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皇国の海軍将校  作者: Tatsu
快進撃
11/27

トラトラトラ

・・―・・ ・・・ ・・―・・ ・・・ ・・―・・ ・・・ ・・―・・ ・・・ ・・―・・ ・・・

トラトラトラ

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臨時ニュースを申し上げます。臨時ニュースを申し上げます。

大本営陸海軍部、十二月八日午前六時発表。帝国陸海軍は、本八日未明、西太平洋においてアメリカ、イギリス軍と戦争状態に入れり。帝国陸海軍は、本日八日未明、西太平洋においてアメリカ、イギリス軍と戦争状態に入れり。

今朝大本営陸海軍部このように発表されました。


ラジオから前世によく聞いた放送が流れてくる。

自分の知っている文とまったく同じであり、本当に前世の歴史通りに進んでいくんだな…と今更ながら思う。

それなら今回の真珠湾攻撃も戦略的に見れば失敗だった訳だが。

歴史が変わっている可能性は少しはあるだろうが、この感じだと宣戦布告は攻撃の後にされてるだろうし、燃料タンクや空母の撃破もできてないだろう。




「失礼します…少佐殿お久しぶりです」


「ああ有村大尉か久しぶり」


昼に酒を飲んでいるとドアをノックして有村が入ってきた

久しぶりのはずなのだが酔っているせいかなぜか学生時代と同じような感じがする。


「祝杯ですか?」


「…………まあそんなところだ。有村も飲むか?」


「頂きます」


有村は喜んでいるのか悲しんでいるのかよく分からない表情で静かに注がれた酒を飲んでいた。

しばらく観察したあと、沈黙に耐えきれなくなり口を開いた。


「大戦果らしいな。」


「ええ、主力艦2隻撃沈、4隻大破、巡洋艦4隻大破とのことです。」

軍令部第一課に配属されている有村にはさすがに届いているようだ。だが史実通りの戦果報告……ってことはやはり……


「空母は?」


「空母は真珠湾には停泊していなかった模様です。」


「少佐殿?」


「いや、何でもない。だがそうか……」


「やはりこれからは航空機の時代なのですかね?そこで空母が残っているということは……」


「まあ今度はこっちが同じことをされるよな」


実際にはしばらく米艦隊は米本土上陸を警戒して攻勢には出ないのだが。


「………………………………」


「………………………………」


「いい加減にして下さい!」


急に有村が声を張り上げてきた。


「私は正直今回の攻撃は失敗だったと思います。おそらく少佐殿なら気付いていると思います。

ただ、なぜ1回の失敗でそんなに落ち込むのですか!

少佐殿が失敗したわけでもないのに」


「………………」


「何よりこれから勝てばいいじゃないですか!

私は後方勤務ですが先輩はこれから前線の……しかも第二航空戦隊の参謀になるのですから今回の教訓を活かしていけばいいのです。」


「………………そうだな。」

自分には全く歴史を動かせるとは思えないが……それでも変えられる可能性がある立場にいるのだからやらないよりマシだろう

珊瑚海、ミッドウェー……敗因は前世で何回も考えていた、ならばその敗因を1つづつ潰せば勝てる……かもしれない。


「ありがとうな、有村。」


「いえ」


そうやって有村に励まされたあと学生時代のように今回の攻撃を夜遅くまでやっていた。

やっと方針定まった。

時間あったら今までの話も修正しておかないとな……

しばらく史実通りに行きます。(よかったらどこで分岐するか予想してみてください!)

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