箱庭の村 (東雲の村)
東雲 [日本語] 夜の明け方 という意味。
色々と規格外です。
年齢にしても能力や技術にしても、ありえないくらい無茶苦茶な仕様にしてあります。
そして、最強なのに過度な欲は持っていない… という有り得ない状態です。
この村がどこにあり、村の大人たちが日常生活で使用している家電製品などをどうやって入手しているのか、その全ては謎に包まれています。
上下水道は完備されています。 電気も電話、ネット回線ですら繋がるのに、村の外には出れないという摩訶不思議な場所です。
ちなみに、ネット回線には思春期の少年少女に配慮して閲覧にはかなりの制限がされています。 もちろん、大人向けをコッソリ見ようとしても何処で識別しているのか、確実にはじかれます。それどころか、大人と同席していても閲覧拒否されてしまう… という男の子にとっては是非とも攻略してやりたいパソコンが各家庭一台は設置されています。
知識を得るのが先か、成人するのが先か… それは本人の努力次第(笑)
村の住民は全員、顔見知り。
しかも、何かしらの武術を学んでいます。 外部の人が来ないのに、必要なのか?
それ以外の知識は、大人たちから教わります。 その分野は様々に及びます。家庭的なことから日曜大工、果ては専門知識が必要な医術関連までもがその対象です。
勉強大嫌いな子供でも、遊びの一環として、ご褒美を得るためとして、必要に迫られてと色々な方法で覚えるまであの手この手で学習させられます。
蒼溟の両親は『町』に住んでいるようですが、事実はいかに?
“成人の儀式”は各個人の性格や知識レベルに応じて行われます。
成人した子供たちのその後は、本人次第です。村を出ると苗字として東雲を名乗ります。
村の性質として「 冗談を本気で行う!」があります。
ある意味、刺激の少ない田舎風景な村だからこそ… なのか、子供の冗談に大人たちが本気で対応します。
例えば… 空中散歩と称して木々の間に釣り糸を張り巡らし、その上を歩いて見せる。 魔法と言って、曲芸を披露する。 妖怪と言って、ぬいぐるみの中に精密機械を仕込み、しゃべらせる。 …などなど。
高い技術力の無駄使いとしか思えないことをする。
女尊男卑な風習?
別に女性が偉く、男性はかしこまれ… というわけではありません。
女性は、子育ての為に常識的なことを心がけて生活しています。
男性は、遊び心を忘れないように生活している。
この違いから、イタズラが過ぎて奥さんに怒られている姿から子供たちが勘違いしているだけです。
女性も先に述べた性質により、男性と共に子供たちに対してイタズラをする事もあります。
しかし、精神面にトラウマを植え付けないように… という配慮から種明かしや対処方法?を教えるなどをしている為、子供たちの目線では女性の方がしっかりして、頼りになると思われているようす。
案外、それを狙っているのかもしれませんが…。
男性に対して子供たちが尊敬していない訳ではないようです。
色々な遊びや本当に危険な事に対しては、迅速で的確に対処してくれる。
母親たちに知られると怒られそうな事も、一緒に …さり気なく怪我しないように注意してくれながら… 遊んでくれる男性は子供たちに大人気だったりもします。
自給自足が基本の村です。
それぞれの家庭で畑や果樹などを栽培していますが、広さが半端ない。
村の周辺には、湖、山(鉱山含む)、森、平原と広範囲に所有地があります。
なのに、村人以外の人影はいないという摩訶不思議な土地です。
( ちゃんと、理由がありますがネタバレになるので割愛します♪)
村の所在地は、明らかに出来るのか? それとも、このままナゾで済ますのか?
本編の進行具合により左右されそうです。
何気に一夫多妻を実現しそうな湊兄ちゃんの事は外していたりする~♪