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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

オニンギョウ

作者: NORA1023

また仕事終わりのサラリーマンですw

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「さ、帰ってビール飲もうかな」

最寄りの駅から15分の自宅までの帰路。

「今日は寄り道して帰ろうかな」

と思い、いつもなら通らない道を通る。

ふと見ると、街灯の下に何か黒い塊がある。近づくと、それは微かに上下していた。

「人だ…!早く救急車を……」

『イラナイ』

「え?」

『イラナイ』

その声はどうやら足元の人から発せられているらしい。

にしても、いらない、とは…?

「いらないって、どういうことですか?」

そう問うと、人はこちらに顔を向け、

『イラナイ』

そう繰り返した。

前髪の長い、少女…?

「と、とにかく救急車、呼びますよ!?」

ガチャッ

「あ、救急ですか?人が…………」

『イラナイ』

携帯から聞こえてくるその声に 、思わず携帯を落としてしまった。

「ひっ………………!」

『ダッテ、オニンギョウサン、イルカラ。』

「へ?」

見る限りは何も持っていないが、少女はそう言った。

『オニイサン、アソンデクレルンデショウ?』

その言葉を聞き終えると同時に、少女がこちらに飛びかかってき、俺は喉の辺りが熱くなるのを感じながら、視界が暗くなった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「昨日未明、○○駅の近くで、変死体が見つかりました。

死体は喉を食い千切られており、警察は肉食動物による事故とみて、捜査を…」


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