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⑸『神に聞くのは、俺の行く末』
⑸『神に聞くのは、俺の行く末』
㈠
俺の行く末を、神に聞くのは、些か、他力本願的ではあるが、どうだろう、俺は俺で、声を希求しているのであるから、であるからして、過去へ遡及することもなくただ、有り体の状態で、未来を見据えたいのである、という訳なのだ。
㈡
しかし、どうしても、俺が決定しなければならないこと、というのは、現実に多く発生するのだ。当たり前だろう、そんなことは。その時でも、やはり、アドバイスとして、神の声が降りて来たら、何と救済されることだろうか。
㈢
分からないことは、分からない、そんな風に思うのであって、俺は神に聞く、つまり、降って来た声を、聞いて居ると理解し、筆を進める。つまり、この様に小説として、残存させておくのだ。必要なものは、必要なのである。