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今、猫がいたら…

母を亡くした今、我が家にルルちゃんがいたらどんなにいいだろうと思ったけど…

我が家の可愛い娘猫のルルが旅立って、もう3年過ぎた。

ルルのご飯やお水の食器も、砂がいっぱい入ったトイレも、ガリガリやる爪研ぎも、お気に入りのおもちゃも、すっかり捨ててしまったのだけれど、なんとなく薄っすらルルの気配を感じることがままある。

部屋を見渡しても、どこにもルルはいないのに…

そんな淋しさにも随分慣れた。

母を亡くした今、ルルがいたらどんなにいいだろう、とか考えちゃう。

勝手なことだと思うけど…

もしも今、猫のルルちゃんがいてくれたら、きっとあたし達の哀しみに寄り添ってくれたんじゃないかなぁ…って。

自分達の心を癒してもらいたいだけの理由で、ルルを求めてる訳じゃないつもり。

ただ、ふと、そう思っただけ。

本当に、ただ、ふと思っただけ。

こういう時、誰かや何かに縋りたい気持ち、すごくよくわかる。

縋っていないと、哀しみの淵にどんどん沈んで行っちゃうものね。

どんどんどんどん深く沈んで、水面の明るさもわからない程の真っ暗な場所に行ってしまうと、すぐには浮上できず、もしかしたらずっと深い暗闇の中から出られなくなってしまいそう。

暗闇は暗闇を呼ぶものねぇ。

もう2度と明るい場所に出て来られなくなってしまうものねぇ。

お日様を信じよう。

お天道様はいつでもあたし達を見てくれてる。

それが嬉しい。

夜の暗さは、どこか優しい。

日中、一生懸命動いた体を静かに見守ってくれる気がする。

「今日一日お疲れ様でした。ゆっくり休んでね」

そんな風に小さく声をかけてくれてるんだね。

みんな、実は結構優しいって、気づけただけで良かったよ。


最後まで読んで頂き、本当にありがとうございました。

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