Tank-top Flower for Friends
●安定感のある「学生ノリ」で突き進め。
【収録曲】
1.Blooming the Tank-top
2.ちらばれ! サマーピーポー
3.dabscription
4.ダックスフンドにシンパシー
5.俺の友達が俺の友達と俺抜きで遊ぶ
6.Bluetooth Love
7.インターネットだいすきマン
8.くそ現代っ子ごみかす20代
9.もし僕が石油王やったら
10.職務質問 ~1日に2回も~
11.Beats Per Minute 220
12.ZORORI ROCK!!!
13.hurray
ヤバイTシャツ屋さんの5作目となるアルバム。「全13曲で約40分。タンクトップをテーマにした曲とシングル曲を冒頭に配置し、そこからハイテンポな2ビート・四つ打ちのナンバーを軸に進めていき、最後はメッセージ性の強い曲で締める」という構成が固まってきた感じで、ある意味「安定感」のある出来といったところでしょうか。特に『ZORORI ROCK!!!』に関しては、キャラクター名がそのまま歌詞に出てくる分かりやすいまでの「アニメソング」でありながら、曲調からして普段の彼ららしい楽曲といった感覚がありました。
とはいえ、楽曲のインパクトは折り紙付きですし、「マンネリ」という印象はさほどありません。途中までシティポップ調になっている『dabscription』や妙に脱力感のあるアレンジの『インターネットだいすきマン』といった異なるテイストの曲も上手く織り込んでいますし、歌詞のテーマのチョイスも絶妙。中でも、『ダックスフンドにシンパシー』『俺の友達が俺の友達と俺抜きで遊ぶ』『もし僕が石油王やったら』『職務質問 ~1日に2回も~』に関しては、「よくもまあ、こんなテーマで……」と感心してしまうくらいです。
全体的に「勢い任せ」で「アイディア勝負」な面が強く、その「アイディア」次第では、今後「マンネリ」に突き当たってしまいそうな気がするのですが、少なくとも、今作に関してはしっかりと「エンタメ性に溢れる作品」に仕上がっていると言えるでしょう。ある種の「学生ノリ」でどこまで突き進んでいけるのか、これからも注目していきたいところです。
評価:★★★★★




