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皇国の海軍将校  作者: Tatsu
序章 兵学校編
6/27

卒業

雲一つない快晴で、太陽が高いところから見下ろしている。まさに卒業式日和だ。

毎日見ていたのに、なぜか今日は呉の海が綺麗に見える。

とか柄でもないこと考えたが、今日くらいはいいだろう。

卒業式と言えば桜を思い浮かべるだろうが、残念ながら海軍兵学校の卒業式は7月である。

正直一年の頃はさっさと卒業して軍人になりたいと思っていたが、有村のおかげか、いつの間にかそんな考えも消えていた。

うんやっぱり俺はそんな柄じゃないな。

たぶんみんなはこんな俺の独白よりも有村とのラブコメの結果を知りたいだろうが、それは彼女の様子から察して欲しい。

「せんぱ~い 卒業おめでとうございま~す!」

うん。やっぱり天使だ。

2年も同じ部屋で過ごしてたら付き合ったりできるのかなとか期待したが、全然そんなことはなかった。

「うんありがとう有村。」

「先輩の貴重な時間を使って私の課題とか見てくださってありがとうございました。あの部屋から先輩がいなくなると思うと寂しいです。」

ん…………あれ?そういえば俺が部屋から出て行ったら部屋に他の人が入ってくるわけで……

「教官殿から次に部屋に入る人聞いてんのか?」

「えっと…確か私が卒業されるまでは私一人だったと思いますが…どうしましたか?」

「いやなんでもない」

俺と相部屋だったのは何だったんだ?

「あぁでももう一年兵学校にいたかったな…」

別に有村ともう一年過ごしたいという下心があるわけではない…………ほんとだぞ?

「そうですかね?私は早く軍人になりたいですけど…あっ!言い忘れていました。先輩、少尉任官おめでとうございます!」

「ありがとう。」

そうだ。俺はもう軍人になったのだ。大日本帝国を救うという目的を達成するために突き進んでいかなくてはいけない。


序章兵学校編<完>

ここまでは一話あたり少なめにしてきましたが、できるだけ多くしていこうと思います。

あとここから何も考えていないので投稿ペースが落ちるかもしれません


補足

主人公は兵学校を卒業してすぐに少尉になっていますが、実際は卒業してから任官するまでまた訓練があります。(戦時は短縮されたようですが)

一応序列上位は在学中に訓練を終えているためすぐに少尉になっているという設定です

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