6日目「コンパス」
六限目「コンパス」
コンパス・・・だとう。
うむむ、お題的には応用が利きそうな気がします。
あくまでも気がする・・・だけなので、あとは書いてみるだけだっ!
できるかな?
さてさてほーほー(笑)。
ジャンルは魔法少女モノ?パロディでいかがでしょう。
「魔法少女愚連隊ステーショナリーS」
小学3年生、今ぱす子と双子の姉妹、黒板直と芥子は、ないしょないしょの魔法少女愚連隊ステーショナリーSのメンバーである。
「子どもはいいなりでいい子」を唱える悪の組織ティチャーズ0によって改造された悪の先生たちを倒し、子どもたちに健全な夢と未来を取り戻すのがステーショナリーSの使命なのであった。
教室にあくのせんせいがあらわれた。
変身っ!
「コンパスコンパスるるるる~!」(怒られないかしら)。
「ブラック・ブラック・ストレート・アツい思いに答えてよっ!」
「黒の衝撃、チェンジ・イレイサーっ!」
3人はそれぞれの口上を言って魔法少女へと変身する。
「なんだぁ!その恰好は廊下に立っとれ!」
先生は激昂した。
「とんだ時代おくれのティチャーね」
芥子は冷たく言い放つ。
「そんなわからんちんは」
直はアツく言った。
「魔法少女ステーショナリーSが修正するわよ」
ぱす子は右手に忍ばせた夢コンパスをきゅっと少しだけ広げた。
「やれるもんならやってみ・・・」
そう言う先生の眼前にキラリと光る凶器。
「スキあり」
両目にぶすり。
「ぐわーっ、目が目が~っ!」
ム〇カのようにのたうち回る先生。
「先生にこんなことしていいのかっ!」
絶叫するティチャー。
「時に子どもってのは真っすぐで、正義の為なら残酷にもなれる・・・そんな私たち・・・魔法少女なの」
「もんげ~!バイオレンスやんけ。どこが魔法少女だっ!」
のたうちまわる教師を虫けらのように見下す、ぱす子だったが、
「ふふふ、それはね。あなたが見ているのはマボロシに過ぎないわ」
やさしい慈悲の声で囁く。
「なんだとぉ、こんな傷みがあるのに目も・・・目も」
先生は信じられないとばかり、なおも狂おしく転げ回っている。
「イッツまじかる!コンパス遊戯っ!幻魔刺」
少女のその声で教師の傷みが消える。
「・・・おおっ、見える・・・私にも目が見える・・・お前っ・・・先生にこんなことしていいと思うのかっ!バケツを両手に持って立っとれぃ!このバカチンがっ!」
「芥子」
「うん、直」
姉妹は顔を見合わせると詠唱する。
「漆黒の闇に浮きでるは一条の光、すなわち是、チョークなり。その世界は無限大っ!思いも希望もそこにはあるっ!いでよブラックウォール(黒板)」
教室にある黒板より1.5倍デカいのが降臨した。
「ぱす子」
「OK」
ぱす子はマジックアイテム夢コンパスを黒板にあてて、ギィ―ッとやる。
「やめろーつんざく音は!先生苦手なんだっ!」
耳を抑えるティチャー。
「夢チョーク乱舞!」
直は飛びあがりチョークを乱れ投げると、凄まじい弾道となり、先生の背広とズボンを貫通し身動きをとれなくする。
「夢消しドーンっ!」
そして、芥子のお約束マジック、ドアにはさんだ黒板消し頭上への一撃で舞い散るチョーク粉が、
「げほん、げほん」
悪を圧倒する。
「芥子ちゃん、直」
ぱす子は姉妹とアイコンタクトをとった。
「うん!」
「とどめよっ!ブラックウォール逆鱗っ!」
3人が悪を指さし叫んだと同時に、降臨したマジック黒板が先生の頭上に倒れて来る。
「はん!あれもこれもどうせ幻なんだろ」
「残念」
「な」
「これは本物」
「黒の衝撃来るわよ」
「そんなバナナ〜むぎゅ〜」
先生は黒板の下敷きになり倒された。
「やったね♡」
「私たちの勝利よ」
「いつものやついくよ~」
3人は一緒に勝鬨をあげる。
「いやさかー!魔法少女愚連隊ステーショナリーSがいる限り、悪の栄える道理なしっ!いやさかーっ!(ばんざい)」
こうして魔法少女愚連隊ステーショナリーSによって、子どもたちの平和は守られたのであった。
だが、悪の組織ティチャーズ0は虎視眈々と次の機会を狙っている。
いけ!魔法少女。
たたかえ!愚連隊。
その正義を疑うことを知らぬ者達よ。
ステーショナリーSに栄光あれっ!
チリン、チリーン。
チリンチリンを鳴らしながら、チャリで家へ帰る3人の図で幕なのであった。
思うのと書いてみるのは違うっ!
今は・・・これが精一杯なのれす。
黒板は文具じゃない?・・・知らんっ(笑)。