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皇国の海軍将校  作者: Tatsu
快進撃
12/27

セイロン沖海戦 前編

1942年4月4日

陽が落ち始めて艦橋が赤い光で包まれる。


「インド洋か……遠い所まで来たもんだな。」


「はい……やはり本国と違って暖かいですね。」


現在地はインド洋セイロン島南東七百粁

セイロン島攻撃の為に南雲中将率いる第一航空艦隊はインド洋を進んでいた。


この海戦は史実では勝利した戦い……だが、英東洋艦隊さえ叩けば陸軍への補給がしやすくなり、インド占領に繋げられるかもしれない。

MO作戦を変えられなかった分頑張らねば……


「敵航空機発見!…………直掩零戦によって撃墜されました。」


見張り員が報告してくる。


「見つかったな。」


「ええ、奇襲では無くなりましたから敵の攻撃に気をつけなければいけませんね」


「まあそこは南雲さん達が決めてくれるだろう。しかし……どうなると思う?少佐」


「…………流石にセイロン島を攻撃することは敵も分かっていると思うので、東洋艦隊が港に残ったってる可能性は少ないでしょう。」


「連中も真珠湾攻撃を再びされたくはないだろうからな」


「ええ。ですが……東洋艦隊も本部隊に匹敵するほどの戦力を持っていますから、完全に退避するということはないはずです。どこかで攻撃の機会を伺っているかと。」


「ふむ……君ならどこに艦隊を置く?」


史実通りであるならば……

「ここら辺の環礁が良いでしょう。おそらくここにも英軍の簡易的な基地があるかと。」


「なるほど……だが流石にそこまでは手は伸ばせんな。南雲さんがそんな賭けに出るとは思えない。」


「はい……」

結局参謀になった俺も2航戦の山口司令官も作戦は決められず、最終的な決定は南雲中将が行うのだ……


「赤城より入電!第二航空戦隊は敵艦隊の攻撃や攻撃で逃げ出した艦艇を攻撃するために攻撃時に艦爆隊を甲板上に待機させよとのことです。」


「了解した。」


その後は特に何も無く、夜は過ぎていった





五日午前八時半


甲板上には零戦と九七艦攻が並び、作業員が慌ただしく動いている。

やはり攻撃のこの瞬間が俺は1番好きだな……


「艦風上に向きました。」

艦長の柳本大佐が報告をする。


「了解。予定時刻だな……よし攻撃隊発進はじめ!」


山口長官の掛け声で最初に零戦が発進しだした。


「帽振れ、帽!」

艦橋、甲板にいた全ての将兵が帽を振って攻撃隊を見送る。

史実通りに行くとは思うが……頼むぞ


最後の九七艦攻が飛び立ち、艦は再び元の方角へと戻る。


「艦爆隊用意!」


昨日の南雲中将の命令で残された艦爆隊、九九艦爆がエレベーターから上がってくる。

腹に25番をつけた艦爆はどんどん甲板上に並んでいき、発進準備を整えた。

その時間の短さから非常に高い練度が感じられる。


あとはもう攻撃隊の成功を願うだけである。










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