おまけ1
一回目と二回目のお話でございます。
こちらの拙作は、しいな様の「瞬発力企画!」本隊に掲載させていただいています。
一限目「東京」
「東京」
東京といえば・・・やしきたかじん、グール、Victory、ジュリアナ、ドーム、音頭、大都会・・・ってあれは福岡がモチーフだった・・・諸々であります(もっと他にあるだろ)。
え~どうやら、こっちで話は膨らませなさそうなので、はじめて私が東京を訪れた時の話でもしましょう。
前置きにしては雑だけど、こちとら制限時間が一日しかないんじゃーい。
おほん。
あれは、10年以上前になりますか。
当時付き合っていた奥さんに「ライブ観に行く人がおらんけん。東京来てくれん」という言葉にのこのこ付いて行ったんですね。
いざっ。
大都会東京には圧倒されました。
どこ行っても人、人、人でした。
東京駅、日本橋を歩き、
(おおっここが、あの・・・)
と完全なおのぼりさんです。
東京ドームで行われた韓流アイドルグループ「SHINee」のライブ・・・全く興味の無かった私ですが、意外にもノリノリでサイリウムを振り回していましたね。
「やっぱものが違うわ。歌も上手だし、キレキレっ!」
と、奥さんは完全熱狂していました。
翌日は東京観光ではなく鎌倉と江の島へ。
なので、薄っすいです・・・東京のおもひで。
こうして一泊二日の弾丸ツアーは終了しました。
帰りの電車を椅子に座って待っていると、
「あの大ちゃん」
「ん?」
「鼻・・・ク〇」
後半が小声で聞き取れませんでした。
「鼻がどうした?」
「カピカピよ」
私は鼻柱を擦ってみます。
ビッグサイズの固まった鼻〇ソがこびりついていました。
めっちゃ、それが思い出です。
嗚呼東京花の都よ。
悲しいけど、鼻クソが東京の思い出なのよね。
二限目「夢見がち」
「夢見るSYOHJYOHじゃいられない」
草木も眠る丑三つ時、SYOHJYOHたちは夢を語り合う。
「私、いつか魔法少女になって世界を救うんだっ!」
「俺は新しい世界の王となって、俺を見下したすべての奴らにひざまずかせてやる」
「アタシはスチュワーデス・・・CAになって教官と禁断のLOVEしてみたい」
「我、月下より生まれし堕天の魂、水底の深き眠りより、聖剣を携えこの世に光をもたらさん」
「あちきは№1の花魁・・・いいえ世界が羨望するゲイシャガールになるでありんす」
「ワイは金持ちになってザギンでMONEYバラまいてリア充を爆破したい」
「アタイは仏恥義理特攻服キメて、レディースの頭夜露死苦ティーンズ〇ードのトップ飾ってやんよ」
「おいどんは腹いっぱい世界中のうまかもんを食いたいでごわす」えか
「うちはね~カリスマ理容師になってやるっちゃ」
「ミーはナーロッパで、ハーレムナイツでロッケンロールしたいザンス」
熱く夢を語り合う若人たち。
夢はいいものだ。
真夜中にひそひそと語り合う声。
やがて薄らと陽が射しこんでくる。
思えば長く長く熱く話したもんだ。
・・・・・・。
・・・・・・。
「は!」
我にかえる声、
「なに?」
「俺たちって」
「SYOHJYOHだった!」
「あ」
「あ」
「そっか」
「そうだった」
「我真意に至る」
「だっちゃ」
「でありんす」
「猩々」
♪♪♪♪♬♬♬♬(^^♪
「夢みる猩々じゃいられない!」
どっかーん!
ゔぁーん、どどーん、ばきゅーん、ずどどどーん。
山が突如大噴火する。
12の猩々たちは、迫りくる噴石と溶岩をバックに決めポーズをとった。
Lock-on猩々っ!
えっとぉ、お題を頂いて、頭の中から「夢みる猩々じゃいられない」が頭から抜けませんでした。
結果・・・これですよ。
相川七瀬さんの名曲ですね。
知っている?
このあとヘタレて、こっちに逃げ込んだんだよなあ(笑)。