残響
やっほ~、テラーちゃんだよ~❤️......なんだ、つれないな~。まぁ、いいんだけどさ。
すこし説明しようか。いま、君らの頭のなかにはなにもないところで僕が立って話してるとおもうだろ?違うんだな~。いまいるところは大きな書斎さ。僕は机に座って話している。後ろには大きな本棚があるんだ。そこには本がたくさん置いてある。どんな本かって?それは僕の好きな内容さ。
この本の中からいくつか探して話していこう。そうだな~......これなんかいいんじゃないかな!僕のお気に入りのなかの一つさ!
タイトルは『残響』。とある女子中学生の話さ!この本はとても惨く、気が狂うような不協和音を奏でている......思い返しただけでゾクゾクしてきたよ!
読み始めるまでのこのゾクゾクした感じを楽しむのもいいけど、君らを待たせるわけにはいかないね。それじゃあ、共に見ていこうか。彼女の幸福とは?不幸とは?どんな道を選択していくのかを!
『残響』
私は奏、ピッチピチの中学3年生!吹奏楽をやっていて部長をやってるんだ!私はみんな馴染みがないと思うんだけどチューバっていう低音楽器をやってるんだ!小さい中学校だから、一クラスしかなく、顔馴染みの仲間はみんな優しいから楽しい学校生活を送ってるんだ!部活の三年の仲間も気心が知れてるから、このまま部活をやりきってハッピーエンド!
今は新しい体制になってみんなすこし焦ってるから、私がしっかりしなくちゃ!
授業が終わってやっと放課後になった!早く部活の準備しないとね!
「......してんじゃねーよ」
部室からだ。普段は大人しい部の三年の仲間の声だな~。なに怒ってんだろ?すこしいつもと雰囲気が違うな......何があったのか確認してこの場を収めないと部に支障が出ちゃうな......確認しておかないと
「なにかあったの?」
つづく
さて、今日はここまでにしようかな。すこし整理していこう。
⚫主人公の奏ちゃんはある中学校の吹奏楽部の部長をしている
⚫普段は大人しいはずの三年の仲間が何かに怒っていた。というより、普段だと考えられないような空気だった
こんなところかな。奏ちゃんは何が幸せなのかな?どんな不幸があるのかな?想像しただけで興奮してくるよ!
まあ、とりあえずは休もうか。僕も話しているのに疲れたよ。じゃあ、またあとでこの書斎で会おう!待ってるよ。