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転生1回目その7

 俺は団長たちを探すために魔法を使って探し出す。団長たちはすぐに見つけて俺はすぐにその場所に向かって、辿り着いたら魔物を殺して援護する。


「リシャールか、助かる!」

「すぐに野営地に移動してください! 殿は私がやります!」

「すまない!」


 団長たちはすぐに移動を開始て俺は殿を務める。


 流石探知魔法、範囲は限られているが近ければすぐに見つけられる。これのお陰で時間をかけないで見つけることが出来た。これが前世にもあれば苦労しなかったのに、何でこれに準じたものを創ってくれなかったんですかねぇ博士ぇ・・・。マジで探すのに時間がかかって無駄な時間と疲労を出しただけじゃなく、都市が危うく滅びかけたんだよなぁ・・・。会う機会があったら一度死ぬ寸前まで殴ってやる。


 片っ端から魔物を殺して俺も野営地に移動を始める。


 移動していたらいつの間にか魔物がいなくなっていて、俺は野営地に着く。団長たちに心配をされながらも感謝される。


「それで私たちはこれからどうするのですか。防衛をする為にここで待機ですか?」

「まだ決まってはいない。王城からの指示はまだ来ていない。向こうも対応をしているのだろう」

「こんな時に四天王とかは何をしてるんでしょうかねぇ。こういう時に動いてくれないとただの騎士団じゃかなりキツイですよ」


「こう言っちゃアレだが。ここにはリシャールがいるから指示を出すのを後にしているだろう。指示を出す前にどうせ魔物が全滅している。っと上の方は考えているから指示出しは後かこちらに任されるかだ。実際にこっちに襲って来た魔物は全滅させて来ただろ」

「はい」

「だから指示を後回しにされているんだろうな・・・」


「私のせいにされても困りますよ。魔物が襲ってくるのが悪いんですから」

「確かに襲ってきているが、全滅させるとは誰も思わないだろ」

「私の名前を出せば誰でも納得すると思いますが」


「そうなんだよ納得できるんだよ・・・。本当に何でウチの騎士団にいるんだが分からないんだ」

「団長が勝ち取ったんじゃないんですか?」

「勝ち取ったと言ってもクジで決めたんだぞ。お前は全騎士団が欲していたからな。後腐れが起きないようクジで決める事になったんだ」


「衝撃の事実ですね。まさかクジで私の配属先が決まったなんて・・・」

「本来なら単独だって認められていたが、教会共に持っていかれちゃあ面倒にだからな」

「あぁだから単独での任務は許可されないんですね。教会が関わって来ると面倒ですね」


「そうだ。だがお前はあちこちで他の騎士団といるよな」

「色んな人から助っ人として参加してほしいって言われてますからね。お陰で休みがありませんよ」

「休みの事でかなり説教されたな・・・。何でおれだけなんだよ・・・。長話はここまでにしてお前は休め」


「了解」


 俺は休憩をする為に天幕に入る。中に置いてるベッドを見てベッドを触ると硬かった。俺は収納しているベッドを出して邪魔にならない所置いて、鎧などを脱いでベッドに横になって仮眠を取る。


 目が覚めて俺は起き上る。周りを見ると騎士たちが慌てている光景を見る。俺は着替えてベッドから立って収納して、騎士に話しかける。


「移動準備ですか?」

「あぁそうだよ。お前さんも早く準備をするんだな」

「了解です」


 って言っても準備する程の量が無いんだよ。全部収納魔法で収納してるし。団長の所に行って何処に移動か聞くか。


 俺は団長を探して見つけたら団長の所に行く。


「丁度いい所に来たな。今から北東方向に向かい第5騎士団と第4魔法騎士団と合流をする。現在北東方面から多数の魔物が王都に進行中で、第5と第4魔法では対処するには数が多すぎるとの事だ」

「我々12人しかいない騎士団と合流しても焼け石に水では?」

「その言い方はお前の力を過小評価をしていると同じだぞ」


「私1人で戦況を変えろって言ってるように聞こえるのですが」

「言って無いが大体合っているだろ。文句を言わずに行くぞ。歩きでな」

「この場所で歩き以外でどうやって行くんですかね」


 先輩たちの準備が終わりすぐに移動をして、北東方面に移動する。移動中に魔物が現れて片っ端から殺していき、第5と第4魔法騎士団たちと合流する。


「来た来た。各員貸与強化された者から4人で行動し魔物を討伐を開始。危険を感じたらすぐにここに戻って来ること!」

「「「「「了解!」」」」」


 第5騎士団は第4魔法騎士団に貸与魔法で強化されて、次々と先に進む。


「第9騎士団は貸与された次第森に入って、私の騎士団より奥に進んでください」

「あぁ我々は違う方法で先に進む。リシャールは貸与され次第我々よりも先に進み、魔物を一掃しろ。今回が初めての森での突撃だな」

「失敗して死にそうですね・・・」


「お前が失敗するならおれたちは全滅だ。残ったものは全員で行動して突撃をするぞ!」

「「「「「はぁ~い」」」」」

「やる気の差があり過ぎやしないか・・・?」


 俺は第4魔法の騎士の所まで行って貸与魔法で強化してもらう。


「一体何をする気で? 第5より先に進む気ですか?」

「進む気ですよ。これでも中央突撃機動騎士団ですよ。って言ってもほとんど何でも屋騎士団ですが」

「まさか飛んで行って先に進むって言わないですよね?」


「よく分かりました。飛んで行きますよ。貸与ありがとうございます」


 俺は鞘から剣を抜いて浮遊魔法で飛んで奥まで進み、中央よりもう少し奥にまで飛んで一気に降下して魔物を下敷きにする。


「覚悟しやがれっ! 王都に進行してきた事を後悔させてやらっ!」


 たじろいている魔物に近づき剣で横に振ってまとめて殺し、すぐに移動して違う魔物を殺して行く。魔物がやっと動き出し一斉に襲ってくるところを、雷魔法でまとめて感電させる。感電死した魔物を蹴っ飛ばして他の魔物にぶつけて、ぶつけた魔物に近づいて斬り殺し残っている魔物を殺す。


 ――――――かなり数が少ないな。これがスタンピードか? 過去の記録じゃ今の倍以上の魔物が襲って来たはずだが。つまりこれはスタンピードじゃなく他の原因があるのか? それじゃあ調査も進展しないな。


 俺は付近を魔法で調べながら移動して、他の騎士たちの援護をする。援護が終わればまた違う所に移動して、援護をしては移動を繰り返す。もう一度魔法で調べると1体だけポツンといた。俺はすぐにその場所に行くと剣を持ったミノタウロスを見つける。


「おいおいミノタウロスかよ。しかも斧じゃなく剣を持ったミノタウロスって、中々この辺じゃ見ないよ。まぁミノタウロス自体ここで見るような魔物じゃないけど、この騒ぎに乗じて出て来たのかな、って」


 喋っている間にミノタウロスが近づいて来ていて、剣で攻撃してくる所を右に避ける。


「喋ってるんじゃねぇよこのカスが、って言いたい訳か? 余計なお世話だよクソ牛野郎」


 俺は素早くミノタウロスの左足の腱を狙って斬って、後ろに回り右足の腱を斬る。膝が地面に着いたら背中に乗って首筋から一気に斬り落とす。背中から下りてミノタウロスは倒れる。


 ミノタウロスまで出てくると、やっぱりスタンピードなのか? どう考えても答えは出ないから、他の人に任せて俺は魔物を殺して行くか。


 俺は魔法で魔物を探して見つけたら移動して魔物を殺して行く。何度も繰り返して行くうちに、魔物はいなくなって最初に他の騎士団と合流する。合流すると先輩たちは既に戻って来ていた。


「無事でしたか。そちらも討伐が終わりましたか」

「あぁ。リシャールが無事で良かった。今は第4魔法騎士団に説教を貰っている」

「何故ですか? 特に怒られる理由が無いですよ」


「森に突撃する時に飛んで行った事で説教があるらしい。おれらにとってこれが普通なんだがなぁ」

「本当ですよね。私たちはこれからどう行動するのですか?」

「我々は一度居城して指示を待つ。まぁ休憩ってやつだな」


「了解」


 俺は移動の準備をして全騎士が移動出来る状態になって、移動を開始て居城する。

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