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夢の続き  作者: 新田 藻亀
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旅立ち編.2

 与えられた課題について、港北と緑に報告に行く都筑と青葉。

 道中2人は模索していた。


「回復ってさ、どうやってやるんだろうね。学園で習ってないよね」


「そうだな、多分魔力の応用で習った"魔力変化"と"魔力操作"なんだろうけど、精密な感じのは苦手なんだよなー」


 学園は魔力の多寡に関わらず、誰もが通えるようになっていて、特進クラスのような物はない。

 従って読み書きから歴史、道徳倫理等、幅広く行われているため、魔力の応用に特化されているわけではなかった。


「精密な感じ私も苦手!でも、回復覚えたら青葉ちゃんが怪我しても治せるようになるから、頑張るよ私!」


「へへっ、お前の方が怪我しやすいくせによく言うぜ。私が覚えて治してあげるよ!」


「うー、確かにそうかも。ありがとう!」


 あーだこーだじゃれあっているうちに、目的地に到着した。


「こうさん、緑さん、遅くなりました!」


 この日は報告を兼ねてレストランで食事をする約束をしていた。


「おう、戻ったか。お疲れさん!」

「おかえりー」


 ジョッキを片手に持つ大柄で豪快な男性と、おっとりとした優しい笑顔の女性が返答した。


 注文を終え本題に入る。


「申請は無事に済んだのか?」


「はい!」

「緑さんに書き方教わってたから余裕だったぜ!」


 青葉は緑に向かってウインクしてみせた。


「良かった良かったー」


「して、課題はいけそうか?」


 2人は課題についても報告をした。


「なるほどな。長所と短所の課題か。良い課題じゃあないか」


 港北と緑は、都筑と青葉が啓示を受けた際に、それぞれ補佐を担当した担い手だった。4人でのパーティ戦闘も経験している。

 2人が特別仲が良いことや、得手不得手も知るところだ。


 港北、26歳、身長182cm。黒髪のオールバックが似合うお兄さん。筋骨隆々で、豪快な性格をしている。これからの活躍が期待される新鋭18星に数えられる。この物語の主人公の1人だ。


 緑、21歳、身長148cm。暗緑色の長いポニーテールの似合うお姉さん。物静かで優しく甘いモノが大好き。この物語の主人公の1人だ。


「連携の課題については私達ならいけると思うんです。ただ、回復については私も青葉ちゃんもちょっと不安なんです…」


「がっはっは。そう思うだろう?逆なんだな」


「「え?」」


都筑と青葉の声が重なる。


「短所を克服していく事は確かに大切なんだが、長所を伸ばす方がもっと大切なんだ。ポイントは練度に触れられているところだな。恐らく旦那はコンピとなる連携を求めているだろう」


「こんぴ?」

「コンピって何だ?初めて聞いたぞ」


 2人はキョトンとしている。


「コンピってーのは、簡単に言うと必殺技だ」


「必殺技…、うわぁ、カッコいい響き!」

「な!コンピ覚えてぇ!」


 2人は興奮している。


「がっはっは。既にお前たちにもあるだろう?」


「「えーっ、そうなんですか?」」


 2人の興奮は絶頂だ。


「都筑、お前の武器"三つ富士"、ありゃあ立派なコンピだ。あとすばしっこく歩くやつもそうだな」


「私の武器と"みなきたウォーク"が…」


 都筑の戦闘スタイルは、山田富士、川和富士、池辺富士という3本の槍を自在に操るスタイルだ。

 加えて動きに緩急をもたらす特殊な歩行術も用いる。


「青葉、お前は"獅子舞武装"とその"舞い"がそうだな」


「なにーっ、当たり前のようにやってたよ!」


 青葉の戦闘スタイルは、港北と同じようにフルアーマータイプで、獅子の仮面を被り徒手空拳で戦うスタイルだ。

 舞を舞う事で仲間を強化する事も出来る。


「そうだな。コンピとは己の魔力で他の誰にも真似できないような強みの事だからな。敵に向かってぶっ放す物もあれば、身に付けるものや動きその物もコンピとなる」


「青葉ちゃん…、私達何気に凄いかも?」

「ああっ、凄いかも!」


「がっはっは」

「うふふ」


「お待たせ致しましたぁ。こちらシウマイセット3つと、シウマイデラックスセットでございまぁす。ごゆっくりお召し上がりくださいまし」


 お姉さんがキャリーに乗せて食事を持ってきた。


「来た来たこれこれ、美味しそー!」

「良し、じゃあ話は置いといて食っちまうか」


 シウマイは皆大好きだ。青葉はタイムアタックで、5分149個という記録を持つ程だ。


「ごちそうさまでしたー!」

「食った食った!」

「がっはっは」

「うふふ」


「青葉ちゃん、私シウマイパフェを食べようか悩んでいるんだけど、どうかな?」

「食え食え!一口ちょーだいね!」


「よし、じゃあ話の続きだ。実はちょっと前に緑と話していた事があってな」

「そうそう」


「俺が起点となって、都筑がトドメをさす。で中間に撹乱として緑と青葉の舞を入れた連携だ。」

「「おおっ!」」


 都筑と青葉の声が重なる。


「その名は…、青葉の舞がブルーラインアタックで、緑の舞がグリーンラインアタックだ。」


「きゃー!カックイイ!」

「やべぇ、体が震えるぜ!」


 2人はまた興奮している。


「がっはっは。だろう?」


「やろう、それやろう、すぐやろう!」

「やりたいやりたい!」


 2人の興奮はまた絶頂を迎える。


「パフェまだきてないよー」

「はやる気持ちはわかるがしっかりと準備をしてからだな」


「はーい!」

「ちぇーっ」

 

「お待たせ致しましたぁ。こちらシウマイパフェとシウマイパフェデラックスお2つでございまぁす。ごゆっくりお召し上がりくださいまし」


「都筑、お前デラックスも2つ頼んでたのか!」


 これには大食い記録を持つ青葉も驚き確認した。


「はーい、デラックスは私ですー」


「「緑さん!」」

ちなみに、緑はシウマイパフェ5分16杯という記録保持者だ。

読んでくださりありがとうございます。

感想など頂けると幸いです!

どうぞ宜しくお願い致します。

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