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星空の用心棒



無間の宇宙の中を赤い鎧が漂っていく。

音も無く、凍れる真空を切り裂いて飛んでいく。

どれほど経っただろうか。やがて赤い鎧は美しい青い星に吸い込まれるようにして落ちていく。


青い星、無数にある人類の開拓惑星のうちの一つグリーゼ581d。

赤い赤い荒野。少年が棒を持ってウシを追っている。

時刻は夕暮れ。グリーゼの太陽は地平線に沈み、空は暗く天に星を抱き始めた。


空に流星が輝く。別段珍しくない。

大気汚染がまだ少ないこの開拓の星では天はまだ星星のものだった。

だが、今宵の流れ星は様子が違う。どんどん、光を増し地上へと近づいてくる。

大気による熱烈なキスにも負けず、燃え尽きるどころか、光を増して。


やがて、金切り声にも似たソニックブームの音が聞こえてくる。

ここで少年はウシを追う手を止め、空を見上げる。

幼い瞳が鷹のように細められた。


やがて天から墜落してくる流星は光の尾を引いて地上へと落ちる。

すさまじい音と大気を震わす振動。そして閃光。

無意識に少年が眼を庇った。その手をゆるゆると下ろすと、数十メートル先の地面に大きなクレーターが穿たれていた。

まるで巨人が泥遊びをした跡の様だ。


パチ、パチと火の燃える音が鳴るクレーターに少年は呆然と口をあけながら恐る恐る近づいていく。

そっと覗き込む。

がし、とクレーターの淵に手がかかった。少年はひっと息を漏らす。

土まみれだが細く美しい手だ。

そしてクレーターの中から出てきたのは若く美しい女性。

小柄で、むしろ少女といってもいい。

少年が見たこともない材質で出来た不思議な服(後にツナギというのだと少年は知った)を纏っている。


眼が合った。


「は、はぁい……」


女性は少し気まずそうに笑うと手を上げた。


「ひゃああああ!」


少年は口を大きく開けて回れ右してあっという間に逃げていった。



宇宙から開拓惑星グリーゼ581dへと落ちてきた女は、

クレーターの淵から這い出すとつなぎについた土を振り払った。


<やれやれ、ずいぶんとしまらない着地だね、ヤソメ>


彼女が首から提げているスティック状の首飾りが女に喋りかけた。

若い男の声でだ。


「仕方ないじゃない、ずいぶんとコールドスリープしてたんだから……

もう少し速く起こして欲しかったわ、アーサー」


喋る首飾りの名前はアーサーというようだ。


<それこそ仕方ない。僕らはイロクォイ・ライオンズとの戦いで機能をあらかた損傷していた。

最寄の開拓惑星に着地できたのは……そう、君達人間が言う奇跡だ>

「せいぜいあなたたち機械の神様に感謝でもしておくことね。とりあえず人のいる所に向かいましょう。

さっき子供がいたってことは近くに村なり何なりがあるはずよ。バイクと銃を出して。ライフルとハンドガンね」

<解ったよ。君の骨董趣味もたまには役に立つんだね>

「いいじゃない。好きなんだから」


ヤソメといわれた女が地面を指差すと光が集まり子牛ほどの大きさになる。

バイクだ。ヤマハ・ドラッグスター。流線が美しいアメリカンバイク。

車体にはオレンジの炎が描かれている。


そしてヤソメの右腕と腰に光が集まるとガンベルトとライフルとなる。

古風でシンプルなボルトアクションライフル、ウィンチェスターM70クラシック。

これは背中に担ぐ。

ガンベルトにはS&WM26チーフスペシャルとS&WM500.

チーフスペシャルは玩具のように小さい使いやすさを重視したもの。

M500は巨大な見るからに威力の高そうな銃だ。

どちらも銀に輝くリボルバーである。


ヤソメはドラッグスターに乗るとエンジンを吹かす。

軽快な、けたたましさのない排気音。静かに鋼鉄の獣がうなった。


「うん、いい感じ。行きましょう」

<無駄な排気量に古い機構、理解できないね>

「エコなんて気にしないエゴカーよ。悪い?」

<いいや好きにすればいいさ>


赤い赤い荒野を一台のバイクが走っていく。

単眼のライトが闇を切り裂き、その明かりのみを頼りに遥かなる荒野をゆく。

雄大な、とてつもなく大きな自然の中にヤソメはいた。



そう遠くなく目的の村は見つけられた。

荒野にぽつんと存在する村。表通りが一本だけ。

その両翼に100は超えないだろう粗末な家々がある。


「場末にもほどがあるわ」

<贅沢はいえないだろう?>

「それもそうね。あの家の素材は何かしら?コールタールを縫った布で巻いた木製?」

<そんな上等なものじゃない。あれは鎧布ガイフの一種じゃないかな。

ちょっと魔力を通すだけで硬くなるお手軽で安い建築素材さ>

「お手製の武装にもぴったり、って奴?人のことは言えないけどずいぶん古い素材ね」

<仕方ないさ、辺境の開拓惑星はこんなものだって知っているだろう?

太陽系の大都市惑星に比べれば文明は退化しているものなのさ>


それにしても、いくら田舎といえどこの閑散とした雰囲気は何だ、とヤソメは思う。

そして思い当たる。ああ、盗賊にたかられている村の雰囲気に似ているのだと。


「それより、酒場とか食堂とか宿屋はあるかしら?文字を解読してくれる?」

<今やっているよ。うん、これは英語とスペイン語が母語になってる。

この系統の言語ならメモリにあったはずだ。今網膜と言語野におくるよ>

「またラングの魔法?あれちょっと気持ち悪くなるのよね」


ヤソメの体がびくん、と一瞬跳ねる。

その数秒後にはもヤソメには看板の文字が読めた。


「酒場・旅籠、ね……まともな所だといいんだけど」


そしてヤソメは一軒の酒場の前に立つ。

さびれた、お世辞にも綺麗とはいえない埃だらけの酒場だ。

人気は無く、がらんとしている。


それでも、薄暗く電球が一個だけついていた。


「……誰だ?あんた、余所モンだな」


電球の下、カウンターに人影か見えた。

低い声に似合った皺深い顔。しかし耳や手にうろこがある。

爬虫類の特徴が体の部分部分に見える種族だった。

それでも、人間にちょっとアクセントがついた程度だ。


「ええ、そうね。旅をしているの。

食べるものと水はある?できれば宿もあればありがたいんだけど」

「余所モンに食わせる飯はねえ、出ていきな」


老いた竜人のマスターはひらひらと手を振って追い払う仕草をした。


「払うモノならあるわ。好きなものをとって」

「あ?手前の体か?ごめんだね、あんたみたいなちんちくりん。

ましてや、エルフか?趣味じゃねえ」

「はっ、金よ。ここの通貨はこの中にある?」


そういうとヤソメはツナギの中から皮袋を出して広げた。

中には沢山の宝石と、さまざまな鉱石で作られた貨幣、他にはCPUチップやUSBメモリ、貨幣サイズのCDですらあった。


「なんだこりゃ、おもちゃの金か?……お、おいこれ!」


マスターは胡乱げにさまざまな通貨を見ていたが、やがて食い入るように一つの虹色に輝くコインを手に取った。

他のコインをかき分けて眼を大きく見開きじっとその通貨を見る。

ヤソメは猫のようににやりと笑った。ビンゴ、といった顔である。


「ああそれ……ガドリニウム硬貨ね。それで500サマエルよ。

それだけあれば一食食べられるんじゃないかしら」

「あ、ああ……そうだな、そんなもんだ。他の金はいらねえ。

こいつだけ貰っておくよ」


竜人のマスターは押さえ切れない笑いをごかますかのように厳しい顔を作る。

それはモノの価値を知らないよそ者に向ける笑みだった。


「そう、なら私は客ね。座らせてもらうわ。何か適当に胃にやさしそうな物作って」

「へっ、こんな場末の酒場で上等なものを期待すんじゃねえ」


そういうとマスターは大事そうにポケットにコインを仕舞い、カウンターの奥に消えていった。


<気の毒にね、500サマエルじゃあコーラだって買えやしない>

「フェアな取引よ。それより、ガドリニウム硬貨を増やして頂戴」

<まだ50枚はあったはずだよ。それにしてもtype:dragoonがこんな辺境惑星の住民だなんてね>

「ああ、やっぱり竜人ロンニンなのね。まあ、おいおいと学んでいけばいいでしょ。

注意すべきなのは私達が被差別人種じゃないかどうかだけよ」

<それもそうだね、ああ、そろそろ彼が戻ってくる。僕は黙っておくよ>

「はいはい」


竜人のマスターがかわらけのお椀とジョッキを持ってカウンターにどすんと置いた。

中身はカラフルなおかゆのようなものである。麦のような茶色の穀物に赤や緑、青の香辛料や野菜が色とりどりに入っている。

だが、具は良く煮られているのか柔らかそうだ。


ジョッキには色気もクソも無く水が入っているだけだ。

だが、荒野においては水は貴重品である。

ヤソメはアーサーにこっそりと小声で聞く。


(食べられるものかしらこれ?)

(栄養素的には問題ないよ。毒でもない)

(そう、ありがとう)


竜人のマスターは怪訝そうな顔で見ている。


「食事前のお祈りか?それ、護符だよな?」

「ええ、まあそんなものよ。いただきます」


金属製のスプーンで粥をすくって食べる。


「あら、悪くはないわね」

「そりゃどうも。ところでお嬢ちゃん、どっから来た?」

「野暮な事はなしにしましょう?遠く、とても遠くからよ」


ヤソメの視線ははるか天を見る。見えるのは天井だけだが。

竜人のマスターは鼻をならした。


「フン、そうかい。あんた都会者だ。都会じゃそういう服が流行ってんのか?わからんね俺には」

「あー、まあ作業着よ。着の身着のままで来ちゃったから。まあ、色々ね……」

「色々あらあな」


マスターはわかるわかる、というようにカウンターに頬杖をつき、うなずく。

年へて腕の鱗は茶色がかっているのが見えた。


「ところで、ツチグモとかアラクネーってわかる?このへんじゃ何ていうのか知らないけど、指先から糸を出す人種よ。

大体が縞模様で甲殻の手足をしてる人たち」

「しらねえな。あー、いや待て。シン・トーキョーの方にそんな奴等がいたって聞いたこともある。

あんた、そこから来たのか?ツチグモなのか?」


マスターは少し事情がわかったというように確信系でたずねる。


「追ってる奴がツチグモなのよ。国元でいろいろあったの」


帰ってきたのは苦笑いだった。


「へっ、あんた嘘が下手だな。安心しろよ、別にここいらじゃツチグモなんざ見ねえ。

あんたがツチグモでも何も思わねえよ。エルフよかましだ」

「あー……エルフは金持ちよね」

「あいつらはお高く止まってて好きじゃねえな。はん、あいつら政治がどうとか言ってるがね。

俺に言わせりゃあいつらが何やったってよくなったためしなんざねえんだ。

関係ねえよ。こんなクソ田舎にゃあな。政治家なんざ詐欺師と同類だね」

「まあ、極潰しが多いとは思うわ」

「はっ言うじゃねえか。まったくその通りだ。

俺に言わせりゃ共栄党なんざ……」


それからしばらく竜人のマスターによる熱い一人政治討論が始まった。

終わるころにはすっかり粥がなくなって水を飲み干そうかというほどの時間だった。

だが、ヤソメはむしろ興味深そうに静かに聴いていた。


「……ってなもんだ。まあ、ジジイのヨタだよ。あんたこんな話聞いてて面白いか?」

「まあそれなりにね。私はこのへんの事情にうといから助かるわ」

「あんた、正直だな。嘘がつけないだけじゃねえ、正直だ。

長生きできねえぞ、そんなんじゃな」


マスターの縦に割れる爬虫類の瞳孔が優しげな色を帯びた。


「かもね。よく言われるわお人よしって」


そこにがやがやと野卑な騒ぎ声が聞こえてくる。

馬のいななきも。


「っとヤベエ!おいあんた、隠れてろ。厄介ごとには関わりたくないだろ?」

「ありがたく隠れさせてもらうわ。ま、こういう所に私みたいな余所者がきたらね……

せいぜい大人しくしてるわ」

「そうしてろ。いいか、奥に隠れてろ。ヤバそうなら裏口から逃げろ」

「ありがとう」


ヤソメは酒場の裏口にひっそりと身を隠すと様子を伺う。

悪党じみたがなり声が酒場を荒らす。


「おいおやじ!酒だ!酒を持って来い!強い奴だ」

「ガハハそれと肉も持って来い。たっぷりとコショウをかけてな!」

「へ、へえ……旦那方。あの、今月の上納金はもう払いやしたはずですが……」

「あ?客だぜ今日は。それとも何か?俺たちが酒呑みに来ちゃまずいことでもあんのか?なあ」

「早くしろよ!トカゲみたいに素早く持って来い、トカゲ野郎」

「へ、へえ……」


ごろつき共だ。

ただしその姿はやはり人のものではない。死人のような青い肌、赤い目。口から見える牙。

服装は黒一色のゴシック調のものだ。

しかしそれ以外は種族がばらばらだ。

2mはある筋肉質の大男、頭には角がある。

全身を毛皮で包まれた獣耳の男。顔と手は人間のものだ。


(まるでメタルバンドの打ち上げみたいだわ)

<type:auraにtype:lupoだね。身体能力だけはやたら高い戦闘型。

M500を持ってきてよかったよ。チーフスペシャルじゃあ意味がない。

人の形をした熊みたいなものさ>

(顔色は悪いのにね。数は三人)


裏口でこそこそとヤソメとアーサーは小声で確認しあう。

ちらりとごろつき共を見ながら。


「ところでおやじ。表に止めてあるバイクは誰のだ?

あんな豪勢な代物、ロスト・ヴェガスでもなきゃお眼にかかれねえ。

なあ、素直に言えよ。保安官呼んだろ?

今ならそいつを血祭りに上げるだけでお前らまで殺しやしねえよ。必要がない限りはな。ええっ?誰のだ?」


角のある大男が低く冷徹な声で静かに聞く。


「と、とんでもねえ!ありゃ旅の余所モンのものでさあ。すぐに出て行かせますぜ」

「へえ、旅のモンね……」

「おいバラキ、ありゃ女のモンだぜ。俺にはわかる。女のにおいがする」


狼男が得意げに言う。


「そりゃあいい。おいおやじ、その女とやらを呼んで来い!酌でもさせろ!」


このまま隠れていてもジリ貧だ。それに少し思惑もある。

ヤソメは裏口からそっと姿を現した。


「はあいこんばんわ。そのバイクは私のよ。邪魔だったら、さっさと出て行くから気にしないで?」


竜人のマスターはなぜ出てきたという眼でヤソメを睨む。


「はん、ちっとばかりちびっこいがいい女じゃねえか。俺は平坦な胸の女は好きだぜ」

「なまっちろい肌だな。きっと都会の女だぜ。なあこっちに来て酌でもしろよ」


ごろつき共は腰に刺した銃とナタをコートをさりげなくはだけさせちらりと見せた。


「ええ、いいわよ。お酌くらいなら」


ヤソメの顔は笑顔だが眼は笑っていない。

それはごろつき共も同じだ。

このような場合において、旅のものはだいたい襲っても問題のないカモとして扱われる。

それ故、ヤソメが出てきた瞬間から駆け引きは始まっているのだ。


「ひゅう!そりゃあいい。ついでに俺と一晩どうだ?」

「さあ、それは貴方次第ね」


獣人のごろつきたちが野卑な声を上げた。


「おい姉ちゃん、面倒くせえ事言ってねえでさっさとケツ出せよ!」

「おいバラキ、面倒だ。さっさとさらってお楽しみといこうぜ。

俺はこいつのバイクが欲しい。ありゃ高いぜ」


バラキというリーダー格のごろつきがチッと舌打ちした。

どうやら彼らの中でも駆け引きはあるらしい。

ここはバラキ一人にいい思いをさせないという欲が顔を出した。

だがそれは彼らにとって早まった判断だった。


「ねえ、ここは楽しくお酒を呑んで終わりにしましょうよ?

明日にはお互い知らない人、二度と会うこともない。それでいいじゃない」


ヤソメ自身もまったく信じていない言葉だった。


「そりゃあ、できねえ相談だな」

「そう、なら覚悟はいい?」


一瞬の緊張。だがそれは刹那もない。

互いの指がベルトに指した銃に手がかかり、銃声がした。

その数、6発。

ゴロツキが1発づつ、ヤソメが三発。


どさり、と音がした。

三人のゴロツキが心臓に銃弾を受けて同時に倒れる。

ヤソメには傷一つない。


その秘密はゴロツキたちと同時に落ちた彼らの手首にあった。

彼らの手首は鋭利な切断面をさらして斬れている。

ヤソメはいかなる手段か彼らが銃を撃つ前に彼らの手首を切断し、自らに弾丸を当てさせなかったのだ。


「私の糸は最初からあなたたちを取り囲んでいたわ。

あなたたちは私の巣の上ではしゃいでただけ。残念だったわね」


ヤソメの可憐な指は今や黄色と黒の縞模様に塗られた爪の鋭い甲殻となっている。

爪から極細の糸が出て、きらきらと電灯の光にきらめいていた。

オーガのゴロツキ共の手首を切断したのはこの蜘蛛糸だったのだ。

そしてヤソメは500サマエル硬貨を三枚竜人のマスターに投げ渡す。


「始末はお願い」

「いや、ちょっと待て」

「足りなかったかしら?」

「違う!そいつらはまだ生きてる!」


何、とヤソメは振り向くと頭から血を流しながらゴロツキ共がゆらりと立ち上がってくる。

残った片手には鉈を握り締めて。

ヤソメは鉈が振り下ろされる前に一発づつゴロツキの頭部にぶちこみ、すばやくしゃがんで前に飛び出し鉈を避ける。


さらにヤソメは酒場に張り巡らした糸を使い天井に張り付くと糸によるさらなる攻撃を加えようとする。

だがバラキはときの声を上げながら鉈を振り回し出口へと逃げる。


「うおおお!死んでたまるか!」


一瞬遅れて残った二人のチンピラが糸によりサイコロ大にカットされた。

M500の装弾数は5発。弾切れだ。

バラキはすでに外に逃げている。糸は酒場の中だけだ。


ヤソメは素早く酒場の屋根に上るとウィンチェスターを構える。

元々精密な狙撃が可能なライフルだ。

馬に乗って逃げるバラキの背に何発も打ち込むが効果がない。


「てめえ女!片腕の借りは必ず返す!」

「せいぜい速く逃げ帰りなさい。親分にでも泣き付くことね!」



一エピソードごとに掲載しますので、思い出したころに続きが掲載されると思います。

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