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蘇った記憶

 



 平和を取り戻した夜の灯は温かい。

 国といっても東洋の小さな幾つかの街の塊だ。その国の中央に、彼女の住む西洋に似た造りの城がある。



 ──満月の夜。


 自室のバルコニーで一人佇む彼女の側に、俺は降り立った。

 彼女の呼ぶ切ない声が聞こえたから。




「どした?」

信貴(しんき)、嫡男のいない父王からまた催促された。私ももう二十歳。本来ならとっくに世継ぎの為にもせめて婿を向かえていなければならない」


 俺を見つめるディーネの淡い紫の双眸が、満月の光で輝きを増して揺れていた。


 彼女の気持ちは知っている。そう、あの幼き頃から。そしていつか、この日が来る事も……。

 俺は、竜族を率いる応竜。竜族は自然のバランスをとる役目として存在する。そしてディーネは、人間。

 今の俺のようにいつまでも人間に干渉し過ぎてもいけない。ましてや先の戦いで竜族の掟を破り、既に俺の出世街道は閉ざされたと思う。神仏の考えは分からねぇけど。


 つまり本来ならもう一緒に居てやれないし、お互いに離れた方がいいんだ。ディーネは別れの挨拶をしようと戸惑ってるのか。心配するな。俺から言うよりはいいだろ?

 だが、彼女の口を衝いて出たのは意外な言葉だった。



「私には、貴方以外……考えられないの。どんなに虚勢を張っても、貴方だけは……生涯そばにいて欲しい。他の者と一夜を共になどしたくない! だから、ねぇお願い。に……人間になって、私と共に生きて」



 懇願する濡れた紫の瞳。



 ディーネが幼い頃から言い続けた言葉。それを、大人になり黄帝となった今でも……まだ言うつもりか?



「お、お前を守るには、このままの方がいいんだよ」


 精一杯の拒絶。

 何故なら……俺もお前と同じ事を思っているから。



 

 ディーネは我が儘だ。

 俺はあと千年生きれば『黄竜』に大出世するってのに、その可能性をかなぐり捨てて人間同士の戦いに関与しちまったのによぉ……。


 どんなに想っても、絶対結ばれる事などない運命。俺らはその運命に身を委ねて生きてきた。

 しかしディーネは違う。彼女は、運命に抗い、俺を苦しめる。


「信。私は世の中のどんな事も受け入れたわ。でもっ! 貴方の事だけは……っ」


 皮肉だな。

 何故、一番難しい所を……。


 幾筋もの涙が、彼女の真綿のような頬を伝う。


 それは俺も望んでいる事だ。だからこそ、ずっとお前の側にいた。俺は、お前が笑顔でいてくれればそれでいい。

 なのに──……時折、お前を泣かせている。



 それは、俺が人間じゃないから。ただそれだけの事。





 その日俺は、足枷を外したい気持ちを仲間に伝えた。


「主! それは本気なのですか!?」


 赤竜が詰め寄る。


「おいおい主よ。じゃあ俺らの力を一体誰が制御すんだよ?」


 黒竜が呆れ返る。


「なんで人間の女なんかをっ! アタシ達にとったら、瞬き程の命よ。放っておけばいいじゃない。大体干渉し過ぎなのよっ!!」


 鳳凰がいきり立つ。



 俺も昔はそう思っていたさ。だからコイツらの言う事も分かる。

 それに……。


「どうせ俺はこの間の事で、魔道士とはいえ、手を下してしまった。多分もう黄竜にはなれねぇだろうけど、人間としての命が尽きたら嫌でもお前らんとこ戻ってくるさ。だから……頼む」

 


 俺は初めてコイツらに頭を下げた。


 緑の少ない岩肌が露出する山の頂。そこに建つ殺風景な城中で、手に持っていたものを差し出しながら俺は言葉を続ける。


「制御の件は大丈夫だ。それまでの間、皆を制御する力をこの紅い石に封印した。人間になっても着用して、あと一つを四神の方に預ける。不老不死を守護する鳳凰、でいいよな?」


 皆はしばらく唸るが、俺はありったけの気持ちを伝え、逃げるようにその場をあとにした。



 背後から響く、鳳凰の泣き声。

 俺の心が引きちぎられるように、痛い。



 俺は……仲間を裏切った事になるのか?


 ──いや、違う。

 俺は……、俺は自分に正直になっただけだ。


 だけど一時的であれ、仲間を捨てた。


 ──違う。捨てたんじゃない。俺は愛する人を守りたいだけだ。



 なら、人間にならなくても側にいてやれるだろ?


 ──っか、彼女も望んでる!



 女を使って正当化するのか?


 ──っ短い命だ! 少しぐらい人間になったっていいだろうっ!!





「信?」


 耳元に柔らかな声が響き、何かにもがき苦しむ俺の意識から引き戻した。



「信、どうしたの? もしかして……後悔してる?」


 額には黄帝の証、紫の刻印が俺を覗き込む。彼女の柔肌にそっと触れ、俺は無理に笑顔を作った。


「んな訳ねぇだろ。ほら、ちゃんと布団被らないと、裸のままじゃ風邪引くぜ?」


「大丈夫よ。信の肌が私を温めてくれるから」 

 



 ──肌、か。



 やがて、隣で静かに寝息をたてたディーネ。その隣で、俺の……武骨だが人間と同じ肌が目に映る。



 ――なんだ。

 俺、もうとっくに人間になってるのに、今更何を思い悩む必要がある?

 だが俺は人の命を終えて、はたしてどんな顔で仲間んとこ戻ればいいんだ?

 引き止める仲間を制して、勝手な事をして、俺は……


 俺は──応竜に戻れるのか?


 いや、自分のした事に後悔は無い。これだけはハッキリ言える。



 俺は、ディーネの為に生きたい。

 それが奢りだというなら、奢りきってやろうじゃねぇか。永い命をほんの少し分けるようにさ。




 窓から差し込む満月の光。今は真夏の夜。

 涼風を靡かせる淡い水色の薄いカーテンが、ベッドの上で寄り添う俺とディーネを祝福するように揺れる。

 俺の肩にかかる金髪がくすぐったい。俺はそれを指先に絡める。閉じた瞼に柔らかく唇を乗せ、身も心も白い真綿のような体に吸いこまれた。

 そのまま俺は眠ったままの彼女を優しく抱きしめ、瞬きよりも短い時間を堪能する。


 人の肌がこんなに温かいなんて知らなかった。だからもう戻れない。愛を形にたとえる事は出来ないが、これが精一杯の愛情表現。


 そして『黄帝の守護』としてでは無く、『一人の男として』……俺がお前と共にいたいんだよ──。


 

 

 

  俺はそのまま深い眠りの河に押し流される。深く、深く――。


 だが気が付くと俺は焼け野原に立っていた。




 ──ここは?


 遠くから響くざわめきに似た多くの叫び。

 意識を遥か遠くに見据える。

 曇天の空が明るく見える程、国境いに見覚えのある黒い集団が垣間見えた。


 同時に人々の嘆きと狂気の残響が、俺の心を破壊していく。




 ──ああ……これは、二度目の襲撃。


 魔道士達が再び国を街を……奪おうとしている。だが奴らは何故、またここへ来たんだ? 追い返した筈だ。それともこれは夢なのか?



 俺の前で再び繰り広げる惨劇。

 またあの老木の杖で人間達を狂わせ、炎を操る。


 赤子を抱きしめた母親が豹変し、我が身を削っても惜しくない筈の小さな命の肉を喰らっている。

 焼かれた家から助けを求める老人が、逃げる人々に容赦なく踏み潰される。

 炎の乱舞に嘶きを上げた騎馬隊の馬が、恐怖にうずくまる男を鉄の馬蹄で踏み潰す。

 惨劇の残響が俺の全てを支配しようとする。



 ──やめろ。

 やめてくれ……。


 彼ら人間達の命は、こんな形で絶たなくとも……儚く短い。


 けれどその命を何かの為に、誰かの為に燃やしてるんだ。



 だからこそ──尊い。



 尊く、美しい命。





「信っ! よく聞いて! 貴方は残ってこの国、いや、人間達を守り続けて!」


 突然視界に飛び込んできたのは、鬼気迫るディーネの戦闘服姿。威風堂々とした姿勢とは裏腹に、彼女の瞳に強い焦りと決意が入り混じる。


「私はこの国や街を守らなければならない黄帝です! もし私に何かあったら、貴方が指揮を取るのっ! いいっ? お願いだから約束してっ!!」



 なんだそれ?

 俺がお前を守るはずだぞ?



 

「何言ってんだ? じゃあ俺は何の為に人間になったんだよっ! 俺はお前を──」


 その後の言葉を遮るように、ディーネは俺の腕を強く握った。


「いいえ、そうじゃない! 私は、貴方と共にいる約束を守れなかった! でも、私の最後の我が儘を聞いて欲しいっ!」


 最後の……我が儘?


「これだけは絶対、約束してっ!! この国の人間達を、守り続けてっ!!」




 ────約束?




 俺は、ディーネと共に国を守護する、筈だった。それは、ディーネと共に生きたかったから。ディーネの愛するものを守りたかったから……。




 突然、激しい目眩いが俺の思考と視界を歪ませる。歪んだ世界で、遠くから、嗄れた高笑いが聞こえた。



『もうこの国は我らのもの! 愚かにも、あの忌々しい竜が人間になり果てた今こそなあっ!! グッハッハッ!』




 ……俺の、せい?

 俺が……俺が人間に、ならなければ!?



 くそっ、胸の奥が苦しい。

 臓腑が引き千切れるようなこの痛みは、心の痛みってやつか?


 ああディーネ、すまない。っ俺の、せいだ!  俺は愛する方法を、間違えたのかもしれない。守る筈の者に、傷を負わせてしまったんだからな。


 自らの選択が、多くの犠牲を代償にしたものならそれは────罪。




 なんて事だ。今になって自分の愚かさに気付くなんて! 俺は、俺は……国の守護『応竜』でいなければならなかったんだ!!



 



「信っ! 何故ここにいるの!? もう約束忘れたの!? お願いだから早く逃げてっ!!」



 ──え?


 気が付くと、俺は黒い集団と向き合っていた。瞬き程にもならない一瞬の情景の変化に躊躇い、すぐに言葉が出てこなかった。



 いつの間に? いや、それよりも今やるべき事をしなければ、このままじゃ俺はただの罪人だ。


 俺は覚悟を決め、背後に軍を率いてるであろう黄帝ディーネに叫んだ。


「下がってろ! これは俺のせいだっ。俺がカタをつける!」


 俺がそう叫んだ姿を見て目の前に立つ魔道士の一人が下卑た笑いを浮かべた。


「これが本当の“身の程知らず”だなぁ! ゲッヒッヒッヒッ」



 ──!!



 そうだ……今の俺はもう、『人間』──だった。


 しかも何の武具も無いまま……。なんて、無防備で愚かなんだ。


「ゲヘヘッ。竜ってのは知能が低いのか? だがひとつだけ正解だな。そう、確かにお前のせいでこの町も国も滅びるんだ!!」


 奴らから感じる醜悪な思惑の影。

 そして振りかざす、幾つもの老木の杖。

 まるで……この瞬間を待っていたかのように──。


 そんな奴らが勝利の栄光を得た英雄のように空間を支配した魔道士達の重なる声が、俺の鼓動を激しくさせる。


「この者に、刑を定める! 忘却、災い、帰還を(しゅ)として千年の時を生ける屍となれ!」




 ──何故、殺さ……ない?



 魔道士達の唱えた言葉に呼応し、激しい風と竜巻が身を固くする俺を一掃するかのように吹き上げる!

 その抗い難い術は俺を縛り上げ丸呑みするような目も開けられない激しい勢い。



 遠くで、ディーネの半狂乱な叫びだけが俺の鼓膜に響く。だが身体が言う事をきかない。

 歯を食いしばり、俺は最後の言葉を残した。



「っディーネ、っすまない!!」



 それが、精一杯だった。

 そしてそれが、ディーネに向けた最後の言葉だった。

 

 激しい風圧と呪縛が続く。目を開ける事も、これ以上口を開く事も叶わない。

 たかだか魔道士という術者であり人種を超えた一族だが、生身の人間に与えるダメージはこんなに大きなものなのか。本来の俺らの方が確実に格が上なのに。生身の人間はこんなにも弱いのか。

 俺は認識をしていなかったのかもしれない。

 儚い命を削り出す脆い存在だとは思っていたが、人間は歴史を作り出す。積み上げた人間の力はもっと強く頑丈なものだと思っていた。

 だが本当にこれ程まで身体の脆い存在だったとは。


 ──ぐっ……苦し、い!

 も、息が! 息ができない!



 そうか。人間の身体はこんなに脆いもんなんだ。こんな自分が、何故ディーネを守れる? 本当なら、俺は応竜の力で奴らを簡単に吹き飛ばせたのに……。




 いや、脆いのは……俺の心だ。



 仲間にも、統括者として強がってばかりいた。時折、地上に降りて休みたくなる。

 人間は、身体が脆いからこそ強い心を持ってるんだとしたら。



 ──なんだ俺、本当は弱ぇんじゃん。



 そうだ。そんな心境の時、俺はディーネと出会った。彼女を愛し、本当に守りたいと思った。愛するたった一人の人間を。


 だからって、人間にならなくてもいいって話だ。そう。確かに仲間の言う通りだぜ。馬鹿だな俺。今更気付いたって遅ぇよな。


 俺は……自分の弱さを否定したくて、人間になったのかもしれない。

 『応竜』という形で人間を守る事。そこから背を向けたくて……。愛する者を、対等に守りたくて……。



 ああ、これは罰だ。

 身勝手な俺の弱さに自らも重ねて罰を与えよう。そして約束しよう。



 人間達の……笑顔を守る事を──。





 だが何故、奴らは俺を生かす?





 ……ああ、意識が、遠のく。

 もう……何も……浮か、ば、ねぇや。



 

  

「──……し、ん?」



 微かに聞こえる声は、どこか遠く――懐かしい。



「信っ、起きて!」



 え?

 夢、だったのか?


 ゆっくりと瞼を開いた先には、何も変わらない強気で可憐なディーネの姿。

 先程までの凍てついた孤独感から一気に開放されたように視界が明るくなる。


「ああ、よかったぁ。なんだ夢だったのかよ」

 安堵した俺はゆっくり起き上がり、不安を完全に打ち消したくて自然と辺りを見回した。が、


「……あれ?」



 夢だと、信じたかっただけなのか?


 虹色の空間に包まれた俺とディーネ。

 寂し気な微笑みを浮かべて、俺の側にいる彼女は──透けていた。



「信。もう自分を責めるのはやめて」

「ディーネ……そ、その姿は?」

「肉体が滅びた今は、魂だけになった。命って不思議ね」


 そう言った彼女は、生き生きと優しい微笑みを向けた。俺にはそんな事どうでもよかった。それよりも、


「儚く短いだなんて、嘘だわ。私はこうして生きてる。肉体が無いだけよ。だから……」


 彼女の指先が俺の目元に近付く。だが、記憶に残るその温かさに触れる事は無かった。

 透けた指先が、擦り抜ける。

 小さな風を頬に感じながら、自分が涙を流していた事を知った。



「……だから、何だよ。俺は、俺は何もできなかった。約束も結局守れてねぇっ! っ全部、自分の都合のいいように考えてなっ! 俺は……」



 そうだ──全て、思い出した。

 罪の意識にかられ、同時に<千年の刑>をこの身に受けた。


 二重の呪縛が、俺を変えた。

 人間が戦をしようが、どこかで人間の真の強さを知っていたから、憐れみなど無かった。記憶は俺を苦しめるから、忘却を受け入れた。


 自分への罪と、魔道士達のかけた呪が重なったんだな。


 

「信。それは違う。私の我が儘で貴方を縛ったの。ごめんなさい。結局、私が貴方を苦しめた……」


「何言ってんだ。らしくねぇぞ。そうじゃない。確かに俺は一人の男として、お前とずっと共に生きたかった。……魔道士の言う通りさ。俺には智恵が無かった……すまない」


 互いに、申し訳無いという気持ちが重なる。千年ぶりの触れ合いは、互いに一方通行だが。 だが同時に、俺は千年の呪縛から解き放たれたんだと思う事にした。それまでの罪を言葉で現す事なんて出来ない。少なくとも今なら償う事の意味を理解出来る。

 それはディーネと交わした約束、人間を守る事だ。


「でもお願い。貴方は貴方自身に戻って」

「は? 何言ってんだよ。もう記憶は戻ったんだぜ? 無駄な時を過ごしちまって馬鹿だよな。もうこれで本来の自分自身に戻っ」

「姿形や表面的な記憶じゃないわよ! 信貴本来の心よ! その証拠に外見は全然戻ってないからっ」

 


 ────!?



 ……本来の、心? え、元の姿に戻ってない?



「信貴自身が、何故ずっと応竜として生き続けていたか。そう成らしめていた──心の奥底が大事なの。私との約束という意味では無く」


 俺なりに応竜の存在意義を考える。

 応竜は元来、自然を守護せし者であり、人間達を取り巻く自然を支配する他の者達を管理している。


 身近にいるせいか、応竜……いや、俺は人間が好きだ。だからこんな事に。


「いやでも結果的に俺は、人間になりながらもお前達を守れなかっ……」


 ──!!


 いや、守れなかった事に応竜だからとか人間だからとか、そんなんじゃねぇ!




 俺自身が──ただ純粋に人間を守りたかったんだ!

 それだけだっ!

 愛しい者達を守り続けたくて……。

 だから俺は、ずっと人間達の側にいた。守護者として──。




 これが、俺の──本能。

 



 

 


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