アテナの過去
私の過去だけどそこまで語りたくはないから短めに話すわね。神の数が限られてるのはご存知の通り。私はギリギリでその中の神に選ばれたの。あっちの世界にもテストがあるの。それは能力値がメインだけどどれだけの信仰心、まぁ言ってみればどれだけ有名かって感じなんだけどそんなのがあるの。選ばれてから幾日が経って私に命令が下された。
「あなたはこの人に着きなさい」
その子はまだ6歳の男の子だった。
「質問をよろしいでしょうか?」
「どうぞ」
「何故こんな子供が?」
「この子は神と神の間に産まれた子よ」
!!
「ゆえにこの子は平凡ではない。しっかり役目を果たすのですよ」
私は困惑したまま召喚された。でもその子は私を見て嘲笑った…。
「君僕より弱いよね?」
その頃の私には自分の実力は分かっていた。ギリギリで入ったんだから当たり前。何も言い返せなかった。その悔しみのあまり私は…その子を取り込んだ。それ故に今の私の力がある。でもその子の力使ってるのはまだ1割程度。全部解放したら世界が滅ぶ。取り込んでから直ぐに強制撤退が命じられ転送された。私は危険存在として追放。当然神としての資格も失うこととなった。でもね私の中には彼がいる。私はその力を解放し世界を壊した。まぁ流石にリナヒ全員は倒せなかったけど互角に渡り合ったわ。地は裂け血に染まりそこには私が倒した死体の山だけが残った。これが私の過去よ。あの頃はまだ未熟さゆえに取り込んでしまったけど今は違う。誠碧。あなたに会えてホントに良かった。大好きよ。
「アテ姉も可愛いとこあるんすね」
「!?!?!?」
「いやぁ僕も聞きたいと思って来たらお邪魔でしたねw」
「この…このバカーーーー!」