月が綺麗ですね♡
今朝の事だった。
宿の女将さんがオレの部屋に駆け込んできた。
「お姫さまがここの領主さまにお輿入れするって、本当かい?」
オレは慌てて冒険者ギルドに駆け込み、第七皇女のお屋敷に『遠距離念話*』を掛けさせて貰った。
そこでイクイクと(「何処にいたにょ?、探したにょ!」と叱られたが )話して、半日後、急遽いつものメンバーがウルヒの宿のオレの部屋に集まった。
ピーとプーの機動力がありがたい。2人が戻って本当に良かった。
しかし、プーに魔力の補填をして貰っている処を、丁度食事を部屋まで運んでくれていた例のポプルルとナコチ(『猫耳』で人気の酒場の看板娘 )の2人に見られてしまった。
ジト目が辛い(笑)。
「あたしたちには手も握ってくれなかったのに、さっそく、ちゅー、ですか?」
「…………ですか?」
そこをイクイクが混ぜっ返す。
「ああ、それはエプロンの使い方が間違ってるからだにょ!」
(あ、その話題は……)
「ええっ?……〝裸エプロン〟なら、しましたよぉ?」
ポプルルが言えば、ナコチが続けた。
「イクイクさまから教わった、ぱっくん、しますぅと言ったですよぅ?」
「なんと、それはトノが悪いにょ!」
「いや、それは……」
誤解を解こうとするオレの口をプーがまた塞ぐ。
「むぅうっ!」
「…まだ、ちゅー、してるですっ!」
ポプルルとナコチが顔を見合わせ、
「ここには男の人はタダノさまだけだし…」
頷き合った。
「やるねっ♡」
「やるにょ♡」
2人が部屋の隅でエプロンの下のショートパンツ(酒場仕様だ)とショーツを脱いだ。
そして、2人は戸の近くの少し広い場所でこっちにお尻を向けると、
ズンチャチャ、ズンチャ、
えいっ、えいっ、
ズンチャチャ、ズンチャ、
はいっ、はいっ、
あの、ぷりん、ぷるるん、の尻振りダンスを披露してみせたのだった。
「きゃああああっ♡」
「可愛いぃ♡」
皆んなにもたいへん好評だった(笑)。
それから(何故か)〝半 裸エプロン〟の2人も加わってヒメの救出(奪還?、攫う?)計画を相談したのだった。地の利がある2人の意見は役に立った。
その晩、前祝(?)という事で、また湯殿で全員からなる〝裸エプロン〟接待を受けたのだった。
勿論、主役は『猫耳』のポプルルとナコチだったが。
2人からも、たっぷり、と『ぱっくん&お浄め』されたのだった。
*
そして、お輿入れの当日 ――
式典に乱入した我々は思わぬ事実に唖然としたのだった。
実は『輿入れ式』ではなく、養女(他の姫が全て嫁いでいる為、序列第一位扱い)としての『養子縁組式』だったのだ。
国王陛下からの勅書には「辺境都市ウルヒを治める領主バクル・シグドラ辺境伯に下賜される」と記されていたが、領主の奥方さまの〝機転〟で『養子縁組』に変更したのだった。
何故かと言えば、シグドラ辺境伯には本妻は勿論だが側妻も多数いたのだが、齢80歳を超えるご老体がこれまで〝頑張った〟にも関わらず娘ばかり生まれてきたそうだ。
そして、10年ほど前、待望の王子を授かった。
処が去年事故でその一人息子に先立たれ、途方に暮れていたのだという。
ナンと50名を超える娘も全て嫁いだ後で、爵位をどうするかが喫緊の大問題であった。
そこへ今回の第七皇女の下賜の勅書である。
一応、名目上は『第三十八夫人』(おいっ!)として、実質は養女にお迎えしようという話になったのだった。
国王陛下のお膝下である首都メカラからは遠く離れた辺境の地。数年後に知らん顔で養女に変更して、その婿(オレだ(笑))に爵位を譲って引退したい……という筋書きだった。
今回の件は、間違いなくあの女の差し金だろう。
しかし、見事に〝鼻を明かした〟結果となった。その事実を伝えられないのが残念でならない、とは皆んなの共通認識であった(笑)。
そして、我々の乱入(?)により、『養子縁組式』は異常な盛りあがりをみせた。ヒメの隣に立たされたオレはまるで〝新郎〟のような扱いで、ちゅー、までさせられて大変恥ずかしかったのであるが。
そんなオレたちを見て齢80歳を超えるご老体が、しみ、じみ、言った。
「若いというのは良いものだな」
「ええ、旦那さま…わたくしも、もう十年若ければ、うふっ♡」
奥方さまはまだ60前の女盛り(?)であった。ご領主さまに、ぴとっ、と寄り添うと何やら不審(?)な動きが(笑)。
「め、メイド長……へ、へ、部屋の用意を…」
「はいぃ!?……はっ?……まさか、お床入りでございますか?……な、何十年振りでございましょう♡」
何とも元気なジジイであった(笑)。
そんなこんなで宴も終わり、我々はヒメに与えられたお屋敷(第七皇女のお屋敷に引けをとらない立派な物だった)に引きあげたのだった。
そして、そこに意外な来客があった。
あの酒場で人気の『猫耳』の看板娘のポプルルとナコチだった。
「女将さんから、お食事のお世話係が必要だろう、って……永久就職【可】ですぅ♡」
ポプルルが言い、
「エプロン持参ですぅ♡」
何故か恥ずかしそうに『猫耳』を揺らしナコチが続けた。
「おお、それは、料理の時も〝裸エプロン〟でするのかにょ♡」
「「勿論ですぅ♡」」
恥ずかしそうに頷いた2人だった。
余程〝裸エプロン〟が気に入ったのだろうか?
そして、2人はお尻を向けて(今日も短パン姿だったが脱いだ(笑))、
ズンチャチャ、ズンチャ、
えいっ、えいっ、えいっ、
ズンチャチャ、ズンチャ、
はいっ、はいっ、はいっ、
あの、ぷりん、ぷる、ぷるるん、の尻振りダンスを披露してみせたのだった(いつもより余計に廻しております(笑))。
*
その夜、ヒメの新しいお屋敷での二次会もお開きになり、何故か(?)オレはヒメの寝室に誘われた。
そのバルコニーに並んだオレにヒメが恥ずかしそうに言った。
「今日はありがとう……あ、あの…ちょっと散歩に行かない?」
「えっ?、今からですか?」
途惑うオレにヒメが近くの山を指差して続けた。
「あの山の中腹に見晴らしの良い展望台があるの……つ、月を見にいきませんか?」
「えっと、オレまだMPが全回復してないんですが……」
飛行魔法で途中で落下したら一大事だ。
「ふふふ……今夜は、わたくしの転移魔法で参りましょう♡……展望台で、たっぷり、魔力の注入してあげるわよっ♡」
意味深に視線を絡めてくるヒメに掴まるべく、オレは視線を投げた。
今夜のヒメは、『養子縁組み』の式典という事でドレスではなく、儀礼的装束であるオレには馴染みの『戦闘服』だった。
例の前から見ると、ギり、股下のパンツが見えそうなヤツだ。
オレがいつものようにマントの先を掴もうと手を伸ばすと、ヒメがその手を引いた。
「い、今は誰も居ないから……こ、こっちに…」
引っ張られたタイミングが悪かったのか、よろけたオレはヒメの短いスカート(いや、装備だけど)の中にダイブしてしまった。
「きゃあああああああっ!?」
ヒメの悲鳴と共に視界が暗転する。
―― ヤバいぃ!
待機中だった『転移魔法』が発動してしまった。
何処へ飛ばされたか判らない。
オレはヒメを守る一心で両手を抱え込むように伸ばした。
いや、冷静に考えればオレの『※ スキル【庇う】』を発動すれば良かったのだが……
一瞬の後、オレはヒメを抱くような形で〝何処か〟へ、ばふん、と落下した。
―― ばふん?
オレの視界はヒメのスカート(いや、装備だけど)の中で外界から遮られている。
しかし、身体の下に感じる感触は……適度な柔らかさと、適度な反発係数があるようだ。
「ひ、ヒメはま、ごぶひへしょほは?」
オレは安否確認に声をだしたのだが。
「ひぃんっ!……し、しょこで、しゃべりゅの、らめぇえええええっ!」
何か泣きそうな声が返ってきた。
オレは現状把握に努めた。
オレの顔はヒメのスカート(いや、装備だけど)の中だ。
つまり、視界を遮る白っぽい物体は……あれだ。
【防御率がMAXになる純白パンティ】(いや、装備だけど)に違いない。
―― という事は、オレの口が接しているのはパンティ(いや、装備だけど)の、あの部分に、近い筈だ。
これは一刻も早く這いでるべきだろう。
オレは狭くてタイトなヒメのスカート(いや、装備だけど)の中で藻掻いた。
オレが動くたびヒメが何やら色っぽい呻き声をあげる。
漸く短くてタイトなヒメのスカート(いや、装備だけど)の中から這いでたオレは顔をあげてみた。
視線の先にヒメの推定88センチFカップの膨らみが……いや、更にその先に両手で口元を覆ったヒメが見えた。
真っ赤になっているが怒っているようには見えなかった。
「ご、ご無事ですか?」
オレが尋ねるとヒメが、くぴ、くぴ、と頷いた。
同時にオレの顎の下で『白い装備』が、ぴく、ぴくく、と揺れた。
取り敢えず、ヒメの安否確認はできた。
次に、オレとヒメの体勢を確認する。
『転移魔法』が発動した時、オレはヒメを守る一心で両手を抱え込むように伸ばした。
結果的にそれが良かったのだろう、オレはヒメの身体を(主に下半身を)抱くような体勢で寝転がっていた。ヒメの両の太腿の、むちっ、とした感触がオレの顔を挟んだような体勢でもある。
次は場所の確認だ。
どうやら何処かの室内らしいのが見てとれた。
結構広いようだ。
オレは顔を仰向けてみた。
―― 天蓋?
更に顔を、ぐるり、と廻してみて、どうやら大きなベッドの上に落下したようだと判った。
オレが顔を動かすたび、オレの顎の下で『白い装備』が、びく、びくっ、と揺れた。
漸くオレは気が付いた。
―― ヒメは擽ったいのだ、と。
オレは上半身を起こしてヒメの『白い装備』を確認した。
特段、破損個所は見受けられなかったが、中央部分にオレの涎(?)でシミができていた。
オレは何かで拭きとるべきだと思ったが、『装備』とはいえ、そこ、をオレの手で拭うのはかなり躊躇われた。
「ヒメ、申し訳ございません。ヒメの『装備』に涎を垂らして……し、まい……」
―― そこまで言い掛けて、ふと、オレは気づいた。これは外から付けたモノではなく、中から滲みでてきたモノではないのか?
瞬間、オレはヒメの股間から身体を起こし飛び退いた。
「あ、えっと……か、勘違い……でした…」
オレが視線を逸らせて言い訳すると、ぼむっ、と枕を投げつけられた。
「モブの莫迦、えっち、最っ低っ!」
真っ赤になって怒っている。
それで、漸くここが『ヒメの寝室』だった事に気が付いたのだった。
あの瞬間、バルコニーから落下する危険性もあった。しかし、無意識に安全な場所として〝ここ〟を選んだとしたら、ヒメのスキル侮りがたし。
などと考えていたのだが、ヒメから意外な提案が齎されたのだった。
「ご、ご休憩…してく?」
(いや、何処でそんな言葉を覚えたのですか?)
オレは改めてベッドにあがり、ヒメに身体を重ねた。
唇を重ね(医療行為ではない)キスをした。
舌を忍び込ませると直ぐにヒメの舌が絡まってくる。
たび重なる医療行為を経て、互いの弱いトコロは周知である。
口腔を嬲りながらヒメの装備を外し儀礼的装束を脱がしてゆく。
恥ずかしそうに頬を染めたヒメも脱衣行為に協力的だ。
オレは基本的に〝半脱ぎ派〟である。
しかし、今夜は〝ヒメとの初めての夜〟である。
全て脱がすのが正しい行いだ。
最後に先ほど涎で汚した(笑)純白の『装備』を解除したら、オールOKだ。
一旦身体を起こしてオレも全てを脱ぎ去った。
ヒメの視線が終始オレの《あるトコロ》にロックされていた。
もう一度、ヒメの横に身体を横たえ、オレはまた啄むようなキスを降らせた。
そのままヒメの推定88センチFカップにアタックを仕掛ける。
右のサクランボを口に含み、左のサクランボは親指で捏ね捲る。
ヒメの喉から、声が洩れる。
「も、モブって、慣れてる、よね…あ、やん♡…向こうの世界で…な、何人の…ん、ぅ♡…お、女の子を…ん♡…な、泣かせて…きたの…ようっ!」
誤解だが、黙らせる方法なら知ってる。
オレはヒメの股の間に顔を埋めた。
ヒメは、ぱっくん、は慣れていても、ぺろ、ぺろ、にはまだまだ免疫がなかったようで『お喋り』する余裕はなくなっていった。
その後、身体の向きを変えたオレはヒメと『6と9のアソビ』を愉しんだのだった。
そして、その時がきた ――
「ホントにオレなんかで良いの?」
「莫迦ね、モブが、良いのっ♡」
そして、オレはヒメとひとつになったのだった。
それから小一時間後 ――
オレはヒメに誘われて、またさっきのバルコニーにでていた。
二人共に裸だったが恥ずかしさは微塵もなかった。
「ねえ、モブ……見て、月がとっても綺麗っ♡」
「はい、ヒメ……月が綺麗ですね」
当然ヒメは、どこぞの国の物書きが「I Love You」を翻訳した言葉だなどと知る由もないだろう。
「ふふふ」
「どうしました?」
「モブのここにぃ……最上級の『回復魔法』を掛けちゃった♡」
「ちょ、ヒメぇ!」
「ふふふ♡……朝まで、時間はまだ、たっぷり、あ、る、わ、よ、ぅ♡」
「ヒメの、エッチっ!」
「えっちな女はお嫌い?」
「いえ、大好きです、お姫さま」
オレはヒメを「お姫さまだっこ」してベッドまで運んだ。
先ほどの最終奥義では泣きそうだったヒメの顔にも次第に情欲の焔が灯り、オレたちは朝まで何度も何度も愛し合い愉しんだのだった。
何が原因でこの世界に呼ばれたのか判らないが、オレには感謝しかない!
オレみたいなモブに惚れてくれた美少女と、いや、超絶美少女と結ばれた幸運に、感謝しかなかったっ!
【つづく】
結局、今回も最後の部分は、かなりスルーしてしまった。当局のご意向が判りかねる為の措置だ。ご理解戴きたい。
もしも、万が一単行本化などという栄誉に浴する事があれば、今回も事細かに記したいと思う(笑)。
さて、ここまで予定では400字詰め原稿用紙換算250枚を目指したが、50枚ほど足りなかった。
勿論、まだまだ続きますが、今後の構想を練る為、2、3日お休みを戴きたい。宜しくお願い致します。




