圧縮袋(あっしゅくぶくろ)
旅の必須アイテム。
通常の布袋ではすぐに荷物がいっぱいになってしまうのと、旅する時に荷物がかさ張るのを防ぐために構想されたアイディア商品。
布地は魔術によって魔力を練りこまれたものを使用し、実際の圧縮に対しては、人族の魔工術式によって作成されている。
袋の留め金にある魔鉱石を操作すると、中身を見なくても一覧表示される優れもの。ただし、時間経過は通常なので、生ものを入れておくと腐るそうです。
圧縮という割に、重量は一定値から増加しない。
質量の限界はあるらしく、無理やり詰め込み過ぎると圧縮状態からの復元が難しくなる。
ちなみに、この袋の中に生き物を入れるのは不可能とされている。魔術や魔鉱石などで生きたまま入れることが出来ないように防護術も組み込まれている。
レーヌ族や精霊族、インフィニティは何故かこの中に入りたがるものが多い。しかも、通常であれば無事に済むはずがないのだが、彼らは五体満足で出入りする。
他の小動物での実験では、まず袋の口の部分ではじかれる。強引に押し込もうとすると、小動物の生命活動が強制停止する。手掴みの際には、その手が裂傷、もしくは骨折などの不具合を起こすことが知られている。
荷物(非生命)の場合は、特に怪我をすることはない。
仮説としては、魔力を宿すとされる心臓部分が圧縮袋の魔術と干渉して不具合を起こすのでは?とされているが立証はされていない。