった。だが本当に、生存者の話を聞くための『人道支援』に過ぎない。他意はないさ」

「なるほど、ついでに他の情報を探っていたわけだ。……何を探していた?」

 ジェイムズに核心を突かれ、信雄は一瞬口ごもったが、やがて少し迷いながらも話した。


秋津洲あきつしま公国という名に、心当たりは?」

信雄の問いに、ジェイムズは琥珀色の液体が揺れるグラスを弄びながら鼻で笑った。

「極東の島国だろう。ガメリカの同盟国……いや、今は『元』だったか。それがどうしたってんだ」

「実は、この世界かどうかは定かではありませんがね。以前、行き場をなくした三人の少女たちを保護しまして。彼女たちの故郷が、その国だったんですよ。もし世界が合っているのなら、送り届けてやろうと考えていたところです」

信雄の淡々とした、けれど温かな響きを含んだ言葉に、ジェイムズは呆れたように肩をすくめた。

「あんた、いい意味でとんでもねえお節介野郎だな」

「はは、よく言われますよ」

「……だが、嫌いじゃないぜ。その真っ直ぐすぎる精神こころいきはな」

信雄は苦笑を返し、手元のブランデーを一気に呷った。

「まだ、あの子たちの世界だと確定したわけではありません。ですが、一応の確認を含め、移動手段の目処が立ち次第、向かうつもりでいます」

その言葉を聞いた瞬間、ジェイムズの瞳の奥に、切実な、祈るような光が宿った。彼はしばしの逡巡ののち、椅子を引いて立ち上がった。

そして、戸惑う信雄の傍らへ歩み寄ると、古の騎士が主君に忠誠を誓うかのように、その場に深く膝を突いたのだ。

「……楠木殿。命を救ってもらった身で、これ以上の厚かましい願いを口にするのは、恥を忍んでのことだ」

ジェイムズは顔を上げ、信雄の目を真っ直ぐに見据えて叫んだ。

「折り入って頼みがある! 俺の身はどうなろうと構わない、好きにこき使ってくれていい。だから……どうか、あの町を救ってはくれないか! 頼む、この通りだ!!」

静まり返った室内には、彼の悲痛なまでの願いだけが重く響いていた。


信雄はしばしその姿を見つめていたが、やがて静かに立ち上がり、ジェイムズの重く垂れ下がった肩に、温かい手を置いた。

「……元からそのつもりでしたよ。安心してください、見捨てたりはしない」

その声は穏やかで、しかし確固たる決意がこもっていた。

「食糧支援、武器弾薬の供与、そして……町の復興まで、すべて引き受けましょう」

「感謝する、本当に……感謝するッ……!」

ジェイムズは言葉にならず、男泣きに泣きじゃくった。肩を激しく震わせ、大の男が感情を露わにして涙を流す。

信雄はそんな彼を無理やり椅子に座らせ、マスターに目配せして酒のボトルを二つ頼んだ。

「困った時はお互い様だ。さあ、もう一度飲みなおしましょう! 今夜は男の宴だ」

信雄が笑う。ジェイムズも涙を拭い、泥酔したような笑顔で応えた。

この時ばかりは、互いに重い肩書きも、町のリーダーという役割も忘れていた。ただの男同士として、明日への希望を酒に溶かし、二人は夜が更けるまで痛飲したのだった。


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