ラント国
ラント [独逸語] 陸、国 の意味。ルジアーダ [伊太利語]露(つゆ)の意味。
国名:ラント
巨大なクレーターが幾つか重なったような形状をしていて、最底辺と見られる地域には巨大な湖、そこから流れる河を下ると内海から外海へと続く。
外周にある巨大なクレーターの円形山脈地帯をダーイラ山脈と呼ぶ。世界でも有数の竜種の生息地帯。麓部分も含めて多種多様な種族が暮らしている。
“魔の森”も山脈付近にあり、周辺地域とかなり異なっており、事実上の不可侵地域とされている。
外交手段は、基本的に水上からしか国外へと行くことが出来ない。一応、ダーイラ山脈を越える事も可能だが、危険度と山頂付近の天候激変から余程の者でなければ試さない。
他国からは、辺境というよりも秘境にある幻の国という扱い。
サングィス国との関係は険悪である。
これには、様々な理由がある。一般的には、当事国が人族至上主義な思想があることから多種多様な種族を国民として認めているラント国を野蛮な連中と見下していることから始まったとされている。
その他の種族や国の上層部からは割と友好的な応対をされている。
少数種族や劣悪環境で育ったものたちにとっては、理想郷とされることもある。
その一番の理由が建国時の理念として、多種との共生をかかげていた為である。現在も王族と貴族?に国民たちとの精神的な距離は近い。階級意識も優劣よりも役職的な意味を認識しており、高い給金に対しての義務と責任は当然という考えが浸透している。
首都:ルジアーダ
街の雰囲気はヨーロッパ風をイメージしている。
建国した異邦人の一人が憧れを込めて建築に関して希望を述べたのだが、実際に訪れたことはなかった為に“なんちゃって”ヨーロッパ風となっている。テーマパークにある洋風建築物を上回る混雑とした様子で、よく観察するとそれ以外の地域の建造物も入っていたりする(笑)
国営商店街(別名、趣味人の集い)
日本のアノ電気街のような独特の雰囲気のところ。王城勤めの者たちのクラブ活動の場であり、利潤度外視の趣味の場所。
騎士や兵士、官吏や侍従に下働きの者たちなどの仕事場での過剰な権威欲や物欲、歪んだ優劣感などを緩和するためのクラブ活動の場所で学園祭に似たノリで行われる。
その内容は、多種多様で規模も様々だ。
基本的な規律として、人様に迷惑をかけないこと、利潤を追い求めないこと、仕事に影響を及ぼさないこと、が設けられている。この他にも細かい規約は存在するが、王城に勤めている者であれば、誰でも参加できる。
多種多様な問題に犯罪、ルールなどの対処は、“国の直営地区”を利用して独自の処罰方法で裁くため、商店街の発足から処罰まで独特過ぎて内情は混沌となっている。
国営商店街に関わる者たち全てがこの場を大切に、そして大好きなので、逆に普通の犯罪は抑止されているのが現状だったりする。
王城の外堀と街の内壁の間に店舗が密集した地区。
街中と違い色彩豊かな店舗が立ち並ぶ異様な雰囲気を発する。また、成人指定区域も存在している。
例えば、飲み屋でも男女専用と共通の三種類に分かれているとか。特殊な性癖に目覚めた人用とか、怪しげな薬から玩具、服飾とか。“子猫さまを愛でる会”とか“躾の仕方研究会”に“禁断の愛後援会”、“胡蝶之夢クラブ”、“魔工術式研究会”、“食材研究会”と“料理開発部”等々。
真面目そうなものからネタ的なもの選り取り見取り。
様々な店舗と同好会が存在するが、それらを総括して監視しているのが“裏の情報部”と呼ばれる組織である。現状は、その活動内容に構成員もナゾとされている(笑)
とりあえずは、こんな感じでしょうか?
本編が進むと同時に追加されると思います。ネタバレというよりも、遊び要素が満載の部分でしょうか?