入学式-2
さて、これからの高校生活1年の運命を決めるクラス分けを見に行くわけだが…
すでに結果を知っている私にはそんなにワクワクしない行事となってしまった。残念だ。一年の最初は大体クラス分けで盛り上がるのに…。
ちなみに私達3人は同じクラス。でも流石に組まで覚えてはいなかったので涼ちゃんと手分けして探す事にした。私は1、2組で涼ちゃんは3、4組を見ている。
クラスは全部で6つ。普通科4組、特進2つの
の6クラス。
名前を探すのはさほど問題はない。だって、私の名前はあ行なので最初らへんに必ずいるし見つけやすいから。
とりあえず1組だけはやめてくれればいいなと祈りながらさらっと普通科を見ると私の名前は2組にあった。春日、夏木の名前も確認した。
「そっちあったか?」
「うん、残念な事に涼ちゃんだけ別の組に」
「は!?嘘だろ!」
「うん、嘘だよ」
「え……は?」
涼ちゃんがじっくりと1、2組を確認する。
トスッ
頭をチョップされた。
「お前な、ビビらせるなよ」
「クス、ごめんね。そんなに3人一緒が良かった?」
「別に……そんなんじゃないけど」
顔を背けて赤くなる涼ちゃんに、桜良と離れるのが嫌だったんだろうな、と思った。
「とりあえず、この1年もよろしくね?」
「あぁ、よろしく」
涼ちゃん頑張れ、と心の中で応援しながら2人で教室へと向かう為にその場を歩き出した。
この1年、とりあえず私は乙女ゲームの世界を楽しんで、桜良の恋路を観察しようと決めているから涼ちゃんにはあまり協力は出来ないかもしれないけれど、桜良と涼ちゃんの2人が楽しい1年になるように心掛けて過ごそう。
と、思っていたら涼ちゃんとはぐれてしまった。なんてこったい。
相変わらず涼ちゃんしか出ませんでした。
出す出す詐欺しましたすみません。次回は出ます。ちゃんと。