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世界の片隅  作者: 瑞樹
第1章 ココから始めよう
3/3

やっと名前が…

もぐもぐ…


ごっくん


あ~美味しかった~

お代わりまでしちゃった(テレ)


「…ごちそうさまでした」


お爺さんにお礼の気持ちを込めて手を合わせた。


僕のあいさつにちょっと不思議そうな顔をしたお爺さんが


「それだけ食べれるなら大丈夫そぅだな(笑)…良かった良かった」


僕の頭をワシワシとなでながらニカッと笑って


「…行くとこないなら儂の孫になってみんか?儂は一人ぐらしでの~そろそろ話し相手がほしかったんじゃ。」



ふさふさと左右に揺れる尻尾が…照れてるのかすごく顔が赤いよ。犬耳のお爺さん。この人は僕を守ってくれる人だと想えた。誰かが、ガンバレって背中を押してくれたようなきがした。だから、勇気を振り絞って…


「…ヨロシクお願いしますm(__)m…おじいちゃん」


最後のとこ、照れちゃって笑顔が変になちゃったw


そろっとお爺さんの方を見たらなんか悶えてた。


どうしたんだろう?


「おじいちゃん…大丈夫?」


って聞いたら、ゴホンって咳払いして気を取りなおして


「そういえば、まだ自己紹介しておらんかったな^^わしは オド 

という。オドじぃとでも好きに呼べ。仕事は…そうじゃの~

若い時は城にも使えとった戦士じゃったが…今はただの隠居爺じゃのw

のーんびり好き勝手やっておるでお前も好きにやってよいぞ~(笑)」


せ、戦士?じいちゃん強いんだね!僕スーパー戦隊大好きなんだ~キラキラした目で見てたら

じいちゃんおっきくなったら戦い方教えてくれるって^^やったー!!


「ん~僕の番だよね。名前は 佐久間 彩翔 (さくま あやと) 。年は、5歳です。

お母さんは去年に死んじゃって…お父さんはどっかに行っちゃった。家に怖いオジサンが毎日来るから

…僕ずっと一人で寂しかったし…怖かった。なんでじいちゃん家にいるのかわかんないけど…

今はうれしいよ…」


ちょっと泣きそうになった僕をじいちゃんはギュッと抱きしめて、そうか…つらかったな~、もう大丈夫だって言ってくれて、我慢してた思いがあふれて、うわーんて大泣きしちゃった。



「…ぐす。じいちゃん。ごめんまた泣いちゃった。」


「ええんじゃよ。子供のうちはいくらでも泣いたらええ。」


て、いうじいちゃんの目も少し赤かった(笑)


今日から、ココで僕の新しい生活がはじまりそうです。





読んで下さりありがとうございますm(__)m

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