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⑼『神に聞くのは、俺の行く末』
⑼『神に聞くのは、俺の行く末』
㈠
神に聞こうとするけれど、それは純粋無垢なものである神の声を、待つと言う行為であって、降りてくるのを、待って居る、という感じだ。俺の行く末など、誰も知る訳がないだろう、と諦めれば、そこで終わりだろうから。
㈡
何かを建設するかのように、文章を練るのは、非常に有効だが、俺はそこから、俺の行く末が見えるとは思って居ない。しかし、意味は有ると思って居る。誰しもが迷い、また、迷走する時、そっと神は、背後にいるかの様だ。
㈢
訳の分からない、我々の我々は、俺の行く末を、どんな風に認めるだろうか。いや、認めるということでは、ないかもしれない。何れにせよ、神に聞くのは、俺の行く末、という小説を書き始めた以上、終わりまで書くのが、小説家だろう。