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七話 最盛と再生

中二病少女"鬼火纏いの燐"は敵の能力によって洗脳されてしまう。

一方、共に逃げていた少年「ミノル」はキジの能力者と接敵していた。


「──ならば、我が全てを消し去ってやろう!!」


普通であれば冗談と受け止めかねないセリフだろうが、世界の見え方が一変する程の衝撃を受けた。

世の中に絶望し、生きる意味を何も感じられなかった一人の人間を救ってくれた。

──ニ年前、当時小学六年生だったミノルは『鬼火纏いの燐』に恋をした。













--

ミノルの予定では、放課後に文楽(ぶんらく)(りんご)と佐藤ミカちゃんと合流して喫茶店へ行くはずだった。


──はずだったのだが、何故か柴犬の耳を付けたおっさんとキジの見た目のギャルに追われる羽目になっていた。

並走して走るミノルの耳に文楽の荒い呼吸が聞こえてくる。

文楽は走りっぱなしで疲労が蓄積しているようだ。


「あっ」


文楽が声を漏らす。

ミノルの視界には足がもつれてバランスを崩す文楽が映っていた。

反射的に文楽に手を伸ばすが、距離が足りない。

走っていたため、急に文楽の方向に曲がることも出来なかった。


文楽は地面を一度跳ねて、硬いコンクリートにゴロゴロと転がった。

文楽のことが心配で駆け寄りたくなる気持ちをグッと抑え、キジギャルへ注意を向ける。

倒れる女子中学生に対して躊躇なく突っ込んでくるキジギャル。

どう考えても頭のネジが飛んでいなきゃ行えない所業だ。

恐らく自分より年上の大人だろう。

大人が無防備な女子中学生に何故こんな事が行えるのか。

理解出来ない。したくもない。

こいつは異常者だ。

グツグツと怒りが湧き出してくる。


「ハァハァ……ミノル……ごめん、もう走れない」


弱々しい文楽の声が聞こえる。

文楽は身体が動かせないようだ。

弱った小動物を狙うように、滑空するキジギャルの鋭い四本足が襲いかかる。


「文楽!!危ない!!」


昂る気持ちを原動力に、飛び込む勢いで文楽を突き飛ばす。

もちろん、文楽を庇うために突き飛ばした。

冷静な状態なら好きな人に触れることすら出来ないが、文楽を守る一心で身体が勝手に動いた。


初めに痛みを覚えたのはキジギャルの四本足が突き刺さった右脇腹。

そして、全身を打ち付けながらゴロゴロと転がり、出所不明の痛みを感じた。

頭は打たないように腕で守ったが、それでも直ぐには動けないダメージだ。


「あっ、外しちった!!」


耳にキンキンと響く声が聞こえる。

キジギャルの声だ。

気怠そうに続けて独り言をぼやく。


「あ〜あ、柴犬が女の子を捕まえてられてればうちがわざわざ顔を赤くメイクして来る必要なかったのに」


文楽に近付いていくキジギャル。

このままでは文楽が危ない。

転がった時に足を捻ったのか、思い通りに立ち上がれない。

マズい。異常者から文楽を守る事ができない。


「顔を赤くしないと能力が使えないのほんと欠陥だよね〜。顔面真っ赤メイクとかマジウケるわ笑」


大きな声で自身の能力についてペラペラと話すキジギャルは、文楽の前で足を止めた。

その後、文楽に危害を加えることはなく、聞き取れないほどの大きさでブツブツと何かを呟いていた。

視線をキョロキョロさせつつも文楽に意識を向けている。

その視線の動きは文楽が逃げないように見張りながら誰かを待っている仕草に見えた。


(そもそも何故キジギャル達は能力者を追っているんだ。友好的な理由ならわざわざ攻撃を仕掛ける必要もないはず……その割には何故、無抵抗の文楽に攻撃もしないし捕まえもしないんだ……?)


色々考え始めると妙な箇所がいくつも出てきた。

能力者を捕らえるのが目的なら、複数人同時に仕掛けるか、陽動して袋の鼠にして逃げ場を無くすのが良い。

能力者をボコボコにするのが目的なら、複数人同時に仕掛ければ良い。

なんとなくだが、柴犬とキジギャルからは計画性を感じず、個々でチグハグに動いているように感じるのだ。


ミノル達が戦闘している近くには、遊具がブランコと滑り台しかない小さな公園があった。

公園の周りは植え込みで囲われており外から内側が見えにくい作りになっている。

ミノルは公園に視線を移したところ、偶然人影が見えた。

人影は直ぐに植え込みに阻まれて見えなくなったが、誰かに助けを求めるチャンスだ。


(キジギャルが文楽に意識を向けている内に……助けを呼ぼう……出来れば大人だと良い……)


這うようにして公園へ向かう。

自身が進んだ道に血痕が続いており、刺された右脇腹から血が滲んでいるのに気が付く。

一度意識すると痛みも段々と主張してきた。

公園に入り、先程見えた人影の主を探す。


(……いた、見えた人影はあの人だ!)


ミノルが見つけたのは、杖をつく一人の老人であった。

杖をつく所作や身を包む衣服から上品さが滲み出ている優しそうな老人だ。

老人はミノルの姿を認めるとすぐさま駆け寄り、心配する声色で「キミ、どうしたんだい」と声をかけてきた。


能力に関する話は出さずに助けを求めるのが一番都合が良い。

急に能力の話をされても100%信じられないだろう。


「す、すみません、急に知らない人に襲われて……助けてもらえませんか」


「ワシが助けられるなら助けたいが……生憎杖が無いと歩けない程に足腰が悪くての……知らない人とやらは何処にいるんだい」


老人はミノルの這ってきた方向に視線を向けているが、今二人が話している位置からは植え込みが壁になって公園の外が見えづらい。


「公園の外に不審者がいるんです……僕の友達も今襲われていて、とにかくマズい状況なんです」


「そうじゃな……警察に通報……いや、キミ、怪我しとるで救急車が先かの……ん?ああ、携帯なくしてしまったの……公衆電話……は10年前ぐらいに撤去されてしまったの……婆さんは……今は家で趣味の手芸をしておったな……うむむ」


ブツブツと一人の世界に入り込む老人。

ダメだ、助けは期待出来そうにない。

他に助けが求められそうな人がいないかを見渡すと、滑り台の隣に木製バットが転がっているのを見つけた。


「す、すみません、僕行くので通報出来そうだったらお願いします」


落ちていた木製バットを杖代わりに立ち上がる。

多少の出血程度ならアドレナリンの効果で割と動けそうだ。


「いたいた!!男の子みっけ!!」


キンキンと耳に響く声が頭上から聞こえる。

夕日が山に隠れ切りそうな為に薄暗くなる空を見上げると、キジギャルが公園の周りを旋回していた。

攻撃に備えて木製バットを肩に構える。


(何故、能力者じゃない僕を追ってきたんだ……?いや、僕が能力者じゃないことに気が付いてないのか。文楽の元から敵を引きつけられるなら好都合だ)


「キミは!能力者!?それとも、そこのお爺ちゃんが能力者!?」


老人に助けを求めたのはミノル自身だが、無関係な人を巻き込む訳にはいかない。


「このおじいさんは公園にいただけの一般人だ能力者じゃない!!僕は……能力者だ!!」


キジギャルの気を引く為の発言だ。

もちろん能力など持っていない。

能力者を追っているなら、能力者と言えば注意を引けるだろう。


(キジギャルの注意を文楽から逸らして僕が倒す。公園から離れてもう少し文楽と距離を取るのも良いが、離れすぎるのも心配だ。……滑り台を遮蔽物にして攻撃ルートを制限。滑空してきたところを叩くか)


滑り台へ向かって駆け出す。

と、同時にキジギャルは地上へ向かって滑空を始める。


「キャハッ!じゃあこのお爺ちゃんは痛めちゃって良いんだ!!ウケる!!」


滑り台へ向かう足を止めて振り向くと、老人が杖を落としてアワアワと取り乱しているのが見えた。


「クソ……!この異常者がッ!!」


木製バットを引きずって老人の元へ走る。

滑空攻撃よりも先に老人の側に辿り着き、迎撃の準備をする。


「キャハハ!!男の子は単純だねッ!!ザコザコヒーロー気取りで簡単に踊らされてきゃわいいね〜〜攻撃しにくい場所に隠れさせる訳ないぢゃん!!」


「……おじいさん伏せて!」


キジギャルの滑空攻撃が迫る。

速度感や攻撃タイミングはさっき身をもって体感した。

滑空攻撃を見たまま解析すると、衝突寸前に頭向きから足向きへと体勢へ入れ替え、そのままドロップキックで攻撃を行うようだ。

要するに高度を活かした速度を載せたドロップキックだ。


ミノルはハエ叩きのように木製バットを振り下ろして撃ち落とすのを目論む。

木製バットを構え、腰を落として振りおろすタイミングを伺う。


(もう少し引き付けて……3……2……1……今だ!!)


迫るドロップキック。

キジギャルの足を捉えてバットを振り下ろす。

先程喰らった滑空攻撃を念頭に置いた、完璧なスイングタイミングだった。


「……ほんと、男の子は単純だね」


バットが直撃する直前、キジギャルは羽を大きく広げた。

空気抵抗を受けて速度が下がり、振り下ろしたバットは空を切る。

そのまま地面を強く打ち付け、手から肩にかけて痺れるような衝撃が走る。

肘を不意にぶつけた時の痺れにかなり近い。


直後、キジギャルのドロップキックがバットを粉砕してミノルに到達する。

鳥類特有の鋭い脚の爪が腹に突き刺さり、服が破けて即座に血が滲み出す。

ドロップキックの速度が落ちていたのと、腰を落としていたため、かろうじて倒れずに踏ん張れた。


「あれ、直撃しても倒れない。ウケる!!もしかして能力使って耐えたの〜?」


「……ハァハァ……お前は文楽を傷付けた……罪の無い人を巻き込もうとした。僕はお前みたいな人間が大嫌いなんだッ!!」


折れて持ち手だけになったバットをキジギャルの太ももに向かって突き刺す。

痛みで仰け反るキジギャル。

その隙を見逃すことなくキジギャルの上に馬乗りになる。


「いてて……キミ、なんて名前?」


「ミノル。柊木実……異常者の名前には興味ないから言わなくて良い」


「そ。ちな、うちの仲間はまだいるよ。早くあの子を助けにいった方がいいんじゃね?ミノルっち!」


余裕の表情を見せるキジギャル。

太ももから出血しているとは思えないほどの笑顔だ。

言動といい表情といい、キジギャルの行動全てに苛立ちを抑えられない。


「おじいさん……そこに落ちてる折れたバットを渡してくれませんか?」


「おいおいキミ、何をするつもりじゃ。答えによってはワシがキミを止める立場になるぞ」


「お爺ちゃん〜うちを助けて〜笑。ミノルっちを殴って〜笑」


「よーし気が変わった、ワシの草野球で培った全力スイングを見せてやろう!!」


老人が折れたバットを拾い上げようと屈んだ時、前兆もなく突如として轟音が鳴り響く。

おじいさんもキジギャルも勿論、ミノルもなにもしていない。

沈みかけていた夕日が再び街を包みこむ。


「……何が起きたんだ?」


「ミノルっち、なんかした?凄い揺れたしマジうち地震と雷だけは苦手なんだけど、後コーヒーも苦手」


「た、祟りじゃ!あぁ……ああ!!婆さんは大丈夫か!!」


誰も状況を理解していない。

おじいさんが太陽の方向を指差しているのに気が付き、視線を向ける。


「や、山が……思いっきり削れておる!!まるでプリンの一口目をスプーンじゃなくてレンゲで思いっきり掬ったみたいな削れようじゃッ!!そして削れた空間から夕日が差し込んでおるッ!!信じられん!!」


夕日が再び差し込んだのは、山に沈みかけていた太陽が昇ったのではなく、山頂から中腹にかけて消滅したことが原因のようだ。

能力者の仕業であることは確かだろう。


──しかし誰の能力だ。

キジギャルの「仲間」の能力を疑ったが、先ほどの反応は未知に対峙する時のものだった。

キジギャルの仲間の能力の線は薄い。

離れた場所で全く別の能力者が交戦しているのだろうか。

全く別の能力者が日々の鬱憤を晴らしているのだろうか。

分からない。

あれこれ考えたが、今は文楽の安否確認が最優先事項と考える。

戦闘から逃げる手を思案する最中、キジギャルが口を開く。


「ミノルっち。マジここは痛み分けってことで休戦といかない?……あの子が心配っしょ?うちも仲間が心配なのは同じ。あ、ちなうちの名前はキョウコね」


この異常者を野放しにするのは危険だ。

最低限、一般人に危害を加えない事を約束しておきたい。


「……分かった。おじいさんに危害を加えないならどいても良い」


「おけ。ギャル神に誓って、お爺ちゃんには危害を加えません。これギャルピね」


言動はともかく互いの利害が一致した。

一時休戦だ。

ミノルは立ち上がり、キジギャル──キョウコを馬乗り状態から解放する。

腹の怪我の影響で普通に歩く事すらままならない。

キョウコも太ももから血を流しており、ヨロヨロとしている。


公園の外に出る。

少し離れたところに文楽と倒れたおっさん犬ともう一人、見知らぬ男性の姿があった。

遠目から見た印象だが、文楽と見知らぬ男性は敵対しているようには見えない。

味方……なのか?


「親分とあの女の子が一緒にいるってことは……うちらの勝ちみたいだね?」


「親分?ちょっと待て、親分ってあそこにいる男のことか?キョウコ、お前の味方なのか?」


「そ。後、ついでにあの子もうちらの味方になったかな〜笑」


キョウコは親分の元へ近付いていく。


親分と呼ばれる男はキョウコの味方。

キョウコと文楽は当然敵。

親分と文楽は味方であるはずがない。


「考えられるのは、親分って奴の能力が洗脳系の可能性か……?ということは……」


柴犬の耳を付けたおっさん犬も、キジの羽を生やしたキョウコも、親分という奴の能力で洗脳されている可能性がある。

洗脳の発動条件も解除条件も分からないが、能力者を倒せば解除出来るものなのだろうか。


「あっ!ミノル!無事だったんだ!」


「……ミノル?キョウコもいるやないか。おいキョウコ、そこのミノルっちゅうガキも能力者なんか?」


「マジ本人から聞いたけど能力者なんじゃね?知らんけど。てか、早くメイク落として怪我の治療したいんですけど」


親分はキョウコの太ももに流れる血をチラ見する。


「その太ももの怪我……キョウコがただのガキに傷を付けられる訳ないな。丁度ええ、能力者の新たな手駒を増やしたいと思ってたんよな」


親分は倒れているおっさん犬に近付き、左手の黒い手袋を外して肩に触れた。

見た目上は何も変化はないが、肩に触れたのは能力に関係する理由があるはずだ。


「今、倒れてる味方の肩に触れたな。僕はお前の能力が洗脳系なのは分かっている。つまり、能力の発動条件は『肩に触れる』か『手で身体に触れる』ってところじゃないか?」


「なんやおめぇ、頭が切れるやっちゃな。ますますお供にしとうなってきたわ。……ま、能力の発動条件はほぼ8割ぐらいは正解やな、分かったところで防げないから別にバレてええ」


「ごちゃごちゃうるさい。文楽を返してもらうぞ」


「今わしは気分がええんじゃ。見たか、さっきの山を破壊した、りんごの力を?これがありゃなんだってやりたい放題じゃ。……わしの気分を害さないように大人しくお供になれや!!おい、キョウコ、りんご、ガキを捕まえろ!!」


正直冷や汗をかきっぱなしだ。

自分を鼓舞するために大口を叩いたが、能力者三人に対して無能力者の中学生男子一人で戦うのは無謀すぎる。

逃げた方がいいか?いや、腹の出血もあり長くは走れないだろう。


誰かに肩を叩かれる。

振り向くと、青色の瞳を持つ銀髪ロングの人間と、文楽の母親の姿があった。

そして、一回り小さな女の子……佐藤ミカちゃんの姿もあった。


「やあやあ”鬼火纏いの凛”。キミは先に私、女帝エンプレスの仲間になったじゃないか」


「りんご!!電話の様子がおかしかったからエンプさんと一緒に探しに来たわよ!!」


「りんご〜!ミノル〜!いくら集合場所で待ってても来ないから探しに来たよ〜」


ミカちゃんはこの特殊な状況に呑まれることなく、いつも通りの声色で声を上げる。


「少年……ミノルと呼べば良いか?肩を触れた際に私の能力『禁断の果実』を発動した。その身に能力が宿っているのを感じるだろう」


女帝エンプレス。

文楽から話に聞いていた、能力を発現させる能力者か。

確かに自身に能力が宿っているのを感じる。

手足を動かす様に、呼吸をする様に、瞬きをする様に、意識せずとも能力を使える確信があった。


「うん。ミノルで良いよ。確かに能力を感じる……ありがとうエンプレス!!」


ミノルに宿った能力は『最盛と再生(さいせいとさいせい)』。

回復系能力だ。

能力名は、自身で文楽と似たような名前を付けた。

能力を使用し、自身の身体の傷がみるみる塞がっていく。


「ほう……薄ら白く光った後に傷が治った……回復能力か。落ち着いた時に色々詳細を聞きたいな。ひとまず、リンの隣にいる奴らは能力者かな?」


「あれ、エンプレスが能力者を増やして回ってるって文楽から聞いたけど、親分達にはあった事ないの?」


顎に手を当てて考え込むエンプレス。


「いや、私は会った事ないな。恐らく私の発現させた能力者の中に私と似たような能力者がいたんだろうな。……能力の”二次発現者”といったところだな」


「おい、急に現れて何雑談してんの?」


痺れを切らした親分が話を遮って発言する。

ジャージの般若模様がひらめく。

親分はミノルの死角を通り、いつの間にか身体に触れられる距離まで詰めていた。


「しまっ……」


「ミノルッ!!」


「まずは一人目」


親分の手に触れるのはマズい。

身体に触れられて洗脳されるのを恐れ、距離を取ろうとする。

……壁?

透明な壁だ。

何故、後ろに壁が?

直前まで壁なんてなかった。


「この壁は!!ミノル、これはリンの『想像と創造』で造られた透明な壁だ!!」


文楽が動いた様子も、能力発動の予兆も見受けられなかった。

敵になるとよく分かる、厄介な能力だ。

──親分の左手を回避出来ず、身体に触れるのを許してしまった。


「今のおめぇはわしのお供の"犬"じゃ!!」


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