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両親の研究成果と罪と罰


 コールドスリープから目覚め、超能力にも目覚めた私は、軍の監視下に置かれる事となった。



 『私の超能力は、離れた物を動かす事。

 ただし、私が生き物と認識した物は直接は動かせない。

 間接的に下にある土台ごとなどの場合は、自分自身も、移動可能。』



 なので、私は常に椅子に座ったままの移動が基本になってしまった。


 このままではいけないと、私の監視官であるエージェント42は、私の体を鍛える為に毎日ジム通いを強制してくる。






 数ヵ月経ち、コールドスリープで鈍っていた体に元の感覚が戻り、エージェント42の指導で私の超能力の力も向上した。

 過ぎ去った30年の歳月を振り返る授業も受けて眠っていた間の歴史を学んだ。



 『人類は病気や紛争により人口の多くを減らし、価値観や社会制度を変えて、世界は一つにまとまり、12の大きな都市と、いくつかの小さなコロニーと、3個の宇宙ステーションに分かれて暮らしている。』


 

 私は、コールドスリープで眠っていた都市TKの軍の施設で過ごし、今のこの世界に馴染む為の教育を受ける。

 そんな日常も半年が過ぎた頃、私に来客が訪れた。

 


 『わたしとワタシである。』





 

 私がコールドスリープで眠って5年、薬に深刻な副作用が見つかり、絶望した二人は別れる事となった。

 

 その後、それぞれが別々の新たな希望を見つけて数年。

 二人は新たな私を授かる。




 母は元々遺伝子学の研究者であった。

 私の病気が絶望的だと知って、クローン技術とデザインベビー技術の研究を合わせて進め、新しい私、『わたし』を誕生させた。


 全てにおいて完璧な『わたし』。


 頭脳は最高、肉体も最高、病気にも罹らず、年も取らない。永遠に15歳の姿の『わたし』。




 父は元々人工知能の研究者であった。

 私の病気が治せないと知って、人工知能と人工身体の開発を進め、新しい私、『ワタシ』を創り出した。


 全てにおいて完璧な『ワタシ』。


 頭脳は最高、肉体も最高、病気にも罹らず、年も取らない。永遠に15歳の姿の『ワタシ』。





 二人は互いに自分の理想の私、『わたし』と『ワタシ』と幸せに暮らしていた。



 その幸せを壊す私が目を覚ましたのだった。



 二人は病気や紛争で混乱する世界で秘密裏に研究進め、新しい世界にそれぞれの分野で凄まじい貢献をして成果を上げていた。

 

 人口減少社会をデザインベビーの技術で救い、人工知能の技術で救う。

 二人の身勝手な思いの副産物によって、世界は、少なからず救われたのであった。

 


 ただ世界の価値観は二人を許す事はなく、命を持て遊んだとして、終身刑が言い渡れた。

 





 そして、目覚めた私と『わたし』と『ワタシ』の奇妙な共同生活が始まった。

 



 この続きをどうするか悩む!


 3人の日常系の話


 3人が都市に攻め込んで来た反政府勢力と戦う話


 3人で都市を抜き出し反政府勢力に入って世界を敵に回して戦う話


 3人がそれぞれ別の組織に入って敵になる話


 色々なパターンを考えて悩む!

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