『万物の声を聴く』少女
黒髪の少年マルクは死後、咎人として妖精にされそうな所を赤髪の妖精ジャックの助けもあり
天界から『妖精管理官』の役職を与えられ
世の妖精達による悪事を事前に防ぎ死後精霊となる者を増やす旅に出た。いきなり転送された先は…。
黒髪の少年マルクは死後、咎人として妖精にされそうな所を赤髪の妖精ジャックの助けもあり
天界から『妖精管理官』の役職を与えられ
世の妖精達による悪事を事前に防ぎ死後精霊となる者を増やす旅に出た。
ヒュンッ!
「ここは、どこかの街の路地裏…かな…?」
マルクとジャックはハトフル議員によって人気のない路地裏に転送された。
「あのジャックさん、これからどうしますか?妖精が悪いことをしないようにして精霊になる者を増やせって言ってましたけど…僕は結局なにをしたらいいのかさっぱりで…」
マルクがジャックに語りかける
「あぁ?俺も知らねぇよ。まぁ通りに出れば出来ることは分かるだろうがな。」
「通り…ですか?分かりました、一旦大通りに出てみましょう」
マルクとジャックは路地裏から大通りに出ることにした。
…!!
大通りに出たマルク達の目の前には大きな通りに無数の露店が商売をしている。両端には家々が通りに沿って建ち並んでいて多くの人々で賑わっていた。そしてマルクには見慣れない光景が広がってもいた。
「ここはアガリオ王国の都市部らしいけど、なんだろう、人の数が異常というか、というよりあれは、人1人につき何か小さい虫?が付いているような…?いや、羽が生えて飛んでる人が沢山いる!?」
「そりゃあそうだろ妖精は『魔力』そのもの、魔力持ってる人間には必ず付いてるもんだ。テメェには俺が見えてんだから他の妖精が見えるのも当然だろ」
困惑しているマルクにジャックは答える
「妖精…、あ!あの妖精火を出してます!あっちの妖精は風を操ってる!」
「あぁ?そりゃ持ち主が魔力を行使してんだろ、それに妖精が答えてるだけだ、いちいちデケェ声出すなよテメェ!」
なるほど、魔力を使うということは妖精が力を使っていたってことだったのか。。
「とりあえず仕事しなきゃテメェは妖精にされちまう、魔力を多く使う場所に行くぞ人ぶっ殺してる奴がウヨウヨいる所によ」
「ジャックさん、そうは言いますけどそんな殺人集団みたいな所に行っちゃうと僕も死んじゃいますってば!」
「あぁ!?テメェ今死んだら殺すからなそれに余程の下手打たなきゃ大丈夫だ。」
そんなめちゃくちゃな…
「それじゃあ、どこに行くって言うんですか!」
「あぁ!?『冒険者ギルド』に決まってんだろ!王立騎士団でも良いがあそこはテメェが入れるような所じゃねぇからな。」
「え、冒険者ギルドですか!?」
・冒険者ギルド
各地に支部があるその名の通り、冒険者たちが集う集会所である。
冒険者登録、依頼の斡旋、迷宮の攻略指揮、そして各地に点在する人々が魔力を授かる場所『魔力の塔』の管理、運営などが主な仕事である。
「冒険者ギルドが人殺し集団だなんて!撤回してくださいよジャックさん!冒険者さんたちは人々の依頼を受けて生活を助ける立派な仕事をしている素晴らしい人たちです!」
マルクがジャックにそう言うと
「テメェやっぱバカだな。その依頼とやらで盗賊やらなんやら殺し回るのもあいつらの仕事だろうが。」
「ぐぬぬ。。」
ぐうの音も出ないマルクは冒険者ギルドに向かうことにした。
〜
「ここが冒険者ギルドか。。」
冒険者ギルドの建物は3階建てで、
一階は受付と依頼の紙が貼ってあるボード、
そして少し談笑できるような丸机がいくつも置かれている。
「おう坊主どーした?依頼の受付ならあのカウンターの姉ちゃんに言ったら良いぞ」
マルクがキョロキョロしていると筋骨隆々なスキンヘッドの大男が話しかけて来た
「あ、いやそういうわけでは無いんですけど、
そうだ、あの冒険者登録をしたいですけど…!」
…!!
マルクの発言を聞いてギルド中がザワザワし始める
まずい…!ここに来た目的なんて言えないから勢いで言っちゃったけどこの反応…目立っちゃってる…。
「おいおいっ、お前いくつだ!?冒険者になんのはちと若すぎねぇか?まぁない話じゃないけどよぉ」
スキンヘッドの男は少し冷や汗を流している
「えっえっと若すぎるとダメ…ですよね…はは」
その空気を察してマルクも引き下がる
「いや、若いのに覚悟決まってんなと思ってよ!気に入った!俺はグルドってんだ。俺が口添えしてやるから受付してきな!」
えぇ。つい流れで口走っちゃったけど冒険者なんて僕に務まるはずがないのに…
そのままスキンヘッドの男、グルドに連れられマルクは受付に来た
「冒険者…登録ですか?承知いたしました。貴方のお名前と魔力、出身地等の情報をお教え頂けますか?」
受付の女性は少し困惑した様子で答えてくれた
「えっとヒコン村出身、マルク12歳。魔力は
『小動物を使役する』ことができる力です…」
「はい、ヒコン村のマルクさんですね、魔力は…、下級支援系の魔力になりますかね。それですとFランクからのスタートになりますね、」
「下級支援系?Fランク?」
マルクが疑問を抱いていると
「はい、魔力にはそれぞれ支援系、強化系、自然系にそれぞれ区分しております。更にそれらにも能力の強さによって下級、中級、上級という区分が御座います。
続いてランク制度ですが、ランクはA〜Fで区分しております。登録時は魔力の強さによって振り分けさせて頂きますが、功績によってこのランクは上がります。当然上のランクに行けば行くほど、受けられる依頼の量も増えていきます。
他になにか分からないことは御座いますでしょうか?」
「い、いえ!大丈夫です!ありがとうございます!」
すごく丁寧に教えてくれた…分かりやすい。
それにFランクならそこまで危険な仕事をしなくて済む…一安心だ。。
「おい。テメェ俺の魔力がFランクだと!?ふざけやがってこのアマがヨォ!!」
ジャックが受付嬢を睨みつけながらブチ切れている
「ちょ、ちょっとジャックさん。、どうせあの人には見えないんだからそんなことしても仕方ないでしょ…」
小声でマルクがジャックを宥めていると
「アンタの魔力なんて弱いんだから当然でしょ!バカな妖精ね!」
…!!
受付嬢の後ろからひょっこりと羽の生えた女性の妖精が出て来る
「あぁ!?なんだテメェここでやるかコラ!?」
ジャックが受付嬢に宿った妖精に喧嘩を売っている
「バカねぇ!私たちが喧嘩なんて出来るわけないでしょう!私たち妖精は人間の意思でしか魔力使えないんだからさっ!!って…あんた宿主と話してなかった!?え!この人間私たちが見えてるの!?」
受付嬢に宿った妖精が話の途中ハッと気づきマルクが妖精が見えていることに驚いている
「ハハ…実は、はい…見えてます。」
マルクが渋々答えると妖精はぐんとマルクの顔の前まで近づき涙をほろ流しながら語った
「うぅ。良かった。。実はね。この子、重い病気なのよ。。だからね、薬を飲んでほしいんだけど、、大の薬嫌いでね。しくしく…。だからほらあそこの戸棚にある粉が入った瓶があるでしょ?あれこの子の飲み物にこっそり混ぜてくれない…?それだけでこの子の命は助かるの…しくしくおいおい。。ずぴーっ!」
鼻水を啜りながら妖精はマルクにお願いをした
「えぇ。そんな。わ、分かりました!そういう事情なら!」
マルクは戸棚に近づく
するとジャックがすぐさまマルクを静止した。
「おい。テメェバカか?なわけねぇだろ。重い病気のやつが仕事なんか出てられるかボケ!忘れたのか?妖精ってのは皆人殺しだ!宿主のことを心配する妖精なんていねぇんだよカス!!こいつは宿主が弱って身体を乗っ取るチャンスを待ってるんだよ!ボケカス!さしずめあの瓶に入ってるのは毒かなんかだろうな」
…!!
ジャックの言葉にハッとさせられるマルク
「確かに…そうですよね。よく考えればおかしなことでした…あとジャックさん…口が悪すぎです。。」
「チッ。余計なこと言ってんじゃないよクソ妖精が…あーあ。せっかく利用できそうなガキが居たのにさぁ」
妖精の態度がガラッと変わり、さきほどまで流れていた涙が無くなっていた
妖精…こわ。。
「あのさっきから1人でなにやってらっしゃるんですか?」
受付嬢の冷たい視線がマルクを刺した
「あっ、あははすみませんっ登録も終わったことですし…僕はこの辺で…あはは」
マルクはそそくさとギルドを出ようと扉へと向かった
その時
「ちょっと待ちなよ、クソ妖精とクソガキ、あんたら登録だけして依頼受けないの?えーっダサ〜やっぱり〝下級”支援系だから1人じゃいけないのか〜プププ〜!」
先ほどの妖精が煽ってきている
ぷちーん
ジャックの血管が切れる音が聞こえた
「あぁ!?テメェ誰にナマ言ってんだコラ?!おいガキコラ依頼受けるぞ」
えー…!ほんとは逃げたかったのに…
ジャックさんは聞く耳持たなそうだし…。
「えーっと受付嬢さん、なんか初心者に優しい依頼とかってないですかね?」
「そうですね、今だとマルクさんお1人で行かれるのでしたら薬草の採取等いかがでしょうか?最低で50本1束を3束集めて来ていただければ大丈夫なので、」
薬草の採取…それなら僕の本業だし全然出来るぞ!!
「その依頼受けま…、」
マルクがそう言いかけると
「テメェそんなカスでも出来るような仕事受けんじゃねぇ!あのクソ妖精またなんか言いたげな顔してたぞ!やるんなら討伐依頼とか受けろコラ!」
えぇ。。そんなの僕に出来るわけないじゃん…
マルクがそう思いながらジャックをちらりと見るとジャックは血管が浮き出た憤慨した顔でこちらを見ている
…くそぉ。
「あの、ちなみに討伐依頼とかは入ってないんですか?僕でも行けそうなやつ!」
受付嬢は少し困ったような表情をしている
「えっと、Fランク相当の討伐依頼は来ているんですがマルクさんの魔力となると…最低でもあと1人Fランク以上の方と合同じゃないと認可できませんね。。」
あぁ、良かった…そうですよね、
「だそうですよジャックさん、諦めて薬草採取にしましょう?」
マルクが小声でジャックにそういうと
「よしガキもう1人適当な奴連れてくるぞ」
えー…
マルクが明らかに嫌そうな顔をすると再びジャックが血管を浮き出している
「分かりましたよ…。」
マルクが折れ、1人合同で参加してくれる冒険者を探すこととなった。
マルクはアガリオの街を歩きながら大きなため息を吐いている
「はぁ。とは言ってもギルドにいる冒険者さんにはみんな断られちゃったし、どうするんですかジャックさん、僕も一度家に戻って母さんのお墓も作りたいのに…。」
「どうせテメェの母親は炭になっちまって墓どころじゃねぇーよ、それにまたあの竜に出くわしたら今度こそ次はねーぞ」
確かにジャックさんの言う通りかもしれない。
脳裏に焼きついたあの竜の恐怖がまだ僕の身体を震わせている。
「でも、どうしますか?新人のFランクの任務を手伝ってくれる冒険者さんなんていますかね?」
「だから探すんだろうが何回も言わすんじゃねーテメェ!ん、…おいガキあの女に声かけてみろ」
ジャックが指を刺した先には果物を売っている同じ年くらいの女の子がいた
「いやいやいや、ジャックさん!町娘ですよ!町娘!冒険者な訳ないでしょ!」
「うるせぇ黙って言うことを聞いてろガキ!」
えー…。ほんと振り回されてるなぁ僕
そう思いながらマルクは少女に近づいた
「いらっしゃいませ!今日はいいヤクルの実が入ってますよ!とっても甘いんですよ〜!」
マルクのことを客だと思っている少女が甘い果実を勧めてくる
「あ、いえ、あのー僕、今一緒にFランクの依頼を受けてくれる冒険者さんを探してて…、もし良かったら一緒に…なんて、冒険者さんじゃない方に言ってもしかたないですよね…ははは」
無理がありすぎるよ!変な人だと思われちゃってるよ絶対…!
「え、Fランクですか?私なんかで良ければ、是非」
「ははやっぱりダメですよね、、ってえー!」
予想外の返答に驚くマルク
「すみません今日はお店を抜けられないので明日でも大丈夫ですか?」
「え、あ、はい。じゃあ明日また来ます」
まさかの冒険者さんだったのかな?それにしてもあんな二つ返事でOKだなんて。どんな人なんだろう。
その後、時間が余ったのでマルクは故郷へ帰ろうとしたが、アガリオの都市部から故郷までは馬車でも3日程かかるようだった。故郷へ戻るのは一旦諦め、宿賃もないマルクは路地裏で一夜を過ごすことにした。
「なんでジャックさんはあの子が冒険者だって分かったんですか?」
夜更け、ジャックに語りかけるマルク
「あ?そりゃあ、あの小娘に付いてる妖精が気になってな。かなり長いこと妖精やってる奴の目をしてた。あぁいうやつは大抵自分の魔力の使い方が上手い。どんな能力の魔力であれ行使される魔力には妖精のテクニックが重要なんだよ、といっても微力なサポートくらいの感覚だがな。」
「確かにあの子に付いてた妖精さん怖そうな男の人でしたね、でもそれと冒険者であることの関係があるんですか?」
「テメェ本当にバカだな!勘に決まってんだろ!いい妖精が付いてるやつは大抵はつえーもんだ!」
勘って。。まぁいいか、しかし街の夜は少し冷えるな。。家が恋しいや…
翌日、果実店にて少女と合流したマルクとジャック
「おはようございます。私の名前は『ジファ』と申します、ランクはEランクです!えっと貴方のお名前は…?」
少女がマルク達に問いかける
「あ、マルクです!昨日冒険者登録したばかりで
Fランクです!よろしくお願いします!」
「俺の名はジャックだ!せいぜい働けよ小娘が!!」
ジャックさんが自己紹介しても妖精の声は向こうには聞こえてないんだから意味ないでしょう。。
この子Eランクなんだ。僕より上なのか。。
「あ、マルクさん!とジャッ…あ、マルクさんですね!お願いします。それで依頼というのはどのような依頼を受けるんですか?」
少女がマルクに訊ねる
「えっと魔物討伐なんですけど、まだ具体的にはなにを討伐すればいいのかは分かってはなくて、、もう1人連れてこいって言われてメンバーを探してたんです…」
「そうなんですね!Fランクの討伐依頼であればアルミラージあたりですかね、、実は私もまだ薬草採取くらいしかやったことがなくて、お金もないのでそろそろ討伐依頼をやらなくちゃとは思ってたんです。今回はお願いします。」
良かった。。討伐以来でも意外と乗り気だ。
マルクがニコニコしているとジャックがなにやらジファの周りをふよふよ飛んでいる
「なぁ?小娘…聴こえてんだろ?俺の声が…
なぁ?何故無視をする?」
ジャックがジファの耳元で語りかけている
何やってるんだジャックさんは!ジファに付いてる妖精さんガン見してるよ!すっごい怖い顔でジャックさんのこと見てるよ!
焦るマルクがジファの方を見るとジファは何故かひどく怯えているようだった。
「ジファ、どうしたの?変なこと言うけど、もしかしてなんか尖った悪そうな人の声が聴こえてるんじゃない?」
マルクがそういうとジファはハッとした顔でマルクに聞き返す
「…!!マルクさんももしかして聴こえてるんですか!?私、、この『万物の声を聴く』魔力を授かってから聴こえるんです…
誰もいないはずなのに、植物の物でも魔物の物でも動物たちの声でもない声が…。昔、幼馴染と遊んでいる時に、声に答えてみたんです、そうしたら幼馴染に会うたびに、聴こえてるんだろ?って、幼馴染を後ろから突き落とせだとか、色々言われました。私それから怖くなって幼馴染とは会えなくなりました。
マルクさんみたいに聴こえてる人、初めて会いました。」
『万物の声を聴く』魔力、妖精の声も聴こえるなんてすごい魔力だ。。けど、、不憫で仕方ない。
「聴こえてるというか、その声の正体僕は見えてます。」
それからマルクは妖精について、この世の人々が魔力と呼んでいるそれは、妖精の力によるものだということをジファに話し、人を殺めた者が死後妖精になるということは伏せておいた
「そんな、魔力は妖精さんの力…?」
ショックを受けるのも無理はない。今までの常識がひっくり返るほどの衝撃だ。
「びっくりだよね、僕も一度死んだんだ。だけど僕に付いている妖精ジャックさん、あ、さっきジファに話しかけてた妖精さんが助けてくれて、今は妖精さんが良いことをするように働いてる。」
「すごい人なんですね、マルクさんとジャック…さんは、ところで私の妖精さんはどんな方なんですかね?実は、1人でいる時に妖精さんの声が聴こえたことはなくて…綺麗な妖精さんだといいなぁ。」
これは素直にめちゃくちゃ目が冷たくて怖い顔の男の人だよっていうべきなのか。。
マルクが悩んでいるとジファに付いた妖精の目がバッキバキに開き、無言でこちらに圧をかけているのを感じた。
「え、えーっとうん、とてもハンサムな男の人だよ!もう羽もキラキラしてて眩しいくらいだよ!」
嘘を吐くマルク
「そうなんですか!いつか話せると良いなぁ。マルクさんの魔力…じゃなかった、ジャックさんの魔力はどんな力なんですか!?立派な使命をお持ちの方ですから気になります!」
「あ、あはは。それはね、」
マルクがジャックの魔力を言いかけると
すかさずジャックが割り込んでくる
「俺様の力は『小動物を使役』する力だ!ネズミ3匹くらいなら自由自在に操れるぜ!ウサギくらいになるとまぁ2匹くらいに落ちちまうがな!がはは!」
何故か自信満々なジャック
「あ、そう…なんですね。。わ、すごいですね!」
ジファに気を遣わせてしまっている。。
「さっ。まぁお互いのことが分かって来たようだし、そろそろギルドに向かいましょう!」
マルクが居た堪れなくなり、話を急かした
ギルドに到着し、受付をするマルクとジファ
「はい、Eランク冒険者、
下級強化系のジファ・ハルジオ様、
Fランク冒険者、
下級支援系のマルク・マクガード様、
依頼の受付完了しました。今回はこのアガリオから南に位置する〝ファースの森”に生息する家畜を荒らす魔物。『マウォルフ』最低3頭の討伐、及びマウォルフの毛皮を持ち帰って頂きます。
マウォルフは下級犬型魔物ですが、油断なきようお願い致します、ではお気をつけて。」
受付嬢はそういうとにっこり微笑み手を振った
その後ろで受付嬢に付いた妖精は中指を立てている
「マウォルフかぁ。ちょっと怖いけど何回か家の周りに出て来て駆除したことがあるし、気をつけてれば大丈夫そうだね!」
マルクがそういうとジファもそうですね、と言って頷いた。
「さっさと行くぞノロマ共!あの受付のクソ妖精にクセェ毛皮擦り付けて泣かせてやるぜ」
「分かりましたよ…、てか妖精には触れないでしょう毛皮…」
「ふふ、ジャックさん怖い方だけど面白い方ですね!」
マルク達は『万物の声を聴く』少女ジファと共にファースの森へマウォルフの討伐へと旅立つ。
『少年の妖精主』2話目!
読んで頂いた方、ありがとうございます。
皆様の声やお気に入り登録、評価などが私のモチベーションとなりますので、良かったところ、悪かったところ、なんでも大丈夫ですので反応頂けたらな〜と思ってます!今後もインスピレーションが湧き続ける限り、投稿は続けようと思ってます!ぜひ皆さんのお力でこの作品をアニメ化させてくだせぇ〜




