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異世界恋愛短編

愛しているなら、出戻り王女を優先する婚約者を支えないとダメですか?

婚約者ヴァリオ様との久しぶりのお出かけの一時間前にお断りの手紙が届いた。理由は「王女の護衛があるから」。

彼がわたしと婚約したのは、ヴァリオ様の主である第二王子の専属護衛を勤め続けるために爵位を持てる妻が必要だったから。

婚約してから三年。
少しずつ、距離を縮め信頼関係を築いてきた。社交界ではよい夫婦になるとまで言われるようになっていた。

二人の関係が揺らぎ始めたのは、不貞をしたため離縁された王女が戻ってきた三か月前からだ。少しずつ、彼との時間がなくなっていく。

そしてその理由はすべて「王女」。わたしは彼との関係をどうするか、決断をしなくてはいけない。

◆婚約者とのハッピーエンドではないし、新しいヒーローもいません。恋が終わるまでです。苦手な方、ご注意ください。
1.婚約者と王女の距離
2024/09/03 12:00
2.久しぶりの婚約者
2024/09/03 18:00
3.友人との茶会
2024/09/04 12:00
5.夜会への準備
2024/09/05 12:00
6.恋の終わり
2024/09/05 18:00
7.新しい生活
2024/09/06 12:00
8.後悔しかない
2024/09/06 18:00
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